窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・第44週は定点0.12人でした。

2011-11-13 02:17:12 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週( 9月 5日~11日)   ・・・・2011年シーズンの始まり・・・・         
        ・・・・・       
 ・第43週(10月24日~30日)    
 ・第44週(10月31日~ 6日)  
 ・第45週(11月 7日~13日)    ・・・・今週・・・・

・ウイルス サーベイランス状況(第43週)

 A(H1)pdm   42週に1件検出、その後2週連続未検出。
 A(H3)      42週に11件、43週に15件、44週に4件、検出されました。
 B          42週に3件、43週に1件、44週に3件、検出されました。

 ・2011年シーズンの累積分離件数推移です。
               40週   41週   42週  43週   44週  45週
   A(H1)pdm     0     0      1     1     1 
   A(H3)         7    15     21    31    53  
   B             6     6      6     8    13  

 A香港型優勢で感染が広がりつつある状況です。

・定点状況推移(人)
               39週   40週   41週  42週   43週  44週
  2011年定点データ  0.04  0.06  0.06  0.09  0.10  0.12

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
 ・第34週( 8月22日~28日)     0.01人       43人   (0.04万人)
  (ボトム到達)
        ・・・・・       
 ・第42週(10月17日~23日)     0.09人      433人   (0.43万人)
 ・第43週(10月24日~30日)     0.10人      464人   (0.46万人)
 ・第44週(10月31日~ 6日)     0.12人      580人   (0.57万人

・患者報告数の予報です。

  ・12日                      0.015人              749人
  ・13日                      0.015人              755人
  ・第45週(11月 7日~13日)     0.11人      512人   5171人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  28396人   

 ・累積患者数の予報。(2011年36週以降)
  ・第45週(11月13日)                29150人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第42週(10月17日~23日)  0.08人    0.09人    -5.3%
 ・第43週(10月24日~30日)  0.11人    0.10人   +18.8%
 ・第44週(10月31日~ 6日)  0.11人    0.12人   -16.0%

 今回の定点合計報告数は580人で、当ブログ予報は487人でした。

 今回予報誤差はー16.0%になり、予報誤差範囲内でした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±19.9%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は全国で5130人程です。

・定点順位     第42週        第43週       第44週  

  1位   沖縄  2.84人    沖縄  2.07人    沖縄  1.64

  2位   山口  0.71人    鳥取  0.69人    鳥取  0.93

  3位   三重  0.39人    山口  0.49人    愛知  0.59

  4位   福井  0.38人    福井  0.47人    宮城  0.49

沖縄は第44週で27週連続の1位継続になります。

・鳥インフルエンザ

松江のコハクチョウの死骸よりインフルエンザウイルスが検出されました。

鳥の死骸は7日に発見されました。

鳥インフルかどうか判定中。

人に感染する可能性がありますので、野鳥の死骸には素手で触らない事が基本
になります。

PS

・・福島原発事故関係・・

・・11月12日状況・・

コメント

・・放射線状況


・・・原発北西20km超え地点での推移(文科省発表)

3月15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
              ・・・300μ・Sv/H(車内)   
   ・・・
10月
 9日予測値・・32.9μ・Sv/H  実測33.0μ・Sv/H  予測誤差 -0.3%   
10日予測値・・32.9μ・Sv/H  実測34.0μ・Sv/H  予測誤差 -3.2%   
11日予測値・・32.9μ・Sv/H  実測34.0μ・Sv/H  予測誤差 -3.2%   
12日予測値・・33.9μ・Sv/H
13日予測値・・33.9μ・Sv/H

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・262350μ・Sv (262.4m・Sv

到達実績
205.0m・Sv・・・8月31日  予報203m・Sv   予報誤差ー1.0%
228.2m・Sv・・・9月30日  予報227.5m・Sv 予報誤差ー0.3%
252.1m・Sv・・10月31日  予報250.6m・Sv 予報誤差ー0.6%

到達予報
274.4m・Sv・・11月30日  
343m・Sv・・・爆発から1年後
469m・Sv・・来年の11月30日  今後1年間での増加被ばく量195m・Sv  


・・・原発北西30km超え地点での推移(文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

3月15日PM・・・(147μ・Sv/H)   
   ・・・
10月
 9日予測値・・20.4μ・Sv/H  実測20.1μ・Sv/H  予測誤差 +1.5%     
10日予測値・・20.5μ・Sv/H  実測19.6μ・Sv/H  予測誤差 +4.6%       
11日予測値・・20.1μ・Sv/H  実測20.2μ・Sv/H  予測誤差 -0.5%     
12日予測値・・19.6μ・Sv/H  
13日予測値・・20.2μ・Sv/H  

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・146290μ・Sv (146.3m・Sv

到達実績
110.9m・Sv・・・8月31日  予報111m・Sv   予報誤差+0.1%
125.8m・Sv・・・9月30日  予報125.1m・Sv 予報誤差ー0.6%
140.1m・Sv・・10月31日  予報140.5m・Sv 予報誤差+0.3%

到達予報
153.2m・Sv・・11月30日  
196m・Sv・・・・爆発から1年後
288m・Sv・・来年の11月30日  今後1年間での増加被ばく量135m・Sv  


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)(文科省発表)

3月15日・・・24μ・Sv/H  
   ・・・
10月
 9日予測値・・1.09μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差 -3.3%     
10日予測値・・1.19μ・Sv/H  実測1.20μ・Sv/H  予測誤差 -3.3%       
11日予測値・・1.09μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差 -3.2%     
12日予測値・・1.19μ・Sv/H  
13日予測値・・1.09μ・Sv/H  

・・・3月15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・11333μ・Sv (11.33m・Sv

到達実績
9.19m・Sv・・・・・8月31日  予報9.2m・Sv   予報誤差+0.1%
10.1m・Sv・・・・・9月30日  予報10.1m・Sv  予報誤差+0.0%
10.99m・Sv・・10月31日  予報10.99m・Sv 予報誤差+0.0%

到達予報
11.78m・Sv・・11月30日  
14.1m・Sv・・・爆発から1年後
17.8m・Sv・・来年の11月30日  今後1年間での増加被ばく量6.0m・Sv  

以上の長期予報は放射性物質の半減期による減衰効果を考慮しています。

コメント

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。

但し政府の計算方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府計算方式    

緊急避難(100m・Sv以上)・・36km以内   (・・・28Km以内)

 避難  (50m・Sv以上)・・・45Km以内   ・・・38Km以内  

計画避難(20m・Sv以上)・・・58km以内   ・・・51Km以内   

屋内退避(10m・Sv以上)・・・68km以内   ・・・61Km以内   

法律遵守(1m・Sv以下) ・・100km以遠   (・・・93Km以遠)(赤字は数値更新)


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。

窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。

以上、御参考にしていただければと思います。

PPS

おとといの記者会見でTPP参加に一歩前に踏み出した野田さんでした。

物の動きを活発にさせる自由貿易というのは、たしかに世界全体でのGDPを
増加させるでしょうね。

そしてそれぞれの国の弱い産業は成立しにくくなってくる。

そのかわり海外から安くて良いものが入ってくるという訳ですね。


でもこの話は前提がひとつあります。

お互いの国の間の信頼が成立していることですね。

簡単にいえば、政治的経済的な意図をもって売り惜しみはしないということです。

かつては大阪や江戸の米問屋がやりました。

ちかごろは産油国がやりました。

いまは中国がレアアースメタルでやってます。


特に食料品などは、干ばつなどで国内の生産量が落ちれば海外への輸出がへる
のは人情ですね。

自国民にひもじい思いをさせてまで輸出を継続できる国はまずありません。

さてそんな時に自国の農業が弱体化してしまった国はどうなるのでしょう?


本質的に自由貿易というのは、世界が平和であり国の間に信頼感があって、お互い
それなりの利益で満足できるという状態でなければ長続きはしません。

自由貿易推進をいいながら他方、武力で他の国をコントロールしようとする大国は
その自己矛盾に気が付いているのでしょうか?

それともやっぱり「自分の国さえよければいいや」という、国益第一主義を貫くための
大義名分にすぎないのですか?

お得意の「戦略的」というやつですね、オバマさん。

コメント
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