新型インフルエンザ・沖縄はピーク値を更新

・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・流行ピークの結果　　　　　　　　４７都道府県ピーク確定状況
　・第３４週（８月１７日～２３日）　　　　　　・沖縄
　　　　・・・・・・・
　・第４３週（１０月１９日～２５日）　　　　　・北海道
　・第４４週（１０月２６日～１日）・秋田、埼玉、東京、神奈川、三重、大阪、兵庫、京都　　
　・第４５週（１１月２日～８日）　　　　　　　・宮城、岩手、
　・第４６週（１１月９日～１５日）　　　　　　・愛知、新潟　　　　　
　・第４７週（１１月１６日～２２日）　 ・大分、山口、石川、山形、群馬、千葉、長野、山梨　　　　
　・第４８週（１１月２３日～２９日） 　・滋賀、福岡、香川、宮崎、福井、全国平均　
　　（４８週は全国平均がピーク）　　・佐賀、長崎、愛媛、鹿児島、岡山、高知、岐阜、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・福島、熊本、富山、広島、栃木、茨城、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・静岡、鳥取、和歌山、奈良、島根
　・第４９週（１１月３０日～１２月６日）　　　・青森、徳島　
　　　　・・・・・・・
　・第５３週（１２月２８日～３日）　　　　　・沖縄（３回目ピーク）　　　　　　　　
　・第　１週（１月　４日～　１０日）　　　　　　　　　　　　　　　
　・第　２週（１月１１日～１７日）　　　　　　・・・・・・・今週・・・・・・・・　　　　　　　　　　　

　・流行終息度　　　　　　７４．０％

　・感染倍率　　　　　　　　０．８３倍

　・定点確定値です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　定点あたり　　　定点合計　　　　全国推計
　・第４８週（１１月２３日～２９日） 　　３９．６３人　　　　１９０８０１人　 　　１８９万人
　（第４８週がピーク）
　　　　・
　・第５０週（１２月７日～１３日） 　 　　２７．３９人　　　　１３１９７２人　　　１３２万人
　・第５１週（１２月１４日～２０日） 　　 ２２．４４人　　　　１０８０７１人　　　１０７万人
　・第５２週（１２月２１日～２７日） 　　１９．６３人　　　　　９４２２８人　　　１００万人

　・患者報告数の予報です。
　　・第５３週（１２月２８日～　３日） 　 　１４．６９人　　　　７０７９５人　　　　７５．１万人
　　・第　１週（　１月　４日～１０日） 　 　１０．４９人　　　　５０５３２人　　　　５３．６万人

　　・１１日　　　　　　 　　 　 　 　 　　 　　　　１．１５人　　　　　　　　　　　 　　　５．９万人
　　・１２日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．０７人　　　　　　 　　　　　　　　５．５万人
　　・第　２週（　１月１１日～１７日） 　 　　６．２８人　　　　３０２６７人　　　　３２．１万人

　・本日終了時点での累積患者数（全国推計値）　１８８８．３万人 　　１００人中１４．８人
　　（第２８週以降の合計です。）　　　　　　

　・累積患者数の予報。
　　・第　２週（　１月１７日） 　　　　　 　　　　 　　　１９１４．５万人　　１００人中１５．０人
　　・第　３週（　１月２４日） 　　　　　 　　　　 　　　１９１９．７万人　　１００人中１５．０人

・入院状況
　・入院　　　　　　　　　１４９３０人（　１月　５日現在）　　　　　入院率　　　０．０８２％
　・重症化　　　　　　　　　　９７６人（　１月　５日現在）　　　　重症化率　　０．００５３％
　・死亡（含む疑い例）　　 １４９人（１月　７日現在）　　　　　　死亡率　　　０．０００８０％

・予報精度経緯
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　予報　　　　　　確定値　　　　　予報誤差

　・第５０週（１２月　７日～１３日）　２７．１３人　　　２７．３９人　　　　－１．４％　　　　
　・第５１週（１２月１４日～２０日）　２３．００人　　　２２．４４人　　　　＋２．５％　　　　
　・第５２週（１２月２１日～２７日）　１７．８３人　　　１９．６３人　　　　－８．８％　　　　

　今回の定点合計報告数は９４２２８人で、当ブログ予報は８５９０３人でした。

　今回予報誤差はー８．８％になります。

　第３４週から今までの平均予想誤差は±１７．２％です。

・コメント

　入院患者数は本日累積で１５４８４人になります。（平均予報誤差は±２．９％です。.）

　感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は５１万人程です。


　累積患者数１８８８．３万人で、全人口の１００人に１４．８人が感染しました。

　そのうち未成年者は１４６９万人で、１００人に６０．４人が感染したことになります。

　成人は４１５万人で、１００人に４．０人が感染したことになります。

　累積患者数の平均予報誤差は±４．２％です。


　成人層は、まだまだ十分に感染拡大の「余地」があるのですが、なぜか「免疫」を
　持っているらしく、ウイルス君もなかなか侵攻しにくいようですね。


・沖縄の状況　　　　　　１２月２０日　　　　１２月２７日　　　　　１月　３日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（速報値）
　定点あたり　　　　　　　２６．０７人　　　　　４３．４人　　　　　５４．８８人
　沖縄推計値　　　　　　１．３万人　　　　　　２．２万人　　　　　２．８万人　　　　　　　
　累積患者数　　　　　　２９．０万人　　　　　３１．２万人　　　　３４．０万人　　　
　１００人に　　　　 　　　２０．９人　　　 　　　２２．５人　　　　　２４．６人

　累積未成年患者数 　１９．６万人　　　　　２１．１万人　　　　２３．０万人　　　
　１００人に　　　　　　　　５７．９人　　　　　　６２．４人　　　　　６８．１人


　沖縄は３４週に最初のピーク、２回目のピークを４７週につけた後、感染者は
　減少してきていましたが、ここにきてまたしてもピークにトライです。

　しかもすでに最初のピーク値を抜いた模様です。

　宮古島の保健所の年齢別感染者データによりますと、未成年者のうちの低年齢層
　にまだ感染拡大の余地があるようです。

　しかしながら、未成年者の感染割合からして、このまま「定点あたり９０人」
　などということはないと思われます。

　そろそろピーク到達ではないでしょうか。


　今のところは、このような「激しい増加」は沖縄だけに見られるようです。

　どうしてでしょうね。

　謎です。

PS

ウイルス君の「干渉効果」によって、今シーズンは季節性インフルエンザが流行しない
のではないかということは、ずっと言われてきたことですが、どうやらそのように
なりつつあるようです。

新型インフル君が季節性インフルくんを押しのけている感じですか。

話は違いますが、量子論では「パウリの排他律」というのがあり、「同じ量子状態を
２つの粒子は取りえない」ことになっています。

自然というのは、「階層をこえて」同じような機構が働くもののようですね。