ロック、フォーク、ポップス、ジャズに歌謡曲と結構聴くゾーンが広い。
本日はプログレでも、と手にしたのはカナダのプログレ・バンド、ラッシュの1980年の通算7枚目のスタジオアルバム、Permanent Waves。
当時このアルバムが出るまでラッシュの存在は知らなかったのは不覚だった。
プログレ・サウンドに親しむには、何度も聴き返し曲の構造や展開を把握し曲のキモとなる歌詞を理解する。それらを実践することによってジンワリと味が出てくる場合が多く理解出来るまで結構時間を費やすことになる。
すなわち日ごろの反復聴き込みと言う厳しい鍛錬の上に成り立つのである!
しかしこのアルバム制作に於いて、レコード会社がバンドに特別な要望を伝えた。
それはすなわち私のような厳しいプログレ修行の道から落ちこぼれたひ弱な者を救済するというコンセプトがあったかどうかは定かではないが、今までのアルバムに収録されていたプログレ・バンド特有の長尺の曲だけでなく、ラジオ番組でオン・エヤー出来るよう比較的短く且つ親しみ易い曲を今回収録する事。
その結果、一度聴けば印象に残る、The Spirit Of RadioやFreewillのような曲が誕生したのだった。
なるほどなるほど、ラッシュってこんなバンドだったんだ!
そんな事情もつゆ知らず何気に過去のアルバムを辿っていくと、これまた難解のオン・パレード。
ゲロゲロゲロ。
今では老化現象による集中力の低下によって腰が引けてしまって、時間をかけて聴き込んで行く事は更に骨が折れる。
むむ〜、ここはクールファイブの“思い切り橋”でいいかな?
ここは長崎〜、ここは長崎〜 おもい〜っきりぃ〜 ばぁぁし〜♪
と演歌に逃げてしまう私であった。
これもFreewillって事で。