風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

初めての那須(那須・塩原)1-1

2013-04-05 | 北関東(茨城・栃木・群馬)
○ 初めての那須
○ 高速を乗り継いで
○ ①もみじ谷大吊り橋
○ ②回顧の吊り橋
○ ③留春の吊り橋
○ ボルケーノハイウェイ
○ ロープウェイ山麓駅

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○ 初めての那須

友人、梓に声をかけてもらい、那須に行ってきました。
那須に行くのは初めて。緑豊かな土地というイメージです。
今回は、普段のようにあちこち動き回るのではなく、宿を拠点に温泉と食でゆっくり過ごそう、というのが目的。
そのため、道路のすいている金曜日のうちに、出発することになりました。

○ 高速を乗り継いで

那須まで、高速を乗り継いでいきました。
都筑-(第三京浜)→多摩川-(環八)→用賀-(首都高)→西那須野塩原

当日、6時に家まで迎えに来てくれるというので、4時半に起床しました。
環八が混むから、早いうちに東京を抜けたいそうです。
数時間しか寝ておらず、寝不足ですが、アズサは寝坊したとのことで、30分遅れてやってきました。
予定より30分遅れてしまったため、6時台なのにもう道路はかなり混んでいます。

これが毎朝のことだと言われ、実際の混雑ぶりを目にして驚きました。
車通勤の人とか仕事の人とか、大変だわー。それでトラックは深夜に運転するのね。
ゆっくりと多摩川を渡ります。



じりじりと移動し、1時間ほどかけて用賀に着きました。
混んでいましたが、あと30分遅かったら道路はもう動かなくなって、ギリギリ抜けたという感じなんだとか。
用賀からは下りになるため、すいていて快調。反対車線の東京方面の道路が混んでいます。
快適に隅田川を渡りました。



途中、蓮田SAで朝食休憩。明太子バゲットを食べます。
飛行船がふわふわと飛んでいました。



気球まで。春の陽気に誘われてでしょうか。



西那須野塩原ICで高速を降りました。
11時半になっており、家から5時間かかったことになります。
やはり、東京を抜けるまでのロスが大きかったようです。
道の駅「アグリパル 湯の香しおばら」に寄ってみると、五月人形が建物の真ん中に飾られていて、のどかな雰囲気でした。

○ ①もみじ谷大吊り橋(長さ320m、幅1.5m、主塔高26.2m、人道橋、箒川、300円)

那須に大きな吊り橋があると聞いていたため、400号を通ってまずそこに向かってみました。
地図を調べて、もみじ谷大吊り橋へ向かいます。



塩原ダム湖に渡された、長さ320m、幅1.5m、主塔の高さ26.2mの歩行者専用橋。
「無補剛桁歩道吊り橋として本州一長い」と書いてありますが、読むことさえできずに二人で「む・・・むほ・・・」と言い淀みました。(正確には、むほごうけた)
アズサに(当然知っているでしょう?)という目で見られますが、聞くのも初めての言葉。
補剛桁(トラス)ではなく、ワイヤーロープを横に張って、橋の強度を高めた構造だそうです。
完成当初は日本一でしたが、今では九州の九重"夢"大吊橋に抜かれてしまい、本州一になったとのこと。



足元は木板で、真ん中からはグレーチング(鋼が格子状に組まれた床版)になっていて、上から湖面が見え、なかなかスリリング。
空中散歩は心地よくて楽しいけれど、揺れないのがちょっと残念。



私の好みには頑丈すぎますが、アズサは喜んでいます。
吊り橋吊り橋と言う私につき合って、意識して渡るのは、これが初めてだからだとか。



もっとハイシーズンに来たら、新緑や紅葉を楽しめたんだろうなとも思います。
渡りきった対岸は公園になっていました。

○ ②回顧の吊り橋(長さ100m、幅1.0m、人道橋、箒川)

その近くに、別の吊り橋があるとわかったので、行ってみました。
回顧の吊り橋といいます。「なにをかいこするんだろうね?」「お蚕さんの蚕から来たとか?」と言っていたら、「みかえり」と読むんだとか。
読めないわー!
高さと揺れは塩原一だそうで、いい感じです。



道路から水面へと下って行きながら、アズサに吊り橋が好きになったきっかけを聞かれて、語りに入りました。
まあ、普通の人(?)にとっては、不思議かもしれませんね。それにアズサとは長いつきあいなので、最近目覚めたことがまた不思議なようです。
好きな吊り橋の候補3つも語りました。
①木製、②歩行者専用、③揺れる。この3点が揃っているものは、かなり好みです!



そんなレクチャーが終わった頃、橋までたどり着きました。ダム湖にかかっている吊り橋で、真ん中から、いましがた渡ったもみじ谷大吊橋が見えます。
静かな雰囲気のいい場所でした。



○ ③留春の吊り橋(長さ20m、幅1.0m、人道橋、箒川)

回顧の吊り橋のところの地図を見ると、この辺りはほかにも吊り橋が多いことがわかりました。
そうなのね?ガイドブックには特に載っていなかったので、てっきりないものと思っていましたが。



塩原温泉街は「温泉と滝と吊橋の町」とうたっているのだそうです。
思わぬラッキー!今回は特に予定のない旅ですし、吊り橋巡りができそうです。



地図を撮影し、それを見ながら留春(りゅうしゅん)の吊り橋へと向かいます。
かなり急な石段をどんどん沢の方へと降りて行きます。
「これ、帰りには登るんだよね」と、ちょっとげっそりしながらも向かった橋は、小さなものでしたが、渡ったところにある滝がとてもすてきでした。





アズサは大学生の時、奥多摩の川下り中にボートから落ちてしまったことがあるそうです。
泳ぎが得意なため、そのまま泳げると思いきや、川の流れに巻き込まれてなかなか川面に顔を出せず、死を覚悟したとのこと。



落ちないように気をつけなくてはね。
吊り橋もだんだん揺れる私好みの感じになってきています。



でもここから車を停めた場所まで戻るのが大変でした。不規則な石段を延々上がって、すっかり疲れてしまいました。
塩原の吊り橋はここまでにしましたが、ほかにもいくつもあることがわかります。
箒川沿いの塩原渓谷には、吊り橋や滝が点在しているようです。
やっぱり現地まで来ないとわからないものがあるので、ガイドブックばかり頼みにしてはいけませんね。

○ ボルケーノハイウェイ

それから那須方面へと向かい、茶臼山のロープウェイ乗り場を目指しました。
場所は那須の中心よりも北の方です。
車酔い止めベルトはしているものの、寝不足すぎて体調はイマイチ。
那須の中心を抜けて、道は山道にさしかかり、クネクネカーブが延々と続いたため、すっかり酔ってしまいました。
かなりつらくなって、目を開けることもできません。
さすがはボルケーノハイウェイだわ。(よくわからないけど)



○ ロープウェイ山麓駅



さんざんカーブを抜け、ようやく乗り場まで到着しました。
気持ち悪さにつぶってきた目を開けると、根雪が残っていて驚きます。

標高970mの那須湯本から1400mの高さにまで登ってきたことになります。これでも十分、登山です。
標高1915mの茶臼山が近くに迫っていました。
山肌には雪がまだ残っており、その迫力に驚きます。



那須山脈のうち一番高く、活火山で、白い煙を上げ続けている山。
ここから山頂駅まで、ロープウェイに乗ればあっという間だけれど、あまりに気持ちが悪くてとても乗るパワーはありません。
加えて、この日は天気はいいものの、ガスがかかっていて、山の下が全く見渡せないため、ロープウェイに乗っても見晴らしが望めないと思い、やめておきました。
それに、まだ雪の残る山を歩く時には、とがったスパイクのついたスノウブーツが必要だそうです。私たちは普通のスニーカーだし、無理はしないことにします。
少し休憩してから降りましたが、やっぱり下りのカーブもきつくて、またすぐに車に酔い、死ぬ思いをしました。

1-2に続きます。


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