風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

みちびきたずねて東海へ 2-2

2014-09-14 | 中部(東海)

2-1からの続きです。

○ カエルとワシと二見岩

この日は予定が盛りだくさんで、あまり長居はできないのに、二人ともつい夢中になってじっくり周ったため、時間の経過に驚きます。
予定にあった海の博物館は飛ばして、二見岩へと向かいました。

はじめは訪れるつもりはなかった場所ですが、叔母に御朱印を頼まれたためです。
(最近では、親親戚からの御朱印頼まれ屋になっているような...)



二見興玉神社にはワンサカ人がおり、人込みに驚きました。
ワイワイとにぎやかで、寺社好きというより、観光地感覚で訪れているといった人ばかりのような気がします。
まあ、江戸時代のおかげ参りも、そんなノリだったんでしょう。
人が多いのもうなずける、海沿いの神社。絵になります。



カエルの像がたくさん奉納されていましたが、ここでのカエルブームは数年前に始まったばかりだとか。



どこを向いてもカエル、カエルで、え~と思いましたが、拝殿横にいたカエルはカワイイ顔をしていました。





拝殿の奥に、太いしめ縄でつながった二見岩がありました。
岩の上に立てられた小さな鳥居の上に、オオワシが止まっていて、とっても絵になりました。
鳥居に鳥がとまっている光景、すごく好きなんです。だって鳥居ですからね。



○ あさり焼き

真珠島でランチにしなかったので、おなかがすいています。
参道の食事処でお昼にしようとしましたが、待っている人が何組かいたため、諦めました。
伊勢うどんを食べたことがないというQちゃんに体験させたかったんですが。



店頭で大あさり焼きを売っていたので、半分こして食べました。



たしかに大あさり。食べ出がありましたが、これじゃあおなかいっぱいにはなりませーん。
混雑から逃れるには、観光地を離れたところに行かないと。

○ お伊勢さん渋滞

ミキモト真珠島を出て、一路伊勢に入りました。
まずは内宮、と思ったら、ものすごい車の列ができていて、道路が全然動きません。
お伊勢さん渋滞ですね。
伊勢神宮はまだまだ先です。2人ともそれぞれに来たことはありますが、すいている時だったため、驚きました。

道路が固まってしまい、青になってもまったく動きません。
そこで方向を変えて、猿田彦神社へと向かいました。

○ 猿田彦神社

導きの神様、猿田彦神への参拝を、今回かなりメインに置いていました。
サルタヒコと夫婦になった、華やかな朱塗のアメノウズメの神も摂社に祀られていました。
女神様だからか、女性に人気のようです。



彼女は芸術の神様なので、これまでもお参りしていましたが、今私に必要なのは、導きの神、サルタヒコ神の方。
社殿は改装中でした。

せっかくなのでここの御朱印帳をいただこうかな、と思いましたが、持っているものに御朱印を書いてもらったので、次の場所でいただくことにしました。
ここで、一冊目の御朱印帳コンプリート。やった~!
鎌倉七福神の時に求めた、私にとってのファースト御朱印帳です。
ここでおみくじを引いてみました。結果は・・・大吉!
わあ、いいことありそう!



○ 外宮へ

それから再度お伊勢参りを試みましたが、またもや参拝渋滞にはまってしまいました。
ようやく抜け出し、外宮に方向転換します。
お互い内宮は参拝していますが、外宮はまだ行ったことがないのです。
だから今回は、内宮はなしでも外宮をお参りしたいところ。

内宮と外宮は結構離れています。
五十鈴川が流れていないと、少し物足りない感じ。
旅行会社名の書かれた小旗を掲げて行列の先頭に立つ添乗員さんがあちらこちらに。
ツアー客が多いなあと思います。



参拝時、境内にはスーツ姿の男性が一人、神主さんに付き添われて、榊の枝を供えて祈願していました。
特別祈願だったのか、有名人だったのか、わかりまんが。

連休だしおかげ年だし、とにかく境内は混んでいました。
外宮をお参りし、大木に触れてパワーをもらい、御朱印をいただきます。



ここで、遷宮記念の御朱印帳をいただこうとしましたが、外宮にはないと言われました。
次は猿田彦神社か伊勢神宮の御朱印帳にしようと思っていたのですが、外宮の社務所には、オーソドックスなものしかおいていないとのこと。
再び渋滞の中に入って外宮から内宮に行くパワーはなく、御朱印帳は諦めました。

○ またもやランチ難民

そんなこんなで、渋滞にはまったことで予想外に時間がかかってしまいました。
昼の時間もすぎて、おなかはすく一方ですが、食べる場所がありません。
昨日に続いて、今日もお昼抜きなんて~。わ~ん。

○ 伊賀一宮の敢国神社

伊勢を抜けて、松坂市、津市を通り、伊賀へと向かいます。



2人とも十分ひもじいのですが、今度はそろそろ神社の受付が閉まる時間になってきたので、やっぱりランチ休憩は取れません。



向かったのは、伊賀一宮の敢国神社。
辺りは静けさが漂っています。
長い参道を歩いて、境内に入りましたが、神社全体がシーンとしています。



社務所の戸もぴっちりと閉じられて、無人。
4時半で、すでに受付は終わっていました。人がいる気配もありません。
御朱印をもらえずにがっかりしましたが、この日は近くに泊まるため、明日再挑戦です。

○ 二宮、三宮

一宮のあとは、二宮、三宮も参拝しました。



一宮よりも、くだけた感じの古くてユニークな狛犬が多いなと思います。
やはり一宮は、格式が高いため、庶民も遠慮するのでしょうか。
あるいは、一宮の方が、お断りするものでしょうか。



心落ち着く風景が広がります。



上野市に入りました。マンホールがいい感じ。



神社の前のバス停は「服部」でした。
・・・半蔵!?



○ イガギュー

この日のホテルに到着。ふー、くたびれた。
やっぱり渋滞の中にいると、疲れますね。
ホテルから夕暮れを眺めます。



しばし休憩してから、再び出かけます。
目的地は、宿で教えてもらった、伊賀牛直営店。
伊賀牛とは初耳ですが、三重県の特産なんだとか。
おなかがすいた私たちにとって、もはや何を食べてもおいしいのですが、その魅惑の響きに魅せられました。
「イガギュー、食べたい!」

住所をよく見ると、伊賀市ではなく隣の名張市です。
えー、意外に遠いのね。
それでも、おなかが空いた私たちは、ネコまっしぐら状態で車を走らせました。

○ 隣の市まで食事を取りに

名張市って、地名としては知っていますが、それ以外のことは、はてよく知りません。
考えようとすると、つい尾張氏の方に頭が行ってしまいます。
おなかがペコペコだからね、きっとそうね。

車を飛ばして名張に行き、直営店にたどり着きました。
ああ、伊賀牛はもうすぐね!
店の外にはパイプ椅子が10客ほど並べられ、暗がりの中に人が7,8人座っていました。
なんだか見慣れぬ光景です。



みんな、めいめいにスマホなどをいじっていて、よくわかりませんが、この人たち、もしかして席を待っているのかしら?
ビギナーすぎて、システムがわかりません。
はじめは椅子の横に立っていましたが、動く気配もないため、お店に入って聞いてみました。
すると「ケータイ番号を書いてください。順番が来たらお電話します」と言われて、自分の番号を書きました。
人気店なんですね。あとは連絡が来るのを待つばかり。

椅子に座って待ちます。
長いメールを打っていたQちゃんが、送信を済ませて「名前書いてきた?」と聞いたので、「うん。電話番号を書いたら、電話がかかって来るみたい」と話しながら、宿にケータイを置いてきたことにハタと気づきました。
これじゃあ、自分たちの番が来ても、いつまでも気づかないままです。
「ごめーん、電話番号書いてきてー!」
Qちゃんの番号に直してもらいました。

○ イガ尽くしの夕食

30分ほど待って、Qちゃんの電話が鳴りました。ようやく私たちの番が回ってきたのです。
連絡方法に問題がなかったようで、ほっと一息。
伊賀牛の取り合わせを注文しました。



ほっぺたがこぼれおちそうなくらいに、美味しかったです~。
伊賀豚や鳥も出てきて、まさに伊賀尽くし。



朝は磯料理でお昼抜きだったので、お肉をふんだんにいただきました。
お肉を十分に食べて、締めはごはん。
若戎サイダーと忍ジャーエールもありました。



テンション上がりまくりの私たち、「さらに締めのラーメン、いっちゃう?」「大丈夫、まだ入る!」ということになり、ホテルの隣のラーメン屋で小どんぶりを頼みました。



親子連れが多く、にぎわっている人気店。結構なボリュームで、普通サイズを頼んだQちゃんは、食べきれずに残してしまいました。



日中は30度超えた暑い日でしたが、夜は涼しく、過ごしやすくなります。
それにしても、旅に出てから連日昼食抜きになるなんて。
いよいよハードな旅となりつつあります。

3-1に続きます。

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