ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

かっぽれ

2010-03-25 | 日々の想い
カッポレ

20代後半頃に、金曜日深夜の番組「11PM」を良く見ていた
中でも服部名人が海外の未知のターゲットを紹介したりする、釣りコーナーが目当てだった
当時は未だロウニンアジは「GT」ではなく「カッポレ」と呼ばれていたが、その豪快なファイトシーンに目を奪われた
釣りコーナーのオープニングでは、カジキのトローリングシーンがバックに写されていたけれど、僕は何故かカジキよりもカッポレに憧れを抱いた
3月10日の記事「ザ・ファイナル」にGTに挑戦したいと書いたけれど、昔見たカッポレの事が頭の片隅に残っていたのだろう


<写真はAngler's Highからお借りした>

陸からボーグでカッポレ=GTを釣る!
書くのは簡単だが、実行するには、僕が超えなければならない壁は果てしも無く高い
先駆者達の道具立てを見てみても、対GTのそれは対アカメの比ではない
僕がアカメ挑戦で用意したPEラインは、ダイワのソルティガ センサー68lb3号だったが、GTでは113lb8号は必要だと言う
GTの力がそれだけ強いと言う事なのだろうし、そのファイトに耐えられる体力、気力が必要だと言う事だ
オフショアからでも相当の体力が要求されるGTに、アングラーにとっては大変なアドバンテージを背負わされる陸から挑むのである
つい最近還暦を迎えた僕に、果たしてGTと格闘する体力が残っているのだろうか・・・





現在販売されているGTルアーはペンシルタイプとポッパータイプが主流だか、サイズは最小クラスでも20cmを超えているし、重量は重いものだと150gはある
「ボーグで」釣りたいと言っても、既存のボーグではおそらくGTには通用しないだろう
ではどうすれば良いのか・・・
ボーグ・フックシステムを、既存のものから大型に変更する
これはフックシステムの背骨に当たる形状記憶合金を、長くすれば解決可能だ
ルアー部分は、僕が木製のものを作る他ない
昨年長崎のBFT荒木さんがそれを行って、オフショアながらもヒラマサをゲットされている
果たしてルアー作りなど全く経験の無い僕が、GTを惑わせヒットさせるルアーを作れるのだろうか・・・



陸からGTを!となれば、トカラ列島の堤防が真っ先に頭に浮かぶ
しかし、トカラなら何時でもチャンスがと言う訳ではなく、トビウオの群れが接岸する時期に限られる
トカラと簡単に言っても、鹿児島から船で半日位かかる遠方である
トビウオの接岸時期と言えども、毎日GTがルアーの届く範囲に入ってくる訳ではないらしい
GT狙いの先人達は、5日から10日は島に滞在してチャンスの訪れを待つと言う
名古屋~鹿児島往復の飛行機代、鹿児島~トカラ往復の船代、トカラでの滞在費、高価なGTロッド、リール、ライン、リーダーetc.あらゆる物を新調しなければならない
金は溜めれば解決出来るかもしれないが、一週間、10日間と言う時間を作ることが出来るのだろうか・・・



考えれば考えるほど、前に立ちはだかる壁が高くなる
やりたい! 
でも、自分に出来るのだろうか?
アカメと違って、最初の一歩が中々踏み出せない状態が続いている

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22 コメント

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カッポレ (けんたっくす)
2010-03-25 22:41:26
こんばんわ^^
カッポレ・・・小学校低学年の頃、近所の釣り具屋で、カッポレと書かれた魚拓を目にして、
憧れを抱いたのを思い出しました^^
あれはGTの事だったんですね・・・^^
今、初めて知りました・・・m(>o<)m
なんだか謎が解けた感じでスッキリした感じです。
なんか・・・ありがとうございます^^
小学校の頃は釣りが大好きで、
愛読書は魚図鑑、カッポレという魚の存在を知って衝撃的だったのを覚えてます

15年位前の話ですが、私のヒラ師匠が浜岡原発で70~80cmのロウニンがたくさん釣れてたと話してくれました、死滅回遊魚のGTですが
温水で越冬し、居着き?なのかな?・・・でかくなるのです、今でも50,60cmクラスが上がってるみたいですよ^^
ヒラのタックルで応用出来そうだし、シーズンに(12・1月)に狙ってみてはどうでしょうか^^


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かっぽれ2 (けんたっくす)
2010-03-25 22:50:36
そう言えば、先日、私のヒラ師匠が、15年位前は浜岡原発で80cmのロウニンがたくさん釣れてたと話してくれました^^

死滅回遊魚が温水で越冬するんですね、

今でも50・60cm位のがたまに上がってるそうですよ
返信する
ハイパー・インパクトアンカー (カンタボーグ山本)
2010-03-26 00:22:55
rinyosiさん
願いは果てしないですね。
それがrinyosiさんの生きる糧となるのならぜひ追い続けてください。
ファルコンのフックユニットでもロッドを経由した人間の力で破断させることは困難なのでGTをランディングすることも不可能ではないと思います。
しかし巨大魚に完全対応させたハイパー・インパクトアンカーがあればさらに新たなボーグフィールドが広がると思います。
ボーグルアーはインパクトアンカーが核になっているからですね。

ロングジグ、大型ツナ用40~60センチ極薄躯体スリムミノー、15~18センチ大型平鱸用ミノー、大型シイラ、ヒラマサ用ペンシルなど、実現できると考えています。
ハイパー・インパクトアンカーと1.2~1.3ミリ径の強化SMAブリッジを供給させて頂く事で最強のペンシルやジグをセルフメイクして頂けるとも思っています。
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けんたっくすさんへ (rinyosi)
2010-03-26 08:15:42
カッポレは小笠原でのGTの呼び名みたいですね・・・
余りに激しい引きなので、それと闘う釣り人が「かっぽれ」を踊っている様だからとか、釣上げた嬉しさで釣り人が踊る姿が「かっぽれ」を踊っているようだとか、語源には諸説があるみたいです(笑)

浜岡原発から流れる暖かい海水でGTが冬でも死滅せず大型が釣れる!って話は僕も聞いた事ありますね。
しかし、浜岡みたいな特殊環境を除けば、トカラ辺りが北限と聞きますし、トカラは特に大型が多いとも聞いてます。

しかし、トカラの陸っぱりで、ボーグで、となると生半可の覚悟では・・・
スタートラインに立つだけでも大変そうです(大汗)

やれるのか?やれないのか?
あらゆる意味で揺れ動いている真っ最中です。
何時もなら考える前に走り出す僕ですが、それだけハードルが高く、リスクも大きな挑戦だと言うことなんでしょうねぇ。
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Re:ハイパー・インパクトアンカー (rinyosi)
2010-03-26 08:27:57
カンタさん、ハイパー・インパクトアンカー!非常に響きが良い単語ですね!力強さ、頼もしさが伝わってきます。

ハイパー・インパクトアンカーと1.2~1.3ミリ径の強化SMAブリッジを供給して貰えるのなら手作りの対巨大魚ボーグが実現出来そうですよね。
問題は、僕がセルフメイク出来るのか否かでしょうね・・・
早急に市販のGTルアーを入手して、分解して構造や材質を調べてみます。
フックユニットの装着方法など、これから色々相談に乗ってくださいね。
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Unknown (工藤)
2010-03-26 10:42:33
オカッパリGTは私も年に1回はやってますよ~♪
ホントに危ないですが、魅力がたっぷりですね(爆)

オフショアでは当たり前の事ですが、自分の体力に合わせたタックルセッティング(ドラグ値ふみめて)がとても重要です。

過去、某島に言った時に地元のアングラーから教わった事があります。
それは「一番弱いところを、フックに持っていく」という事でした。
ロッド・リール・ラインと、全てが強いタックルで挑めば、最悪ドボンが待ってます。

一番大切なのは自分の命で、次に大切なのは魚の命です。
内地から沢山の人が来て、ブチブチとラインブレイクし、武勇伝のように語る。
それがかなり辛いとのことでした。

ボーグルアーはそのフッキングシステムから、フックポイントの1っ箇所に掛かる加重を分散させるメリットがあります。
それを計算したタックルセッティングをご一考ください。
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ラインブレイクは避けたいですね (カンタボーグ山本)
2010-03-26 11:24:44
切られると凄かった話になりますが
聞いていて辛いだけです。
武勇伝でもなんでもありません。
取り込んでこその釣りです。
しっかりしたリリースも可能ですから。

ブレイクするなら針伸びが何よりです。
ボーグルアーは工藤さんが言われるように針が伸びにくいので(言い換えれば魚体推進力そのものへの制動力が強い)太すぎる針はライン負けを起こしアングラーとブレイク後の魚に負担がきます。
やや細いと感じる針で行くべきです。
それと、はっきりお伝えしておきますが
かなり危険なファイトになるでしょうね。
さおを放りだすくらいなら始めから投げてはならないでしょう。
船ではストラクチャーの反対に魚を引きだし、必要なら追ってゆけるのでドラグによるやりとりの可能性がありますが岸からゆるいドラグでは負けが決定します。
大型GTのパワーを戦えるドラグ設定でかつ「立ちで受ける」のは互いに危険。
小型だけが来るとは限らないので基本的に難しい釣りだと推測します。
「凄かったよ!」
では魚もかわいそうです。
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工藤さんへ (rinyosi)
2010-03-26 15:44:18
工藤さんは陸っぱりGTの先駆者ですか?!

見聞した知識だけですが、かなりゴツイ道具立てでの勝負ですから、最終的には巨魚との命を張った力比べになるのでしょうね・・・
そうなると何処かにブレークポイントが無ければ、僕が力負けした場合、竿ごと海へ引張り込まれる事になりますよね。
高知のアカメハンターも、力で叶わぬ相手がヒットした場合に備え、いつでも自分でラインを切る為のラインカッターを持っていると話してました。

「一番弱いところをフックに持っていく」
参考にさせてもらいます。
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Re:ラインブレイクは避けたいですね (rinyosi)
2010-03-26 16:06:13
トカラの堤防でも、磯でも、どんだけ太いリーダーを使っても、GTが逃げる方向に拠ってはカクレ根でのラインブレークは避けられないようです。
其処をどうかわすのかは、一重にアングラーの経験と技量に掛かっているのでしょうね。

かなり危険なファイトになる事は、十分に認識してる心算です。それゆえ始めの一歩が、容易に踏み出せないのです・・・

もし失敗して事故でも起したら、いい歳したおっさんが己の力も顧みず・・・と、非難されるのは必至ですものね。

僕も魚も、可哀想な事にならない為に、挑戦を断念すると言うのも、一つの選択肢かと思います。
しかし、それは全ての準備を整えた上、現地で先駆者達のファイトを目の当たりにしてからの結論でも良いのでは、とも思います。

頭の中だけの想像では無理だと思えたことも、実行してみたら意に反して上手く行ったり、又逆に、十分やれるはずだと計算して臨んでも、現場の状況から無理と言った事もあります。

出来れば一度は現場へ下見に出かけ、それからもう一度判断したいと思います。
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Unknown (工藤)
2010-03-26 17:24:08
磯ヒラに魅せられた人は、ショアGTに一度は憧れちゃいますね(笑)

埼玉在住としては、予算や時間的になかなか回数をこなす事が出来ませんが、毎年一回は「旅行」という名目で何処かしら行ってます。
また友人もその手の「どこかおかしくなった釣り人」が多いです。

私はトカラ堤防は、釣行した友人は皆さん壊れて帰ってきますね♪

体力的な問題の判断基準として、駿河湾のバラムツを試してみては如何ですか?
前出した友人は、何時もこの釣りでタックルチェック&釣り感を取り戻していると言ってました。

船なので、ショアGTとは趣旨が違うかもしれませんが、近海で「大物釣りとはどんな感じ?」を知るには便利という事らしいです。

太いラインのノット強度一つとっても、まずは大きな魚を釣る経験をする事をお勧めします。
それこそ、スプールへの糸の巻き方一つとっても学ぶ事が多いです。

頑張ってください♪
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