ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

蜘蛛の糸

2007-01-31 | 平鱸(ヒラスズキ)
折角ファルコンにヒットしてくれた貴重なヒラを、二週連続でバラすという地獄に陥ってしまった
バラすのは腕が悪いのだ!と言ってしまえばそれまでだが、バラシに至った原因を究明し対策を立てて、地獄から這い上がりたい
何とかして這い上がる為の「蜘蛛の糸」を見つけ出さねばならない


神子元でのバラシは、甘いアワセが原因であった
この原因は釣りを再開したばかりの頃には多々あったものの、最近はかなり少なくなって来ているが、久々のヒラのヒットで慌ててしまったのがいけなかった
突き詰めればヒット体験が少なく、考えなくても体が反応するレベルに達していないのだろうが、絶えず「アワセ、アワセ」と心に唱える事である程度は防ぐ事が出来ると思っている
現に先回の西海岸では、アワセを入れる事までは順当に出来ていたのだから
この原因の対策は、多分これでOKの筈だ(→おそらく大丈夫でしょう)


問題は先回のバラシである
アワセは出来た、ボーグのクリンチフッキングもされていた
それでも波で一瞬緩んだラインテンションの為に、フックが外れてしまった

ホームでもスズキを抜き上げ岸に置いた拍子に、又ネットランして堤防にネットを置いた時に、自然とフックアウトしていた経験は多い
それらはどうもバーブレスフックを使っている為に起こるのではなかろうか?

今まで獲ったスズキに掛ったフックを、苦労してペンチで外した経験は皆無である
バーブレスゆえ、簡単にフックを外す事が出来たのだろう


人に強いる心算は毛頭無いが、自分は獲ったスズキは殆どリリースしている
リリースするためにはバーブレスが便利だし、釣りを再開した当初誤ってフックを自分の手の甲に刺してしまった時に、フックのかえしの為外すのが大変だった経験から、現在はバーブレスフックしか使っていない

しかしこの際、磯ヒラと伊良湖を攻める時だけは脱バーブレス宣言を実行する事にする
一生に何度も会えないランカーを、真剣に獲りに行く為には躊躇はない
もう二度と同じ後悔はしたくないからだ


ただ自分の様にPEラインを使う限り、例えフックにバーブがあっても解決にはならないというアドバイスも貰った
何となれば、伸びがないPEで引き合う事で、フッキングした魚体の穴が広がるからだと聞く
ナイロンラインならば伸びがあるので、引き合っても比較的その心配は少なく済むと聞いた

しかし、同時に二つの対策を行なうと答えが見付かり難いので、先ずはバーブレスを使わない対策で結果を確認したいと思う

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天国と地獄

2007-01-29 | 平鱸(ヒラスズキ)
狙い通りに西風は吹いてくれたが、強烈過ぎて波が高過ぎたのであろうか
良いサラシが拡がってはいるが、どのサラシへファルコンを打ち込んでも、ヒラからの応答も無く初日が終ってしまった

二日目となる28日早朝は風も収まり、波の状態は最高である
オーナー秘蔵のポイントへ向かう事になっているが、最近其処を嗅ぎ付けたルアーマングループに頻繁に叩かれているので、ヒラもかなりスレてしまったと聞いている
今日も彼らに先行されてはと、何時もより早めに磯へ向かったが、既に駐車場にはルアーマンらしき他府県NOの車が駐車している
幸いエンジンを掛けたまま車中で仮眠している様子なので、先行して磯へ入る事が出来た

暗い内から攻撃を開始したが、程なくヒットが在った様子がオーナーのヘッドランプ点灯から解った
残念ながら、自分のファルコンへのアタックが無いままに、夜明けを迎えた
「何故凛さんの方へヒットしないんだろう」とオーナーが気遣ってくれるが、それが経験と腕の差だと素直に思える
          (→オーナーの早朝の1本)
磯を移動し、この磯中で大本命のポイントへ向かった
投げ始めて暫らくは、全く反応が返って来ない時間が過ぎて行く
ファルコンを重心移動タイプのシャフトSB/Iron パープルクォーツに替えたところ初めてコンとチェイス!姿は見えたけど乗らない・・・
又時間が過ぎる・・・
今度はオーナーのシャフト・ソリッドにヒットするもこれ又乗せられず
ヒラはいるのだが、やはり心配通りスレているらしく、素直にバイトしてこない
スローリトリーブ+トゥイッチの誘いから、スピードを速めたストップ&ゴーに切り替え、パープルクォーツがサラシに突入する間際にガッツーンと待望のヒット~!!
尽かさずガンッとアワセを入れ、竿尻を下腹に追っ付けて左手でグイッとロッドを立てた
その拍子にヒラが水面に姿を晒し、次いでバッと反転した時にその太い銀ピカの腹が目に飛び込んできた
意外にでっかい!しかし、岩場へ潜られない様に予めドラグは一杯に締めてあるので、ラインを引き出されることは無い
左手でロッドから伝わる重みに堪えながら、右手でリールを回して確実に距離を詰めて行く
やっとヒラの顔を水面に出させる事が出来た
駆けつけて来てくれたオーナーが左手から例の70cm枠の玉アミを入れてくれ、ヒラの姿が玉アミに入った!

ホッとした瞬間大きな寄せ波が来て、我々が立つ大岩下の大きな空洞の中に、アミもろ共ヒラが押し込められてしまった
その時バキッとメガドライ玉の柄の先端部分が、無残にも折れてしまう!
しかし、ロッドにはまだヒラの重みが残っている
波が今度は引き波となって、ラインの先にヒラを付けたまま、再び空洞から戻ってきた
チャンスは残された!

オーナーが自分の玉アミを手に戻って来る前に、もう一度来た波がヒラの体をフワッと持ち上げた時、ヒラはそのまま姿を消してしまった・・・・
一瞬ロッドのテンションが緩んでしまったのだろうか、嘆いても悔やんでも、もうヒラは海中へとその大きな姿を消し去ってしまった

がっくり気落ちしたが、まだ諦めてはいけないと攻撃を続けて暫らくしてから、もう一度ガンッとヒットがあったが乗らず、その後は全く反応が無くなってしまった
          (→ファルコン128ポッパー・プロトタイプ)
その後、暗い内にオーナーが1本上げた場所へ引き返した
途中駐車場で寝ていたルアーマンとすれ違ったが、彼は3ヒット1ゲットとの事である
我々に続き、彼にも散々ルアーで叩かれたであろうポイントで、オーナーは更にプロトタイプのポッパーで60クラスを1本追加する(→スレたヒラに効果ありです)
自分も諦めず投げ続けたが、再びヒラが微笑む事は無かった
          (→早朝の1本は78cmあった)
磯から上がった後に検量した結果、1本目が78cmだとこの時初めて判明した
その大きさから判断すると、逃がしたヒラはランカークラスだったろうとオーナーから聞き、更に悔しさが募る
あのヒラが獲れていれば、昨年追い求め続け叶わなかった思いが、憧れのヒラで一気に果たすことが出来たのである(→嬉しくて天国に登る心境だと思います)
しかし、取り逃がした落胆は、それこそ地獄へ通じる奈落を落ちて行くのに等しいのである

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炎のラン&ガン

2007-01-28 | 平鱸(ヒラスズキ)
先週末に引き続き、今週末も金曜仕事終了後に伊豆へ向かった
今週末は低気圧の通過で強い西よりの風が吹き、先回入れなかった西海岸の磯に入れる可能性が極めて高いのである

27日土曜日早朝の風は想像以上に強烈で、本命の磯は波が高すぎて例えヒットしても取り込み不能の恐れがあるために、オーナーから急遽予定を変更する連絡を受けた
南部から叩けるポイントを攻撃しながら北上し、松崎に戻る事に予定を変えての出発である

最初に向かった場所は、何度も攻撃した事がある場所であるが正面から吹き付ける向かい風が強烈である
先週の実績機ファルコン128シャフトSB/Ironソリッドを付け、沖のサラシに向かって打ち込む
今回も強風下の攻撃なので、風に翻弄され難いMOSS13ftを選択した
20分程攻撃したが、ヒラからの応答は無し!
この場所は見切って次の場所へ移動する・・・

時々車を止めて波の状態を見て、オーナーは入れる場所を探りながら車を走らせる
二箇所目は道から一気に急斜面を下っていく小場所である
此処は向かい風ではないが、左からの強風が狙った場所へ打ち込むのを妨げる
それでもサイドキャストでどうにかの場所にファルコンを打ち込み、スロー・リトリーブにトゥイッチを入れながら誘うが、ヒラからの応答は無し!
小場所ゆえ通すコースも限られているので、僅か10分ほどで攻撃を打ち切り、今下りてきたばかりの急坂を喘ぎながら上って車に戻る
同じラン&ガンでも、通常のマルのそれに比べるとかなりの重労働である(大汗)

3番目のポイントは後に直ぐ岩壁が迫っているので、ロッドを思ったように振る事が叶わず、ファルコンを打ち込むことさえ苦労する
オーナーが以前80オーバーを上げた実績ポイントであるが、ここでもヒラからの応答は無かった・・・
           (→良いサラシが拡がっているのだが・・・)


      ・・・・・・・・・・・・<小休止>・・・・・・・・・・・・・

早朝からのラン&ガン後暫らく休みを取って、午後2時に又工房でオーナーと落ち合い、12月にも攻撃した午後に実績がある磯へ向かう
先回は入りたい場所にグレ師が入っていたが、今日は強烈な風の為エサ釣り師の姿も無い
20分程攻撃するもやはり、ヒラからの応答は無い!
この場所を見切り次の場所に向かう事になった

だいぶ陽が傾いてきたので本日最後の攻撃となるポイントだ
この場所は駐車位置からの移動距離もあるので、自分の体力では往復がかなりきつい(涙)
歩き辛い磯をアチコチと移動しながら、薄暗くなるまで気力を振り絞ってファルコンをサラシに向かって打ち込み続けたが、最後までヒラからの応答は得られなかった・・・

ヒラの棲む海が近ければ、もっと気軽に攻める事も出来るのであろうが、名古屋に住む自分がヒラの住む世界に踏み込む為には、片道300km4時間半の移動を強いられる
その上急峻な道を磯まで向かう必要があり、ようやく強風と波飛沫を浴びながら危険と隣り合わせての攻撃が叶っても、ヒラからの応答が無ければ僅かな時間で見切りを付けて、又来た道を喘ぎながら戻って次のポイントへ向かわねばならない
自分の休日に海の状況が合わせてくれるのなら、もっとチャンスが拡がるのかもしれないが、それは望むらくも無い
見ように拠れば、極めて非効率で報われる事が少ないのがヒラの世界である
遠征できる日の海況に恵まれ、危険を冒し苦労を重ねた代償として、極まれに銀ピカの荒磯からのご褒美を吾が手に抱ける悦びに、ロマンさえ感じてしまうのがヒラ師なのである

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視界良好

2007-01-26 | 日々の想い
決して歳のせいでは無いと思うのだが、近頃近くの物が見辛くて仕方がなかった
特に夜間ヘッドライトで照らして手元を見る時には、眼鏡を鼻メガネの様にずらして見なくてはピンボケになってしまう
と言う訳で、3年ぶりに眼鏡屋へ行ってきた


検眼の結果は、近視は前よりも治っているが、乱視が酷くなっていて、遠視もほんの少しだけ進んでいる、と言う事だった
早速レンズを替える事にして、昨日出来上がってきた


いやぁ~、実に良く見えます!
これなら手元もハッキリだし、遠くも明瞭である
これでスナップのフックが掛っているかどうかも、遠くのルアーの動きもしっかりと確認できそうだ
ついでに度付きサングラスも新調したので、明るい時ヒラを攻める隠れた新兵器になりそうである

ボーグには新たに高性能レーダーが取り付けられた!(→ややオーバーでしょうか(笑)

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新たな予感

2007-01-25 | ルアー
             ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
                 AquaShaftSB/Iron-Solid

今回神子元島では朝から7時間近くルアーを打ち込み続けていた
自分がスズキを狙う時間帯は、暗い夜間や薄明かりのまずめ時が殆どなので、明るい時にこれだけ長時間に亘って攻撃を続けたのは、初めての経験である
磯という高場から、水中を泳ぐ数種のファルコンを俯瞰し続けたのも初めてであった


俯瞰し続けたお陰で、今まで朧げながら解った心算でいた機種による泳ぎの違いが、より一層鮮明に理解出来た気がする
神子元へ持ち込んだ機種は、LB/Sky-pass、SB/Sky-pass、SB/Iron、AquaShaftSB/Iron、AquaShaftSB/Iron-Solidの5種類であった
LBとSBとの違いは、ご存知の通りリップの大きさにあり、リップの水へのグリップ力の違いから、泳層とウォブリングの大きさに、はっきりとした違いがある
SBのSky-passとIronはウェイトの違いで、シンキングとフローティングというタイプの違い、それと飛距離の違いだけと思っていたが、泳ぎにも違いがある事に今回気が付けた
特にスローリトリーブに於いて違いが明確で、Ironの方がスローでの反応が良い


神子元で朝のうちは何箇所ものサラシを攻めてみたが、島を半周した結果最初に攻めたポイントが最も可能性が高いと判断し、其処でヒラの回遊を待ちジックリと攻める作戦に変更した
狭い箇所で泳層やカラー、リトリーブスピードやコースを替えながら各種のファルコンを打ち込み続けて誘っても、全く応答が無いのでヒラは居ないものと諦めかけていた
ところがオーナーが付け替えて打ち込んだシャフト・ソリッドに突然チェイスがあった
決して居なかった訳ではなく、サラシの下にちゃんと存在し、今まで打ち込んだ総てのファルコンを無視し続けてきたヒラがAquaShaftSB/Iron-Solidに思わず反応して来たのである
「凛さん、ソリッドだ、ソリッドに来たよ!」というオーナーの声で、自分もソリッドに急いで付け替えた
その第1投に、将にヒットして来たのである(→腕が悪くて、バラシちゃいましたが・・・)



他の機種とAquaShaftSB/Iron-Solidに、どんな違いがあったのであろうか?
バラシたヒラを取り返そうと、その後数時間シャフト・ソリッドを打ち込み続けたお陰で、少し違いが解ったような気がする
ノーマルSBとウェイト重心の僅かな違い、リップ角度の僅かな変化によって生み出される動きの変化は、想像以上に大きかった!
ノーマル機よりもウォブリング幅が狭く、遥かに艶かしさが増している
ノーマル機のキビキビと見える泳ぎが、ナヨナヨとした柔らかい泳ぎになっているのだ
軽いトゥイッチを入れてやると、他の機種以上に明確にヒラを打つ
スローリトリーブでのナヨナヨとした艶かしい泳ぎの中に、このヒラ打ちを入れた瞬間、今回ヒラに攻撃のスイッチが入ったようだ
ソリッドという固定重心故に、ノーマル機に比べ遥かに泳ぎだしが早い
これはサラシの中の複雑な流れの変化にも極めて良く反応し、俗に言う「ほっとけメソッド」でサラシ中に唯漂わせていても、僅かな流れの変化を掴みユラユラとテールを振って誘いを掛ける程である

シャフト・ソリッドが、新たな強力兵器となる予感を得た

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続 新装備を使ってみて

2007-01-24 | 平鱸(ヒラスズキ)
昨日の続きである

<オーシャンタイツ>
ブーツフィットウェーダーは足首が自由にならず、磯で使った時自分は歩き難かった
だからソックスフィットのウェーダーに替えて、磯スパイクシューズを履いた時大変に歩き易く感じた
しかし、自分のソックスフィットウェーダーはゴアテックス製で、磯歩きで汗ばむ季節には重宝するが、厳冬には寒さが身に沁みる
ヒラ師の先輩方のHP・ブログを拝見し、ウェットスーツ派が多いので
それなら万が一落水した場合でも、ウェーダーよりは対処し易い点もあり、いっそ冬場はウェットスーツにしてしまおうかとも考えた
ただ寒い野外で裸になってのスーツ着脱を考えた時に、全身スーツよりも下半身だけの物の方が便利に思えたし、一度タイツタイプを使ってみてからスーツを考えても遅くないと考えるに至った
そういった経緯で求めたのは、エイムス製のオーシャンタイツ(5mm)である
これは自分で採寸してオーダーするのであるが、少々見栄を張って足が長くなるよう採寸した為に、実際履いてみたら若干長かった(→当然ですが)
自分の場合は、タイツの下にネオプレーンソックスを着用して、磯スパイクシューズを履くので、実際の採寸よりもやや短めに頼んだ方が、タイツとシューズの収まりが良かったようだ(→見栄を張ってはダメですな)
届いたタイツは、足首部分で少し折り返して使ってみた(→不便は無いですが、見苦しい)

今回タイツスタイルのデビューであったが、素肌に5mm厚のタイツ一枚でも全く寒さは感じない
体にピッタリとフィットしているので、軽快に動く事が出来る
ただズボンを履く時の様に、上半身に着たインナーウェアの下部分をタイツの中に入れたのだが、その部分がタイツ内の汗を吸って大変湿っぽくなったので、着方を考える必要があるかもしれない
それと、磯上がりして直ぐに帰路につきたい場合、長い道中を考えるとどうしてもズボンに履き替える必要があり、その場合ウェーダーよりは数段手間隙が掛ってしまう
安全性が高く、履いての運動性も良いタイツであるが、総てに便利・快適という訳には参らないようだ


総ての点を考慮して、履いて良かった、否、履くべきだと結論付けたい
(*自分がオーシャンタイツを履いた写真が無いので、写真はエイムスさんのHPからお借りしました)

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新装備を使ってみて 

2007-01-23 | 平鱸(ヒラスズキ)
昨年春から挑戦を始めた磯平鱸であるが、挑戦の回数を重ねて行くと、自分の腕前はさておき装備に色々と不安や不満が募ってきた
新しい年の初挑戦に当り、今回は幾つかの新装備を携えての釣行だったので、それらを実際に現場で使ってみた感想を述べてみたい

<ロッド>
ヒラに挑戦する時はこの竿で!と惚れ込んで購入した平狂い15ftであったが、その長さゆえに実力の無い自分は、強い向かい風の中ではまともに振り切れずに苦労した
春磯では風も気にならなかったが、強い季節風が必ず向かい風となる秋磯では、距離が稼げず、加えて方向性も定められない(→竿のせいではなく、自分の実力が竿に伴っていないのが原因です)
短く逆風でも振り切れる竿をという事で、セブンセンス・モス13ftを調達した
今回2日間ともこの竿を振ったが、15ftに比べれば逆風に押され振り切れずという事は少なかった
自分にとっては程好い硬さと柔軟性を併せ持っているようで、購入前に抱いていた印象であるガチンガチンの剛竿という竿ではなかった
僅か2日間で充分に使いこなせる程の実力は自分には無いが、それでも逆風下で満足いく飛距離と方向性を得る事が出来た

最近少しでもルアーの動きが良くなる事を期待して、スナップをRの大きなワイドスナップを使っているが、Rが大きい為ロッド先端部分のガイドを通らず、ラインを通し終わってから改めてリーダーへスナップを結び直す事になり、煩わしい思いをしていた
しかしモス13ftは先端部のガイド径が、従来使っていたロッドのそれよりも大きく、初めからリーダーに結んであるワイドスナップをそのまま通す事が出来るので、煩わしさから開放され凄く便利であった

今回はヒットして足元まで寄せた所でバレてしまったので、ヒラを掛けてからの実力が充分に解ったとは言えないが、ヒットしたヒラの大きさ(→垣間見た姿や感触から、恐らく60クラスだと思います)はさて置き、全く不安が無いどころか簡単に寄りすぎる印象を持ったほどである

<リール>
今まで使っていたカルディアKIX3500に不満があった訳ではないが、何時かは使ってみたいと憧れていたセルテート3500を思い切って購入してしまった
初めて使ってみて、値段だけの事はあると言うのが率直な感想だ
ハンドルを回した時に何も抵抗を感じない滑らかさは、ルアーをリトリーブする時は勿論、ヒラが掛った時も変る事がなかった
KIXが滑らかではないと言う事ではないが、更に数段滑らかで抵抗が無いと言いたい
まぁKIXの倍近い価格を考慮すれば当然かもしれないが、一度使ってしまうと中々ランクが落とせないという、良く聞く話もさもありなんと思った次第だ
しかし、スプールを外した外見はKIXと何ら変った所が見当たらないので、ドラグ性能等は変らないと思うが如何であろうか


自分の経験や実力からでは鋭い比較が出来ず、単なる個人的感想に終始してしまうだろうが、次回も他の新装備の使用感を書く心算である     (つづく)

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本年初ヒラ挑戦 その2

2007-01-22 | 平鱸(ヒラスズキ)
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          待望のヒラがヒットした瞬間

早朝攻撃も、夕まずめアタックでも、ヒラには出会えなかった
夕食をオーナーと一緒に摂りながら、明日の作戦を練る
予報からは明日も西海岸は凪ぎ状態で望みが無い、今日攻めた東海岸も感触的には今一である
そんな折オーナーから、神子元島の名が上がった
神子元島!磯釣りに凝っていた学生時代から、名が知られている磯釣りの超有名ポイントで、一度は渡ってみたいと思っていた場所である
神子元島なら東海岸よりも風が強く波も立ち、魚影も濃いに違いない!
ただ渡ってしまうと迎えの渡船の時間が決まっているので、名古屋へ帰り着く時間が予定よりもかなり遅くなってしまうと言うと憂いが唯一の欠点である
大きなチャンスを目の前にして、憂いの一つや二つは吹っ飛んでしまい、即神子元遠征を決定してしまった
(→神子元島)
朝6時下田港出航の渡船には、12.3名のエサ師のほかヒラ師の姿は見当たらない
グレ等上物狙いのエサ師は、渡船が着く側の風裏に当り比較的穏やかな海面の磯へ入るが、吾らヒラ師はまともに風が当って波が被る島の反対側の磯を目指す
昨日の東海岸に数倍する風が吹きつけ、白波が立ち一面サラシが拡がっていて、何処へ投げてもヒラがアタックしてきそうな雰囲気である


期待を込めてファルコンを打ち込むが、意に反してヒラからの返答は無い
手を変え品を変え攻撃を掛けるものの、異常ナシが続く・・・
その場所を見切って、島を半周し良さそうなサラシに攻撃を掛けるが、一向にヒラからのアッタクが返って来ない
此処神子元島と謂えども、ヒラへの道は想像よりも遥かに厳しい道であった
結局最初に攻撃した場所辺りが最も期待が持てると結論を下し、其処で粘ってみる事にした
時計を見れば未だ10時を廻った所で、迎えの船が来る午後2時までにはまだまだ時間が残っている!


岩陰で風を避け、持参した遅い朝食を摂って暫しの小休止後に、又攻撃を再開した
しばらくしてから、オーナーに本日初のチェイスがあった
二人がLB、SBと色んな機種のファルコンで攻撃を掛けてもまるっきり無視していたヒラであるが、オーナーのSBソリッドに初めて返答をした訳である
自分自身も強風下であるが故、SBもLBもSky-passを優先し、新鋭機のシャフト・ソリッドは重量で劣るIronなので使用を見合わせていた
早速昨日手にしたばかりのSBシャフト・ソリッドに付け替えた第1投、スローリトリーブでトゥイッチを入れた直後にガツンッとヒット~!!
慌ててロッドを立てたが、ジィーとドラグを鳴らしラインを出される
すかさずドラグを締めて、強引にこちらを向かせ寄せに入る
新調したセブンセンス・モス13ftは、余裕で足元までヒラを連れて来た

しかし、寄せ波でふとラインテンションが緩んだ拍子に、スルリとフックアウトしてしまった
焦った為に充分なアワセを入れてなかった、その上フックアウトまでのファイト時間も短く、フックユニット離脱まで至らず取り逃がしてしまったようだ
その後逃げた1本を取り返そうと、帰りの渡船時間まで、竿を振り倒し、ファルコンを投げまくったがヒットは後にも先にも遂に其れだけであった
強風に耐え7時間に亘るキャストと痛恨の結果で、下田から名古屋までの帰り道はさすがに遠かった


バラした本人からでは説得力も無いが、新鋭機SBシャフト・ソリッドは吹き付ける逆風の中でも想像以上に飛距離が出る
ソリッドゆえ応答が速いし、泳ぎもテールの振り幅も狭いユラユラとした感じで非常に艶かしく、トゥイッチを入れると簡単に行なうヒラ打ちがスズキを魅了するに違いない

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本年初ヒラ挑戦 その1

2007-01-21 | 平鱸(ヒラスズキ)
本年初の磯ヒラ挑戦の為に予定通り伊豆遠征に向かった!
事前の波情報によれば、自分が唯一ヒラゲット出来た西海岸は見込が無く、馴染みの薄い東海岸へ回る事になるのだが、可能性が僅かでもあるのならそのチャンスに掛けなければならない

20日早朝4時半に伊豆松崎の工房でオーナーと落ち合い下田付近の磯へ向かった
西海岸は全くの凪ぎ状態であったが、北東の風により東海岸の磯には待望のサラシが出来ている
しかしサラシは薄く、暗いうちから朝まずめまでの僅かな時間しかヒットのチャンスはなさそうである
暗闇で目を凝らし海面で砕ける白い波頭を観察すると、足元から5m程先まで根が張り出していて其処で波が砕けてサラシを作っている様だ
ポイントは根の先の深み、サラシが出来るタイミングに横に伸びている根の先に打ち込んで、根に沿って横にルアーをリトリーブ出来ればチャンスありと読んだ

根から足元までは水深もなさそうなのでファルコンSBを、向かい風なのでSky-passを選択し攻撃を開始した
暗いうちにファルコンが根に当ったのを、ヒラのアタックと勘違いして一瞬緊張した以外には異常ナシが続く
その内辺りが白んできてしまい、僅かなチャンスも費えてしまった
             (→夕方攻めた東海岸の磯)
夕まずめにも僅かなチャンスに賭ける為に、東海岸の朝とは違った磯へ向かった
朝よりも風が強く、従って波も立ちサラシが拡がっていて心が躍る
陸地からせり出した岩場と岩場の間に押し寄せる波が、陸の岩壁にぶち当たってドォーン!と豪快な音を轟かせ、ぶち当たった波が10m位岩壁をせり登って白い飛沫を放って砕けている
我々は力強い響きと白い粉砕を背に、せり出した岩場に佇立し風に逆らってサラシにファルコンを打ち込み続ける

夕まずめも何も起こらなかった・・・

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一喜一憂

2007-01-18 | 平鱸(ヒラスズキ)
今年のヒラスズキ目標達成の為に道具を充実させたが、道具を持ってるだけでは釣果に結び付かない
何よりも現場へ立つ回数を増やさなければ、要するに腕前が不足している分だけチャンス拡大を図らねば釣果は増えない


今週末も海況が良ければ出撃しようと、毎日波情報のチェックが欠かせない
僕は現在Yahoo!スポーツ サーフィンの情報をチェックしているが、予報に拠れば明日朝辺りがベストの状態の様だ
肝心の週末は現在の情報から判断すれば、得意の西海岸は厳しいようだ
日曜頃に低気圧が通過するそうだが、今の所それに期待するほか無い


自分の休日と海況が上手く一致しなくてはチャンス拡大が図れないので、ヒラ師は波情報を見ながら一喜一憂することになる

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