ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

アカメ・スズキ・タコとキスの夏2013

2013-08-20 | 釣行記
さて、釣りである

丸々2日半炎天下の最中に家人の美術館賞に付き合って、半日霊場巡りをして、高知の定宿にチェックインした

流石に体力を消耗しており、グッタリである

ホテルで2時間余昼寝をしたら、元気が回復してきた

夜は何時もの浦戸湾のポイントに、アカメチャレンジに向かった

高知へ来るといつも長野さんが、僕の釣りに付き合ってくれる

しかし、今夜は所要があって行けないからと、以前このポイントで一緒に釣りをした長野さんの友人、通称しもさんに連絡して呉れていて、そのしもさんと並んでルアーを投げ始めた

ポイントには先客が入っていて、餌でクエを狙って見える

僕らは少し離れた場所に陣取ったが、その晩はクエ師が50cm弱のクエをゲットしただけで終了した・・・



昨夜のポイントには、今夜も二人のクエ師が先客として入っている

今夜も長野さんは行けるかどうか判らないとの事で、昨晩同様しもさんが付き合ってくれる

しもさんの提案で、今夜は橋の下にポイントを移すことにした

ここでしもさんはタチウオを、僕は相変わらずアカメを狙う

昨晩同様、何事もなく時間が経過する・・・

釣り始めて2時間ばかり経過したところで、無理を押して長野さんが駆け付けてくれた

暫くは彼が差し入れてくれた、良く冷えた飲料を飲みながら談笑タイム

それから小一時間ばかり、お喋りしたりルアーを投げたりと、まったりとした時を過ごす

もう釣りをやめた筈の長野さんだが、珍しく今夜はしもさんのロッドで試投を繰り返されている

明日は早朝から用事があるからと、長野さんが申し訳なさそうに帰られた

帰る際にお土産を貰ったが、僕は彼へのお土産を、今日も行けるかどうか判らないとの連絡だったので、ホテルに置いてきてしまっていた

申し訳ないので、明朝淡路に向かう前に、安芸の自宅まで届けることにした

それから30分ほど其処でチャレンジしたが全く異常もないから、いつものポイントへ移動した

もうクエ師の姿は無いが、アカメからの応答も相変わらず無い

暫く粘ったが、どちらともなく「今夜は終了」と声が出て2日目のチャレンジも終了した

アカメ玉砕




翌朝高知から1時間余走って安芸市に向かい、長野さんにお土産を手渡すことが出来た

僕が高知に出向くたびに、この道のりを1時間余もかけて浦戸湾まで来てくれて、夜遅く僕がチャレンジを諦めたのち、又1時間余もかけて自宅に戻られる長野さんには、全く頭が下がる思いである

たまたま同年で、何となく気が合うことを良いことに、いつもいつも僕に付き合わせてしまい、長野さん、いつも本当に有難う!

改めてこの場を借りてお礼申し上げます




淡路に入ってホテルで荷をといて直ぐに、ホテルの前の堤防でタコにチャレンジした

アカメ・スズキは、万が一釣れたとしても僕はリリースする

しかし、タコやキスは、明確に食糧確保目的の釣りである

それなのに、僅か2投で、貴重なヒグチ釣具店特製タコ用ルアーを、根掛かりでロストしてしまった

このルアー、今まで数々のタコを射止めて来た大切なルアーである

現在数々のタコ用ルアーが市販されているが、僕はこれに勝るルアーは無いとまで思っている

このルアーは一昨年ヒグチさんで2個求めたが、昨年1個ロストしているから、最後の1個を今回僅か2投で無くしてしまった訳である

相当に気落ちしたが、食糧確保をここで諦める訳には参らぬ

幸い手元には、2個のオクトパス8と、僕が初めてルアーでタコを釣り上げた、ビニールのおもちゃのようなタコを模したルアーが1個残っている

思い起こせば、ホテル前の堤防では、最初の1杯以外釣れた試しもなく、その上根掛かりはしょっちゅうするポイントで、タコに関して言えば隣のイビの堤防の方がずっと捕獲量を誇るポイントだったのだ

食糧確保と言いながら、ホテル前と言う手近な場所を選んだ僕の考えが甘かった・・・

反省しながら、隣の漁港へと向かったが、いつも僕が其処へ入るのは早朝なので、今の時間いつものポイントには先客がいて入れない

止むを得ず違うポイントからオクトパス8を投入したが、なんと此処でも2投目で敢無くロストしてしまった

一気にやる気を失い、タコは諦めた

日も落ちかかているので、ホテルを通り越してスズキ狙いのポイントへと移動した

しかし、残念ながらベイトの姿もなく、オスプレイもファルコンも、全く異常なく戻ってくる

20時には食事の予約をしているし、その漁港の僕が居る堤防の根元付近では盆踊りも始まって、とても釣れる雰囲気は無いから19時半には納竿した




翌朝未だ明るくなる前に、イビへとタコ狩りへと向かった

話しは変わるが、名古屋の行きつけの理容店の店主も釣りが趣味で、店主から今年はタコが豊漁だとの話しを聞いた

又、高知で長野さんと話した時にも、今年はタコが豊漁との話を聞いた

場所も違う二人から同じ話を聞くとは、これはこの淡路でも当て嵌まるに違いないと、確信を抱いた

今日こそ昨日の仇を打とう!

燃え立つ心でルアーを投ずるが、いつものポイントでもタコが釣れる前に、手元に残った全てのルアーをロストした

タマ尽き、刀折れで、闘う武器を全て無くしては、もう白旗を上げる以外にない



敢無く玉砕した姿を、セルフシャッターで映す・・・、情けない

後はかってタコを潜って取った、家人に託すほかない



モリを持ってない時にタコの姿を見つけたので、モリを取りに行ってからその場所に戻ったが、タコは姿を消していたそうだ

その後、付近を暫く探索したが、再びタコを見付けることは出来なかったそうな

こんな訳で、タコ玉砕

今思うのだが、タコで使ったリールのリーダーを、一昨年来交換もしてなかったのが、ルアーロストの原因ではなかろうか

昨年は海底の藻に掛かっても殆ど回収出来て、こうまで沢山ロストはしなかった・・・




こうまで玉砕続きでは、キス確保も覚束ない

危機感を覚えた僕は、とうとう禁を破る決意を固めた

餌で魚を釣るのはどん百姓の釣りだと、かの開高健が書いている

それを鵜呑みにした僕は、釣り再開以来、釣りはルアー以外では行わないと決めていた

しかし、ワームDEキスは、直島では実績があるものの、この淡路では昨年も、一昨年も、全く実績がない

ポイントが間違っているのか?とも考えたが、2か月位前に早朝に、三重県のローカル局の釣り番組で、この場所で餌釣りではあるがキスをゲットするのを、全く偶然に見てしまったのだ

ポイントの間違いが無ければ、今回は餌でキスを狙おう!

確実に食糧を確保する為に、今回は禁を破るのだ

鳴門の釣具店で、恥を忍んで「石ゴカイ」を入手して、その日の夕方、家人の海水浴に付き合ってTVで見たポイントへ入った



間もなく、メゴチと10cm位のチビギスをゲット

その後、待望の肘叩きクラスのキスゲット





餌は強しである

昨年も、一昨年も、ワームではメゴチさえも全く釣れなかった同じポイントで、餌だとこうも簡単に肘叩きクラスまでもが釣れてしまったのだ

竿を2本出して三脚で立て掛け、家人の海水浴に付き合いながら、合間に竿を上げて餌を付け直す

こんないい加減な釣りでも、今夜のおかずは確保出来た



キスとメゴチの天ぷら



肘叩きの塩焼き

勿論、美味くない筈はない

キスGET




海水浴とのながら釣りでも、そこそこ釣れたのだから、本格的に釣りに打ち込めば、更に良型や数も望めるに違いない

期待を込めて、翌早朝、帰路に着く前にキスを狙った

期待とは裏腹に、釣れた獲物は10cm前後のピンギスが4匹のみ・・・

その4匹を大切に氷と共にクーラーに入れて帰り、帰宅後丸ごとフライにして二人で喰らった

こうして、6泊に渡る今年の夏旅行が終わった

霊場巡り2013夏

2013-08-19 | 四国霊場巡り
夏旅行での霊場巡りに、お遍路さんの衣装を着用しようという僕の案は、家人にアッサリ却下された

だから、今回も平服での、スタンプラリーの乗りでの霊場巡りである

お盆までには般若心経を暗唱する目標も、50%ほどしか達成できてない

一応お経の本はバッグに入れて持参したけれど、本物のお遍路さんが大勢いる前では、とてもじゃないが恥ずかしくて経本を見ながらでも般若心経を唱えることなど出来なかった・・・

旅行3日目島巡りの後、高知へと向かった

いつも高知へアカメチャレンジで宿泊するホテルにチェックインする前に、高知市付近の霊場を巡ることにした



三十三番 雪蹊寺





三十四番 種間寺





三十二番 禅師峰寺



ここからの見晴らしが素晴らしく、遠く桂浜も見ることが出来る



それぞれの寺のご朱印




巡る順番はホテルから回り易い順番で、番号通りには巡ってない

こんなところにも、本格的お遍路さんとは違う気楽さが隠せない





高知で2泊して、予定なら淡路へと向かう筈だった

しかし、前夜長野さんに会った時に、名古屋から持参したお土産を渡し損ねた

だから、チェックアウト後、先ずは長野さんの自宅のある安芸市へと向かいお土産を手渡し、再び南国市まで戻って高速に乗り淡路へと向おうと車を走らせていると、「28番大日寺まで2km」との道標を偶然目にした

2kmならすぐ近くなので、予定外ではあったけれど寄ることとする

二十八番 大日寺



大日寺ご朱印



その後、南国ICから高速に乗り、昼飯を喰らおうと寄ったSAで偶然前述の阿波踊りを見物したのち、途中のICで高速を降りて12番焼山寺へと向かった

しかし、これが無謀な計画だったらしく延々細い山道でひと山越えて、更に山道を登ってやっと目的地に辿りつく難行苦行の道のりだった

細い山道のヘヤピンカーブを何度も周り、対向車が在ればバックしたりバックしてもらったりと非常に骨が折れるドライブだったから、助手席の家人があわや車酔いする寸前だった

十二番 焼山寺





当然駐車場から寺までも登り坂で、途中には寄進の大きな石造りの仏像が立ち並び、更に寄進を呼びかける立札も林立し、納経所では通常の300円に加え、道路維持の為にと余分に300円請求された

他にも、駐車代金として心付けをと納経所にしたためてある寺もあるが、心付けを口にして強要された記憶は一切ない

あからさまに道路維持費を請求し、その上境内には寄進を促す立札をこれ見よがしに林立させているこの寺のやり方は、お大師さまのみ心に沿うものかと、大いに疑問と怒りを感じざるを得なかった

車でもフウフウ言った山道を、黙々と歩いて登っている「歩きお遍路さん」には、全く頭が下がる思いであった




淡路に泊まって2日目の昼、何時ものように徳島市内のデパートでお土産を購入する序でに、付近の2寺を巡った

七番 十楽寺





六番 安楽寺





それぞれのご朱印



今回は上記七寺を巡って霊場巡りを終えた

現在までに制覇した寺数16、未制覇寺数72

夏旅行2013

2013-08-19 | 日々の想い
お盆の休暇を利用して旅行に行ってきた

行先は、最近の夏の定番である直島・高知・淡路だ

旅行前半は家人のお供で、直島を中心に開催中の瀬戸内国際芸術祭2013を鑑賞するために、直島と高松に宿泊し朝から夕方まで作品を回るハードスケジュールである

直島では安藤忠雄が設計した美術館とホテルが一緒になったベネッセハウスに宿泊し、初日に直島島内の美術館や展示作品を、2日目には周辺の豊島の美術館を中心に鑑賞する

又2日目夕方には高松へ移動し、翌日3日目は高松から女木島、男木島に渡り、島内に展示されている現代美術を鑑賞した



写真は女木島の民家に展示された作品であるが、炎天下汗みづくになっての鑑賞のお供は正直言って苦痛以外何物でもない



これは女木島を探索中のスナップであるが・・・



美術鑑賞よりも、ついつい石垣の間から生えている植物に目が行ってしまう(苦笑)

しかし、旅の後半は僕の釣りに付き合わせるから、ここはじっと耐えるしかないのだ

高知・淡路での釣りの話しや、四国霊場巡りの話しは、カテゴリーを替えて後程綴る予定だが、高知から徳島経由で淡路へ向かう高速のSAでは阿波踊りで行楽気分を盛り上げていた



毎年この時期に徳島を訪れるから、阿波踊りは方々で目にしたが、まさか高速のSAでも見れるとは思ってもいなかった

阿波踊りは青森のねぶたに並んで、僕の好きな祭りである



お囃子の三味線が心を湧き立たせるし、ユーモラスな男踊りに踊り手の年季を感じさせられる

阿波踊りを見た夜には、必ずと言ってよいほどホテルで真似をしてみるが、簡単なようでも相当に練習を積まなければあの踊りは出来ないことが良く判る

踊り手たちは夏の数日の為に、一年間情熱をぶつけているに違いない