さて、釣りである
丸々2日半炎天下の最中に家人の美術館賞に付き合って、半日霊場巡りをして、高知の定宿にチェックインした
流石に体力を消耗しており、グッタリである
ホテルで2時間余昼寝をしたら、元気が回復してきた
夜は何時もの浦戸湾のポイントに、アカメチャレンジに向かった
高知へ来るといつも長野さんが、僕の釣りに付き合ってくれる
しかし、今夜は所要があって行けないからと、以前このポイントで一緒に釣りをした長野さんの友人、通称しもさんに連絡して呉れていて、そのしもさんと並んでルアーを投げ始めた
ポイントには先客が入っていて、餌でクエを狙って見える
僕らは少し離れた場所に陣取ったが、その晩はクエ師が50cm弱のクエをゲットしただけで終了した・・・
昨夜のポイントには、今夜も二人のクエ師が先客として入っている
今夜も長野さんは行けるかどうか判らないとの事で、昨晩同様しもさんが付き合ってくれる
しもさんの提案で、今夜は橋の下にポイントを移すことにした
ここでしもさんはタチウオを、僕は相変わらずアカメを狙う
昨晩同様、何事もなく時間が経過する・・・
釣り始めて2時間ばかり経過したところで、無理を押して長野さんが駆け付けてくれた
暫くは彼が差し入れてくれた、良く冷えた飲料を飲みながら談笑タイム
それから小一時間ばかり、お喋りしたりルアーを投げたりと、まったりとした時を過ごす
もう釣りをやめた筈の長野さんだが、珍しく今夜はしもさんのロッドで試投を繰り返されている
明日は早朝から用事があるからと、長野さんが申し訳なさそうに帰られた
帰る際にお土産を貰ったが、僕は彼へのお土産を、今日も行けるかどうか判らないとの連絡だったので、ホテルに置いてきてしまっていた
申し訳ないので、明朝淡路に向かう前に、安芸の自宅まで届けることにした
それから30分ほど其処でチャレンジしたが全く異常もないから、いつものポイントへ移動した
もうクエ師の姿は無いが、アカメからの応答も相変わらず無い
暫く粘ったが、どちらともなく「今夜は終了」と声が出て2日目のチャレンジも終了した
アカメ玉砕
翌朝高知から1時間余走って安芸市に向かい、長野さんにお土産を手渡すことが出来た
僕が高知に出向くたびに、この道のりを1時間余もかけて浦戸湾まで来てくれて、夜遅く僕がチャレンジを諦めたのち、又1時間余もかけて自宅に戻られる長野さんには、全く頭が下がる思いである
たまたま同年で、何となく気が合うことを良いことに、いつもいつも僕に付き合わせてしまい、長野さん、いつも本当に有難う!
改めてこの場を借りてお礼申し上げます
淡路に入ってホテルで荷をといて直ぐに、ホテルの前の堤防でタコにチャレンジした
アカメ・スズキは、万が一釣れたとしても僕はリリースする
しかし、タコやキスは、明確に食糧確保目的の釣りである
それなのに、僅か2投で、貴重なヒグチ釣具店特製タコ用ルアーを、根掛かりでロストしてしまった
このルアー、今まで数々のタコを射止めて来た大切なルアーである
現在数々のタコ用ルアーが市販されているが、僕はこれに勝るルアーは無いとまで思っている
このルアーは一昨年ヒグチさんで2個求めたが、昨年1個ロストしているから、最後の1個を今回僅か2投で無くしてしまった訳である
相当に気落ちしたが、食糧確保をここで諦める訳には参らぬ
幸い手元には、2個のオクトパス8と、僕が初めてルアーでタコを釣り上げた、ビニールのおもちゃのようなタコを模したルアーが1個残っている
思い起こせば、ホテル前の堤防では、最初の1杯以外釣れた試しもなく、その上根掛かりはしょっちゅうするポイントで、タコに関して言えば隣のイビの堤防の方がずっと捕獲量を誇るポイントだったのだ
食糧確保と言いながら、ホテル前と言う手近な場所を選んだ僕の考えが甘かった・・・
反省しながら、隣の漁港へと向かったが、いつも僕が其処へ入るのは早朝なので、今の時間いつものポイントには先客がいて入れない
止むを得ず違うポイントからオクトパス8を投入したが、なんと此処でも2投目で敢無くロストしてしまった
一気にやる気を失い、タコは諦めた
日も落ちかかているので、ホテルを通り越してスズキ狙いのポイントへと移動した
しかし、残念ながらベイトの姿もなく、オスプレイもファルコンも、全く異常なく戻ってくる
20時には食事の予約をしているし、その漁港の僕が居る堤防の根元付近では盆踊りも始まって、とても釣れる雰囲気は無いから19時半には納竿した
翌朝未だ明るくなる前に、イビへとタコ狩りへと向かった
話しは変わるが、名古屋の行きつけの理容店の店主も釣りが趣味で、店主から今年はタコが豊漁だとの話しを聞いた
又、高知で長野さんと話した時にも、今年はタコが豊漁との話を聞いた
場所も違う二人から同じ話を聞くとは、これはこの淡路でも当て嵌まるに違いないと、確信を抱いた
今日こそ昨日の仇を打とう!
燃え立つ心でルアーを投ずるが、いつものポイントでもタコが釣れる前に、手元に残った全てのルアーをロストした
タマ尽き、刀折れで、闘う武器を全て無くしては、もう白旗を上げる以外にない
敢無く玉砕した姿を、セルフシャッターで映す・・・、情けない
後はかってタコを潜って取った、家人に託すほかない
モリを持ってない時にタコの姿を見つけたので、モリを取りに行ってからその場所に戻ったが、タコは姿を消していたそうだ
その後、付近を暫く探索したが、再びタコを見付けることは出来なかったそうな
こんな訳で、タコ玉砕
今思うのだが、タコで使ったリールのリーダーを、一昨年来交換もしてなかったのが、ルアーロストの原因ではなかろうか
昨年は海底の藻に掛かっても殆ど回収出来て、こうまで沢山ロストはしなかった・・・
こうまで玉砕続きでは、キス確保も覚束ない
危機感を覚えた僕は、とうとう禁を破る決意を固めた
餌で魚を釣るのはどん百姓の釣りだと、かの開高健が書いている
それを鵜呑みにした僕は、釣り再開以来、釣りはルアー以外では行わないと決めていた
しかし、ワームDEキスは、直島では実績があるものの、この淡路では昨年も、一昨年も、全く実績がない
ポイントが間違っているのか?とも考えたが、2か月位前に早朝に、三重県のローカル局の釣り番組で、この場所で餌釣りではあるがキスをゲットするのを、全く偶然に見てしまったのだ
ポイントの間違いが無ければ、今回は餌でキスを狙おう!
確実に食糧を確保する為に、今回は禁を破るのだ
鳴門の釣具店で、恥を忍んで「石ゴカイ」を入手して、その日の夕方、家人の海水浴に付き合ってTVで見たポイントへ入った
間もなく、メゴチと10cm位のチビギスをゲット
その後、待望の肘叩きクラスのキスゲット
餌は強しである
昨年も、一昨年も、ワームではメゴチさえも全く釣れなかった同じポイントで、餌だとこうも簡単に肘叩きクラスまでもが釣れてしまったのだ
竿を2本出して三脚で立て掛け、家人の海水浴に付き合いながら、合間に竿を上げて餌を付け直す
こんないい加減な釣りでも、今夜のおかずは確保出来た
キスとメゴチの天ぷら
肘叩きの塩焼き
勿論、美味くない筈はない
キスGET
海水浴とのながら釣りでも、そこそこ釣れたのだから、本格的に釣りに打ち込めば、更に良型や数も望めるに違いない
期待を込めて、翌早朝、帰路に着く前にキスを狙った
期待とは裏腹に、釣れた獲物は10cm前後のピンギスが4匹のみ・・・
その4匹を大切に氷と共にクーラーに入れて帰り、帰宅後丸ごとフライにして二人で喰らった
こうして、6泊に渡る今年の夏旅行が終わった
丸々2日半炎天下の最中に家人の美術館賞に付き合って、半日霊場巡りをして、高知の定宿にチェックインした
流石に体力を消耗しており、グッタリである
ホテルで2時間余昼寝をしたら、元気が回復してきた
夜は何時もの浦戸湾のポイントに、アカメチャレンジに向かった
高知へ来るといつも長野さんが、僕の釣りに付き合ってくれる
しかし、今夜は所要があって行けないからと、以前このポイントで一緒に釣りをした長野さんの友人、通称しもさんに連絡して呉れていて、そのしもさんと並んでルアーを投げ始めた
ポイントには先客が入っていて、餌でクエを狙って見える
僕らは少し離れた場所に陣取ったが、その晩はクエ師が50cm弱のクエをゲットしただけで終了した・・・
昨夜のポイントには、今夜も二人のクエ師が先客として入っている
今夜も長野さんは行けるかどうか判らないとの事で、昨晩同様しもさんが付き合ってくれる
しもさんの提案で、今夜は橋の下にポイントを移すことにした
ここでしもさんはタチウオを、僕は相変わらずアカメを狙う
昨晩同様、何事もなく時間が経過する・・・
釣り始めて2時間ばかり経過したところで、無理を押して長野さんが駆け付けてくれた
暫くは彼が差し入れてくれた、良く冷えた飲料を飲みながら談笑タイム
それから小一時間ばかり、お喋りしたりルアーを投げたりと、まったりとした時を過ごす
もう釣りをやめた筈の長野さんだが、珍しく今夜はしもさんのロッドで試投を繰り返されている
明日は早朝から用事があるからと、長野さんが申し訳なさそうに帰られた
帰る際にお土産を貰ったが、僕は彼へのお土産を、今日も行けるかどうか判らないとの連絡だったので、ホテルに置いてきてしまっていた
申し訳ないので、明朝淡路に向かう前に、安芸の自宅まで届けることにした
それから30分ほど其処でチャレンジしたが全く異常もないから、いつものポイントへ移動した
もうクエ師の姿は無いが、アカメからの応答も相変わらず無い
暫く粘ったが、どちらともなく「今夜は終了」と声が出て2日目のチャレンジも終了した
アカメ玉砕
翌朝高知から1時間余走って安芸市に向かい、長野さんにお土産を手渡すことが出来た
僕が高知に出向くたびに、この道のりを1時間余もかけて浦戸湾まで来てくれて、夜遅く僕がチャレンジを諦めたのち、又1時間余もかけて自宅に戻られる長野さんには、全く頭が下がる思いである
たまたま同年で、何となく気が合うことを良いことに、いつもいつも僕に付き合わせてしまい、長野さん、いつも本当に有難う!
改めてこの場を借りてお礼申し上げます
淡路に入ってホテルで荷をといて直ぐに、ホテルの前の堤防でタコにチャレンジした
アカメ・スズキは、万が一釣れたとしても僕はリリースする
しかし、タコやキスは、明確に食糧確保目的の釣りである
それなのに、僅か2投で、貴重なヒグチ釣具店特製タコ用ルアーを、根掛かりでロストしてしまった
このルアー、今まで数々のタコを射止めて来た大切なルアーである
現在数々のタコ用ルアーが市販されているが、僕はこれに勝るルアーは無いとまで思っている
このルアーは一昨年ヒグチさんで2個求めたが、昨年1個ロストしているから、最後の1個を今回僅か2投で無くしてしまった訳である
相当に気落ちしたが、食糧確保をここで諦める訳には参らぬ
幸い手元には、2個のオクトパス8と、僕が初めてルアーでタコを釣り上げた、ビニールのおもちゃのようなタコを模したルアーが1個残っている
思い起こせば、ホテル前の堤防では、最初の1杯以外釣れた試しもなく、その上根掛かりはしょっちゅうするポイントで、タコに関して言えば隣のイビの堤防の方がずっと捕獲量を誇るポイントだったのだ
食糧確保と言いながら、ホテル前と言う手近な場所を選んだ僕の考えが甘かった・・・
反省しながら、隣の漁港へと向かったが、いつも僕が其処へ入るのは早朝なので、今の時間いつものポイントには先客がいて入れない
止むを得ず違うポイントからオクトパス8を投入したが、なんと此処でも2投目で敢無くロストしてしまった
一気にやる気を失い、タコは諦めた
日も落ちかかているので、ホテルを通り越してスズキ狙いのポイントへと移動した
しかし、残念ながらベイトの姿もなく、オスプレイもファルコンも、全く異常なく戻ってくる
20時には食事の予約をしているし、その漁港の僕が居る堤防の根元付近では盆踊りも始まって、とても釣れる雰囲気は無いから19時半には納竿した
翌朝未だ明るくなる前に、イビへとタコ狩りへと向かった
話しは変わるが、名古屋の行きつけの理容店の店主も釣りが趣味で、店主から今年はタコが豊漁だとの話しを聞いた
又、高知で長野さんと話した時にも、今年はタコが豊漁との話を聞いた
場所も違う二人から同じ話を聞くとは、これはこの淡路でも当て嵌まるに違いないと、確信を抱いた
今日こそ昨日の仇を打とう!
燃え立つ心でルアーを投ずるが、いつものポイントでもタコが釣れる前に、手元に残った全てのルアーをロストした
タマ尽き、刀折れで、闘う武器を全て無くしては、もう白旗を上げる以外にない
敢無く玉砕した姿を、セルフシャッターで映す・・・、情けない
後はかってタコを潜って取った、家人に託すほかない
モリを持ってない時にタコの姿を見つけたので、モリを取りに行ってからその場所に戻ったが、タコは姿を消していたそうだ
その後、付近を暫く探索したが、再びタコを見付けることは出来なかったそうな
こんな訳で、タコ玉砕
今思うのだが、タコで使ったリールのリーダーを、一昨年来交換もしてなかったのが、ルアーロストの原因ではなかろうか
昨年は海底の藻に掛かっても殆ど回収出来て、こうまで沢山ロストはしなかった・・・
こうまで玉砕続きでは、キス確保も覚束ない
危機感を覚えた僕は、とうとう禁を破る決意を固めた
餌で魚を釣るのはどん百姓の釣りだと、かの開高健が書いている
それを鵜呑みにした僕は、釣り再開以来、釣りはルアー以外では行わないと決めていた
しかし、ワームDEキスは、直島では実績があるものの、この淡路では昨年も、一昨年も、全く実績がない
ポイントが間違っているのか?とも考えたが、2か月位前に早朝に、三重県のローカル局の釣り番組で、この場所で餌釣りではあるがキスをゲットするのを、全く偶然に見てしまったのだ
ポイントの間違いが無ければ、今回は餌でキスを狙おう!
確実に食糧を確保する為に、今回は禁を破るのだ
鳴門の釣具店で、恥を忍んで「石ゴカイ」を入手して、その日の夕方、家人の海水浴に付き合ってTVで見たポイントへ入った
間もなく、メゴチと10cm位のチビギスをゲット
その後、待望の肘叩きクラスのキスゲット
餌は強しである
昨年も、一昨年も、ワームではメゴチさえも全く釣れなかった同じポイントで、餌だとこうも簡単に肘叩きクラスまでもが釣れてしまったのだ
竿を2本出して三脚で立て掛け、家人の海水浴に付き合いながら、合間に竿を上げて餌を付け直す
こんないい加減な釣りでも、今夜のおかずは確保出来た
キスとメゴチの天ぷら
肘叩きの塩焼き
勿論、美味くない筈はない
キスGET
海水浴とのながら釣りでも、そこそこ釣れたのだから、本格的に釣りに打ち込めば、更に良型や数も望めるに違いない
期待を込めて、翌早朝、帰路に着く前にキスを狙った
期待とは裏腹に、釣れた獲物は10cm前後のピンギスが4匹のみ・・・
その4匹を大切に氷と共にクーラーに入れて帰り、帰宅後丸ごとフライにして二人で喰らった
こうして、6泊に渡る今年の夏旅行が終わった