ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

伊良湖シーバスパーティー

2011-11-28 | 釣行記
26日(土)は、伊良湖のヒグチ釣具店主催のシーバスパーティーに参加した

現地には1時半頃に到着し、本部テントの設営を手伝う

その手伝いには地元アングラー達に混じり、釣友・メル友のすーさんやけんたっくすさんの姿もあり、すーさんとは一年ぶりの再会、けんたっくすさんとは先回遭ったばかりだったが、先回は殆ど話も出来なかったので、久々に釣り談義を交わす事が出来た

ヒグチさんの大会には、ここ数年毎回デモ参加しているG-クラフトさんも既に到着していたから、こちらのテントも皆で協力して立ち上げる

1時間もしたら大方の準備も整い、受付も始められた

昨年の大会では、Sibさん・けんたっくすさんと一緒に、本部目の前の恋路ケ浜を攻めたけれど、サーフの経験が全く無い僕はポイントを絞る事も出来ず苦労した

当日は波も穏やかだし、今から西磯に入ればお気に入りの場所にも入れるだろうと、時間は未だ3時前だったが、西磯に向かう事にした

先端付近には既に1名地元アングラー氏が入っており、ジグで攻めている

僕は07年に83cmをゲットした場所に陣取り、ゆっくり準備をはじめる

暫らくすると、ボツボツとアングラーの姿も増えてきた

その中の一人が、時々ブログ見てますよと、声を掛けてくれたので、暫らく釣り談義を交わす

話を聞くと彼は昨年伊良湖で92cmをゲットし、瀬戸の自宅からは3時間余り掛かるけれど、ヒットの味が忘れられず通っているとの事だった

思い出せば僕も一昔前にこの西磯で、始めてのスズキサイズと呼べる78cmをゲットして以来、毎年晩秋にはここに通っている訳だ

しかし、更に思い返せば、昨年は台風で運ばれた砂の為に、西磯の水深が浅くなった影響なのか、ここに通い始めて初めてシーズン通してのボーズを経験した(今年の台風で水深も元に戻り、西磯は例年通りの釣果が期待出来そうだ聞いている)

伊豆でも昨年は、例年に比べるとヒラの個体数が少なく、その上腕前も大した事無い僕は、昨年1年間ヒラ様もゲット出来なかった

その上、今年は今まで全く出撃さえ出来ない日々が続いたので、マルもヒラも、スズキはこの2年間1本もゲット出来てない訳である(汗)






明るい内は磯の上に寝転び、上記の様な事を思い出しながら、のんびりと時間を過ごしていた

辺りが薄暗くなり始めた頃、すーさんが隣に入って来た

西磯ですーさんと一緒だった時は、今まで二人ともボーズだった経験は無い

今日もきっと験が良いに違いない!

悪い腕は、長いブランクで更に鈍っているのだが、ひたすら運だけを頼りに、太陽が沈み始める頃から、ここの定番ファルコン128SB/Sky-passを打ち込み始めた

暫らくは無反応の時間が続いたが、真っ暗になった頃に不意にガツンッとアタリがあった

大きくロッドを煽って、フッキングさせてからファイトを開始した

その日はボーグが着水してから、凡そリールのハンドルを45回転させたら回収出来ていたが、ヒットしたのは半分位巻き戻したポイントだった

ロッドはそんなに絞り込まれないし、ドラグは一度も鳴らなかった

エラ洗いを2度ほどする間に、早くも足元から少し先の岩場の際まで、魚は寄っていた

さぁ、これからネットを出してネットインさせるか?!と言うタイミングで、獲物がもう一度エラ洗いを行った

そしたらフックがポロンと外れてしまった・・・

ボーグでバラシとは恥ずかしい限りではあるが、僕は今まで幾度も経験したほどにアワセが甘いのだった

今回自分では大きくアワセた心算ではあったけれど、甘かった事は逃げた魚が証明している・・・

どうせ又直ぐにヒットするだろうから、今度は鬼アワセを入れてやろう!と、手薬煉引いてボーグを投げ続けたが、帰らなければならない時間まで、とうとうヒットは無かった

西磯を後にした時までは、僕の視認可能な範囲でのゲットは無かったようだ

本部に戻り其処でで待っていてくれたSibさんと話しながら樋口店長に帰る旨を伝えたら、さっきitotakaさんが、僕が来ているか?と店長に尋ねたとの事であった

今回は残念ながらお会いする事は叶わなかったけれど、itotakaさん、次ぎこそお会い致しましょう!






伊豆では、ヒラ様からのアッタクだけが、今回はヒットして足元までスズキが寄ったのに、痛恨のバラシでゲットならず

僕の中でスズキは、最上位を占める獲物なので、そう容易く釣れてしまっては値打ちが下がると言うものだ

伊豆ではアタックだけだったが、今回は短時間でも、その引きを味わう事が出来たから、確実にスズキは僕に近付いているのは間違いない

次の釣行でこそ、2年ぶりとなるスズキをゲットする!と心に誓い、夜8時に伊良湖を後にした

隠せぬ笑顔

2011-11-24 | 平鱸(ヒラスズキ)
先週末、一年振りに伊豆へと向った

諸事情が重なって、釣りに出掛けられない日々が随分長く続いたが、ようやく近頃はそれも幾分落ち着いたので、出撃出来るまでの心理的且つ物理的余裕が出てきたのである

浜名湖畔で行われた仕事が終ってから、直接伊豆へと向ったので、未だ明るい内に着く事が出来た

オプセル社工房に寄って、夕方攻める場所の打合せを行った

現在、とあるサーフにベイトが寄っていて、暗くなるとそれを狙ってヒラ様も寄ってくるから、先ずはそれを狙うことになった

磯ヒラならぬ、所謂砂ヒラ狙いとなるが、1年ぶりにヒラ様を攻める自分にとっては、鈍った勘を取り戻すには格好のロケーションと言えそうだ

こんな静かな海に、本当にヒラ様が居るの?と思うほどの穏やかな海である



ファルコンSB/Ironを投げ始めると、ボーグからは小さくコツコツとベイトに当たる感触が伝わってくる

たまにフックに掛かって来るのは、5~6cm位のキビナゴだ

時々ザーッと音を立ててキビナゴが海面に飛び出すから、何かに追われているのは確かである



最初にゲットしたのは、塗装担当のジャマイカ嬢こと厚子さんだった

連夜アングラーたちがルアーで攻めているから、集まるヒラ様もルアーにはもう慣れっこで、中々本格バイトまでは行かないらしいが、何かの拍子にスィッチが入ってルアーにもアタックしてくると言う

その内、僕のボーグにも2度ほどバイトがあったけれど、フッキングまでには至らなかった



カンタさんも1本ゲットしたが、僕にはとうとう最後まで、ヒラ様との対面は果たせなかった

思い出してみれば、1年前の昨シーズンは年間通して全くご対面が果たせなかったので、1年もご無沙汰していた僕が、そう簡単にゲット出来てはヒラ様の値打ちが下がるというものだと自分を慰めてみたが、目の前で上げられた上でのボーズには正直悔しかった








翌朝は、本降りの雨だった

酔狂な釣り師でなければ、先ずは外出を控えるほどの本降りだ

磯へは明るくなってから向う事として、明るくなるまではお気軽コースの堤防から青物狙いを行った

伊豆へ向う前、豊橋の表浜で80cmを超すワラサ(鰤と呼んでも可笑しくない)をゲット!と、シブさんから写メを貰ったが、ここで釣れたのは4~50cmクラスのワラサであった



カンタさんと仲良く2本ずつゲットしてから、磯へと向った

例え小型の青物でも、超久し振りに味わう魚の引きは、僕にとっては本当に嬉しい感触であった

雨に風が加わり、磯にはヒラ様に相応しい白いサラシが拡がっているが、鈍った僕の体は駐車場所からここまでの20分で、早くも膝が笑い出している

20m程先の、岩と岩の2m位の間が狙い目なのだが、吹き付ける横風に怖気づき中々ボーグを打ち込めない

勘も腕も、すっかり鈍っているのを痛感する

岩にボーグが当たっても、風で膨らんだラインが岩に掛かっても、知ったことか!と度胸を決めて打ち込んだが、其処では何事も起きなかった

少し先のポイントでは、早速カンタさんが一本ゲットする

そのポイントを譲ってもらい、打ち込んだボーグに待望のヒット



余り抵抗も無く上がってきたのは、ヒラ様ならぬメバルであった・・・

尺には足りぬが、メバルとしては大物の部類、とは言ってもヤッパリ物足りない

その後同じポイントで再び反応があったけれど、今度はフグだった



僕が外道に弄ばれている間に、カンタさんは良型のヒラ様を仕留める

波と風と雨は、一段と激しくなってきた

時間も9時を回ったので、今回の攻撃はこれまでと終了した






伊豆から帰ってからも、何かと気忙しく時間がとれずで、アップするのが遅くなってしまったが、雨でぬかるんだ山道を鈍った体で喘ぎながら往復したから、全身が筋肉痛で、ボーグならぬ初期的ロボットの如く暫らくはギコギコとしか動けなかったが、漸くそれも収まってきた(笑)

それにしても、本文中にはヒラ様には巡り会えず、所謂外道しか釣れなくて悔しく思ったとは書いているが、アップした写真は恥ずかしいほどの笑顔に撮れている

ヒラ様は釣れなくても、久々の獲物の感触が嬉しかったのは隠せない事実である


お忍びの筈が

2011-11-09 | 釣行記
11月には出撃しよう!と、先月半ばから時間の合間を縫ってシコシコ準備に勤しんでいた

1年間も出撃して無いから、僕のラインシステムのビミニツイスト・オルブライノットがちゃんと出来るのかしら?と少し心配してたけど、指先はちゃんと記憶しておりぎこちなかったのは事実だけど、ラインシステムも無事組む事も出来た

サビの酷いフックは新品と交換し、使えそうなフックは先端にヤスリをかけて、仕舞いこんでいた装備もいつでも出撃可能なように整え、リールにもオイルやグリスを指して、ほぼ道具の準備だけは完了した

しかし、鈍った体を筋トレで蘇えらせる計画は、3日やっただけで、以後完全に座礁したまま今に至っている(汗)

ヒグチさんのパーティーへの申込みはFAXで送ってあったけれど、会費は未納のままだったので、昨日一年ぶりにヒグチ釣具店に向った




店長から最近の釣果情報や、ボーグの売れ具合を聞きながら四方山話をしていたら、あっと言う間に1時間が過ぎていた

最近の伊良湖情報を少し書くと・・・

・今朝6~70クラスのワラサが、フィーバーと呼べるほど釣れた(但し早朝に限る)
・今年秋(9~11月初頭)には、三河湾側で例年に無くスズキが上がったから、これから晩秋の表浜でもひょっとすると、爆発するような予感がする
・伊良湖で大型スズキを狙うなら、ヨタヨタと泳ぎ且つアピール力が強いビッグベイトに実績が多い
etc.(詳しくは、直接店長に聞いてください)



さて、折角伊良湖へ来たからには、出撃しない手は無い

実を言うと、潮を見てコッソリ出掛けたのである
(本当は今日9日からの大潮周りで行きたかったけれど、今晩からは秋の火災予防運動の夜回りがあるので、1日前に出掛けたのです)

今なら未だ少々時期的に早いので、西磯も空いていると見込んでいたが、今朝のワラサフィーバーの影響なのか、地元のおじさん釣り師と思われる軽トラが、びっしり駐車場に並んでいる

準備をしてポイントに向うと、パーティーで顔見知りになった顔を2,3人含んで、おじさん釣り師が10人ほど固まって話している

知った顔に挨拶し話を聞くと、今朝は兎に角凄かったようで、多い人は8本も挙げたそうだ

予想よりも風が強く、波も大きいが、おじさん達はジグを遠投する釣り方でマダカ(この地方のスズキの呼称)を狙っている

僕はジグはケースに入れてないから、明るい内は伊豆で青物にも実績があり風の中でも遠投可能な、ファルコン・リード7シンペンを投げて狙った

おじさん達は日が暮れると、「折角名古屋から来たんだから、がんばれよ!」と声をかけて帰って行った

暗くなるのを待ってミノーで攻めるアングラーは、僕の他には1名だけだった

が、途中で後から「リンさんですか?」と声をかけられ驚いて振り返ると、なんとけんたっくすさんだった

お忍び釣行の心算だったから、ここで地元釣り師以外のアングラー、それも同好のボーグマンに出会うとは予想もしてなかった

けんたっくすさんは、僕に遠慮してか先端より東側に入ったが、直に風が強過ぎて釣りにならないと戻って来て、内浦の方へ転戦すると言い残し西磯を後にした

僕はと言えば、その後直ぐに貴重なファルコンIRGカラーを、足元の岩に根掛かりで名誉の戦死させてしまい、風も強かったから THE END



車まで戻る道で、セルフタイマーによりパチリ

1年ぶりの出撃でも、準備は完全な筈!の心算だったが、やっぱり抜けはあった

ヘッドランプのスィッチを入れて、点灯するのは確認して持ってきたのだが、電池が不足してたのか薄暗くしか点らず、これでヒットしてたら暗い中でのネットインやフック外しは、ほぼ不可能だったろう

暗い中でネットインさせようと足を滑らせ海中に落ちたり、フック外しの時スズキが暴れてフックが指に刺さったりする、思わぬアクシデントに合わぬように、神様の温かい配慮でボーズだったに違いないと思っている

次の出撃は、完璧な準備で、且つ釣るぞっ!