ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

大つごもり

2008-12-26 | 日々の想い
昨夜から消防団の年末夜警が始まった
初日25日は区内各団の幹部が、消防署に集合して出発式を行う
出発式では消防長と公職者らから訓示、激励を受け気合を入れる
その後僕は署長と一緒に、各団の詰所を巡視して周る
巡視が終わり自団の詰所へ戻り、陣中見舞いに来てくれている町内役員や団OBらと呑みながら歓談し、家に戻ったのは1時半頃だった



そして今日は、仕事収めである
このブログは仕事の合間に会社で書いているから、一応これが年内最終稿となる
内容も無い駄文をグダグダ綴っているこのブログを覗いて頂いている皆さん、一年間本当に有難うございました
ブログを通じ、年代も違う僕にお付き合い頂いている皆さんからは、多くの素晴らしい知識や情報を得る事が出来て感謝に耐えない
又皆さんから頂いた温かい心の篭ったコメントで、どんなにか勇気付けられたことか
今年はブログを通じ知り合った釣友達と、現場で直接お目にかかると言う嬉しい出会いも多かった
来年もそう言った嬉しい出会いが多からん事を、心から願っている

一年間お付き合い頂き、有難うございました!

100年に一度と言われる未曾有の不況の最中で、来年はもっと厳しいとも予想されている
そんな厳しい世知辛い世の中ではあるが、せめて趣味の釣りの世界だけでも愉快に過したい


新しい年が、皆さんにとって、幸多き年でありますように!


皆さん、どうぞ良い年をお迎えください!!


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闘志を燃えさす

2008-12-25 | 平鱸(ヒラスズキ)
25日である
生業の関係でクリスマスケーキの販売はしているが、子供達は独立し幼子も居ないので、巷が騒ぐほどクリスマスには縁が無い
昨夜のイブも、クリスマスにちなんだ食事を摂る事も無く早めに寝た
早めに就寝したのは、勿論今日から始まる消防団の年末夜警に向けて、少しでも体力を温存する為である



先週末の伊豆が年内最終戦で、年明けも中旬過ぎまで釣行予定が無い
昨年末のヒラ78cm、マル83cmと今夏のアカメで釣運を使い切ったのか、その後はこれと言ったメモリアルフィッシュに巡り会ってない
そういった事に多少影響を受けたのか、真っ赤に燃え滾る熱い思いを何処かに置き忘れてきた様な釣行が続いたと反省している
新たな年は、もう一度血を沸かし目を輝かせて、挑戦する釣りをしたい



そんな思いも込めて、対ヒラ戦用に新たな武器を発注した
求めた新兵器は、Gクラフトが化物級平鱸専用設計して発売したSEVEN-SENSE Moss <Monster HIRA plugging special >である
今使っているMoss と同じ13ftのロッドであるが、現行が3ピースであるのに対し2ピースになっている
メーカー説明に拠れば、「従来型3ピースモデルは3ピースマンドレルでしか出せない鞭のような「しなりとタメ」を重視した設計に対し、この2ピースモデルは強風下での振り抜きのシャープさと、水流抵抗の少ないルアーの波動を繊細に感じ取るティップを重視し、キャスト時の向かい風の中でブランクスのダルさや重さの反動を徹底的に排除した張りのあるしなやかな高感度穂先と強靭なバットパワーを超軽量可変テーパーに設計」されているらしい
先月70クラスのワラサを釣った時の映像を見ると、僕のMoss13ftが文字通り満月に絞られているのに対し、オーナーのザウルス13ftはティップが押さえ込まれる程度しか曲がっておらず、ロッドパワーの差を見る思いがした
ヒラスズキより泳力が強いと言っても、多寡が70クラスのワラサが底へ突っ込むパワーを凌ぐのに苦労した体験や、自分の技術はさて置き、強いアゲンストの中でファルコンSky-passを打ち込む時に、もう少し鋭く振りぬけないものかと思っていた懸念がこれで解消される筈である


新設計ロッドのパワーが、夢にまで描くランカーヒラ狩りに力を発揮してくれる期待は勿論であるが、新たに武器を投入する事で、燻りかけていた僕の闘争心が再び激しく燃え上がる事を期待する
今年果たせなかった夢を、やがて迎える新しい年には、必ず実現させてやるぞ!!

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陽はまた昇る(ヒラ最終戦)

2008-12-22 | 平鱸(ヒラスズキ)
19日(金)終業後、年内最終戦のため伊豆へ向かった
事前の波予報では土日とも波高1.5mで凪状態、東からのウネリだけが唯一の望みの綱と言う、やや厳しい海況である


第1日目朝はほぼ無風状態で、選択肢は東海岸しかない
狙いを付けた磯は、予想以上のウネリが入っていて、思わず頬が緩む
ただこの磯は平坦なので、時々大ウネリが上がってくるのが不気味である
高台から暫らく、ウネリで水を被る場所や、ウネリの周期を注意深く観察する
磯際はウネリが来ると殆どの場所が水に浸かるので、立てる場所が限られてくる
その限られた場所を移動しながら、サラシの外側にSB/Sky-passを打ち込んで行く
ウネリで良いサラシが出ているが、一向にヒラからの反応が無い

20071003

1時間半位ボーグ塾長にも、僕にも全くアタリも無いので、この場所を諦めてもう1箇所へラン&ガンする事にした


2箇所目の磯も、ウネリで良さそうなサラシが出ている
打ち込んだファルコンをリトリーブすると、小さなベイトがピョンピョンッと水面を割って飛び出し逃げ惑う
沖に顔を出している根の右側を引いていた時に、ファルコンに何か違和感を感じたが、唯一の反応と言えば反応で、その他は全く異常ナシ!!
8時半頃に、朝の攻撃を諦めた

20071003

第1日目夕方horiさんが合流
塾長以下3名で、少し吹き出した西風による風波に期待して、西海岸の磯を目指した
期待ほど風が強くないのでサラシも薄い
岩の上に腰を下ろし、暫らく夕まずめを待つ事にする
海に太陽が沈みかけた時から、攻撃を開始する
塾長は僕が攻撃しているワンドのもう一つ先の磯を目指し、断崖を登って移動して行った
辺りがすっかり闇に包まれる前の時間、ワンドを挟んだ先の塾長のロッドが絞り込まれている
横目でチラリチラリとその様子を眺めながら、夕まずめの一瞬のチャンスを逃すまいと、SB/Sky-passを打ち込み続ける
塾長が獲物をぶら下げ、此方へ戻って来た

20071003

獲物は、僕が求めて止まないランカーであった
全長82cm、体重6.1kg・・・
薄いサラシから引っ張り出されたのは流石であるが、正直些か悔しい
あのサイズ、出来る事なら僕のファルコンにヒットして欲しかった
とは言っても、これが今の僕と塾長との、歴然たる差である
同じ磯を攻めても、塾長と僕の狙うポイントの違い、ファルコンを打ち込みリトリーブさせるコースの差、その他諸々の差が結果となって現れたと言う事なのだ
この差を埋めて行かなくては、ランカーはほんの直ぐ側に居てもヒットはしてくれない

陽も沈みすっかり暗くなってしまったが、何とかヒットを得たいとファルコンを打ち込みながら崖の上り口まで戻る
此処でも最後のチャンスを求め、2箇所で3投ずつ試みた
異常ナシ!!・・・
これにて第1日目の攻撃は、全て終了


夜は塾長、塗装担当の山本さん、horiさん、それに僕と家人5名で反省会を兼ねて夕食を共にする
horiさん持参の吟醸酒が旨かったが、一本獲れていたなら、更に五臓六腑に染み渡っていたのだろう
夕方から吹き出した西風に期待して、最終日は西磯を攻めようと約し、早々に解散した


最終日朝
期待に反し、西風が全く無くなっている
これでは西は凪であろう・・・
昨日のウネリが残っている事に賭け、急遽予定変更して東に向かう

20071003

西に入る心算の集合時間だったから、磯へ入った頃には空も白みだしている
駐車場所から見える海は、全くの凪
全ては終わったか・・・
それでも現場は、昨日よりもウネリは弱いものの、薄いサラシは出ている
すっかり夜が明けきるまでが勝負!と見て、急いで準備をして先ず1箇所目のポイントを叩く
3投しても反応は無い
早々に次のポイントに、向かう
狙いは皆一緒の様で、違う場所に入っていた塾長が、一歩先に狙いのサラシに打ち込んでいる(やられたぁ・・・)
僕の目の前で、30クラスのヒラセイゴをゲットされた(あれは本命ではない・・・)
ウネリで良いサラシが拡がっているから、未だチャンスありと見て、場所を譲ってもらう
実はこのサラシには、以前から擦れた良型が居ついているのだ

第1投目
カクレ根の横で、コンッ

 ・

 ・

 ・

コースや速度を替えて4,5投誘ってみたが、反応はそれだけ・・・
又奴を騙せなかった

20071003

場所移動して暫らく3人揃って打ち込んだが、異常ナシ
7時には諦め、納竿とした
今年の最終戦
塾長、ランカーとチビゲット
僕、アタリ1回のみ
horiさん、異常ナシ
悔しい結果で、終了した

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正月休みは

2008-12-18 | 日々の想い
暮れもかなり押し迫ってきた
長年消防団をやっていると、年末夜警(正しくは年末特別消防警戒)が終わらないと正月を迎える気がしない
その夜警は25日から30日までの毎日、深夜日付が変る頃まで行っている
夜警期間中は、毎日当番が腕を奮って夕食を作ってくれる
この団員手作りの夕食が又美味しいので、それを食べるのが夜警の楽しみでもあるのだ
当然日中は仕事があるので、眠くて眠くて仕方が無い
しかし、今年はカレンダーの都合で、夜警2日目の26日が仕事納めとなるので、休みが早く始まる分、それだけ体は楽になりそうだ


釣りは今週末が、年内最終戦となる
年内最終と言っても、ヒラのシーズンは秋から初夏まで続くのだから、専ら人間の都合だけの「最終戦」とも言える
但し、今の時期は産卵前のデップリ太った大物に会えるチャンスが増えるから、磯ヒラ師は目の色を変えて望む次第である


世の景気は、同時不況の為に最悪である
仕事が減って休みが長くなると言う人も中にはあるかもしれないが、今年はカレンダーの関係で年末年始の休暇が長くなると言う人が多いに違いない
今年は夏にアカメに挑戦するに当たり、初詣で金刀比羅宮に出掛け、正月は高松で過ごした
今度の正月休みはどう過ごそうか・・・
年内の休みが長い分、年明けの休みは短い
正月休みは皆さんに薦められた充電の為にも、家でDVDを見ながらお節を肴に、ちびちび酒を呑みながら過ごしてみようかなぁ~


皆さんの正月休みは、如何であろうか?
やっぱり、釣り三昧の日々になるのかな(笑)

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闘い

2008-12-17 | 日々の想い
グスタフ・クリムト「人生は戦いなり(黄金の騎士)」

僕は自分の釣りを
自然との闘い
魚との闘い
自分との闘い
だと考えている

自然との闘いと言っても、人間は絶対に自然には勝てっこないから、如何に自然に逆らわずに同調出来るか、と言う事になる
危険が常に伴う荒磯では、油断したり、現象を過小評価すれば、怪我や事故に直結する
風や波やウネリに絶えず注意を払い危険を避ける事や、地形や潮や水流を読む事が僕が言う自然との闘いである

魚との闘いは、如何に彼らに悟られぬ様に接近し、如何に彼らを騙し、如何に彼らの逃れようとする力を凌げるか、と言う闘いだ
魚に比べれば遥かに知能が進んでいて、体が圧倒的に大きく体力に勝る人間が、常に有利だと思われがちだが、陸上と海中と言う異界間の闘いでは、事がそんな簡単には運ばない
常に自然の中で棲息し、自然の全てを闘いに活用可能な魚は、たまにしか磯に向えない人間よりも、遥かにアドバンテージを持っている
磯での人間は、アウェーの闘いを強いられるのだ


自分との闘い!
これが一番難しい闘いだと、僕は思っている
自然でも魚でも、闘う相手ははっきりと認識できる
自分と言う相手は、一番判っている様で実は判り辛く、認識するのが難しい

自然と対峙する時にも、闘う相手は自然だけではなく、実は自分との闘いも含まれているのだ
獲りたいと思うが為、危険を顧みず出撃する自分を、自ら戒められるのか
心の中で、進める!危ない!と言う思いが葛藤を起した時に、常に正しい判断が下せるのか
此れが出来なければ、事故を起す事になってしまう

磯の岩場を歩き回り、磯からの帰路を登って行く脚力が無いと、磯ヒラ釣りは成り立たない
その脚力を養う為には、日頃良く歩いたり、意識して階段の昇り降りを行ったり、筋力増強トレーニングを行わなければならない
筋肉が苦痛で悲鳴を上げなければならないが、それを続けるのも自分との闘いである
アワセが上手く入れられない自分が、それを克服するのも自分との闘いである
自分との闘いは、挙げ出せば限が無い

自分との闘いは、辛ければつい甘えてしまいがちになる
だから難しい闘いとなる
甘えと言う誘惑に、負けずに居られるのか
克己心
自分との闘いは、此れに尽きる



自分の釣りをこう捉えているから、ゆとりが無かったり、リラックス出来ないのだろうか
しかし、こう言う釣りでも、嫌いではない

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自分に負けた・・・

2008-12-15 | 釣行記
伊良湖戦最後の悪足掻きと、金曜夕方にスクランブル発進をかけた
土日の休日はアングラーで溢れるだろうし、消防行事もあったので敢て平日に賭けた次第である
偶然?僕と同じ読みをされたすーさんとは、駐車場で落合った(笑)
大潮は木曜から始まるが、木曜よりも金曜の方が風波共に穏やかだろうと、予報から判断していた
しかし、予報と読みとは裏腹に、風も強く沖にはウサギが跳んでいる!
北西風は丁度アゲンストになるが、この程度の風ならファルコンSB/Sky-passが打ち込めない風ではない
風が無ければリール・アームを60回位廻す距離を飛ばせるが、本日のアゲンストだと40回転位には落ちる
問題は波である
ファルコンが波に持ち上げられ、中々上手くリトリーブ出来ないし、ヒットが多い磯際も波で巻かれてしまうから、ピックアップを早くしないと岩に根掛かってしまう



それでも早い時間に、磯際でコツコツッとヒット!
しかし、フッキングには至らない
波に巻かれファルコンが岩に掛かってしまいそうで敬遠していた磯際だったが、ヒットが有ればロストを恐れず攻めなければならない
波が高いから何時もよりは後から打ち込んでいるが、それでも波飛沫が絶えずかかるので眼鏡が潮で曇ってしまう
暗い中では、ラインは殆ど確認不能だ
ファルコンがロッドを通し手に送って来る僅かな信号だけが、ファルコンの位置確認の唯一の手掛かりである
それも絶えず打ち寄せる波の為に、感じるか感じないかの微弱電波状態で、遂に岩に根掛かって本日最初のロストとなる



リーダーとルアーとの結束部で切れてしまったリーダーを、指で傷を探ってみる
傷は無い!
本日2機目のSky-passを投入する
カラーは、1機目がIRGスペシャル、2機目がi-cイエローチャートだ
着水後15回位巻いた所で、ガツンッ
ヒットォ~!!
ジィーッ、ジィッ、ジィーーッとドラグが鳴る
フルドラグ近くまで締め込んでいるから、ドラグを鳴らせば良い型の筈である
ロッドを立てて、その締め込みに耐える
その締め込みの力からも、大物を感じる
何時もの様に、竿尻を体に追っ付けようと、竿を持ち替えようとした
その時グゥーと重みが乗って、一瞬竿が伸される様に伸びてしまう
この時一瞬テンションが緩んだのか、スゥーと軽くなってしまった!
引き上げたファルコンのフックシステムは、外れていない状況だった
痛恨のフックアウト!
その後はヒットも無く、ファルコン合計3機ロスト・・・
手持ちのSky-passがこれで無くなってしまったので、7時頃止むを得ず納竿とした


すーさんには、一度のアタリも無かったそうである
もしあの魚がフックアウトしなくても、この海況ではランにも相当苦労したに違いない
今日は、完全な敗北である!
風波が収まるだろうと思われる明晩、リベンジ出撃を試みよう・・・か???
駐車場を出る時点では、未だリベンジを考えていた
家に戻って壁掛けになっているファルコンのボードから、SB/Sky-passを探したら6機見付かった
早速フックシステムを装着して、明日の準備を行い眠りに就いた

 ・

 ・

 ・

朝目が覚めたら、何故か心が萎えている

今年は夏に大仕事を果したので、伊良湖のマルは許してやろう
俺は磯ヒラ師だっ! マルは二の次で良いのだ
年末も近いから、掃除や洗濯もしなきゃならん
伊良湖を止めれば、仕事に出た家人を迎えにも行ってやれる

心の中で、行かぬ理由を並べ立て、結局翌日は・・・
日和ってしまった


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悪足掻き

2008-12-12 | 日々の想い
師走12月、早くも半分近く過ぎ様としている
昨年の12月は、8日に伊豆で78cmのヒラ、11日には伊良湖で83cmのマルに恵まれた
しかし、伊豆でも伊良湖でも、今年はそれを上回る、否、例え上回れないまでも、それに近いサイズさえも上げていないのだ



いよいよ年の瀬も押し迫り、僕に残された時間も限られて来た
僕のラストチャンスは、年末警戒がある為に、もう今週末、来週末しかない
残された時間、出来る限りの悪足掻きを行う!
夏にビッグボーナスを貰ってしまったから・・・と、内心諦めに近い気持ちも無きにしも有らずだが、例え昨年並みの結果が残せなくても早々に諦めてしまっては、悔いが残ってしまい気持ち良く年が越せない
精一杯やるだけやって、
すっきりした心で今年も終わりたい!

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続・会えた、けど・・・

2008-12-10 | 平鱸(ヒラスズキ)
昨日の爆風が嘘の様に、静かな朝を迎えた
あれ程激しかった風は、ホテル駐車場ではそよとも吹いてない
車に乗り込み曇ったフロントガラスに、ウォッシャー液を掛けながらワイパーを作動させると何か様子が変である
ウォッシャー液がガラスに当った途端に凍りついてしまい、ワイパーはその氷の上を、唯バリバリ言いながら上滑りしているだけなのだ
寒波が来ると予報は言っていたが、昨日朝の外気温は7℃あったので流石伊豆は温かい!と思ったが、今朝は氷点下近くまで冷え込んでいる
それに気付いたら、それまで感じなかった寒さが、一度に身に沁みて来た(ブルブルッ)



海は風波は消えてしまっているが、ウネリに拠ってサラシは適度に出現している
昨日のリベンジを果たす為に、急遽予定を変更して参戦するhoriさんを含む3名の熟年チームは、今朝も暗い内から磯を目指した
大荒れ直後には往々にして馬鹿喰いと言う事も多いので、昨日釣果に恵まれなかった者は、今日こそは!と、恵まれた僕はサイズアップを!と、それぞれの思惑を抱いてポイントに入ったのである



未だ薄暗い間に、ボーグ塾長にヒット!
すわっ!と、ネットを持って駆けつける
しかし、塾長には珍しいフックアウト・・・
どうも完全なバイトでは無かった模様である
薄暮になったが、3人とも沈黙が続く
今日は風も無いので、僕は立ち上がりが良いファルコンSB/Iron Solidコギーベアで攻めているが、期待に反し全く異常ナシである
期待が大きいだけに、異常ナシが続くと早くも焦りが出てくる
かかったぁ~!
沈黙を破ったのは、horiさんだった
氏の磯竿を改良した特製16ftロッドが、弓なりに曲がっている
塾長がネットを掴みアシストに入る
僕は邪魔にならぬ様、ルアーを巻き取りロッドを持って、岸際から後ろ側へ離れる
horiさんは竿を立てて必至に応戦しているが、水面に見え隠れしている岩の角に、ラインが擦られそうでヒヤヒヤする
もっと左へ移動しないと、ラインブレイクしちゃうぞ!
竿を持って覚束ない足取りで、それでも何とか左の岩に移動した
この場所は以前僕も掛けたヒラが、押し寄せる波に揉まれ岩下の空洞に引きずり込まれ、返す波で岩下から吐き出され、を繰り返している間にフックアウトしてしまった取り込みの難しい場所である
大きな寄せ波が押し寄せて来た!
もっとラインを巻き取って、岩下に引き込まれない様に、ロッド操作しないと・・・
経験の浅いhoriさんに、それを期待するのは酷である
その時、塾長が手にしたネットを海中に突っ込んで、ヒラが波で岩下に引きずり込まれるのを阻止した
バキッ!
波の圧力で柄が折れた!
左へ寄せて!塾長のアドバイスが飛ぶ
上手く左に誘導されたヒラは次の波に乗って、horiさんが立つ岩の左側の、波で海面に見え隠れする岩の狭間でバタバタやっている
塾長のネットは折れてしまったので、僕がネットを差し出すが、波に揉まれて中々ネットインさせられない
業を煮やした塾長が飛び降りて、リーダーを掴んで引張り上げて、漸くゲットと相成った

20071003

昨日の僕より、一回り大きなヒラである
生涯2本目のヒラを手にしたhoriさんは、流石に嬉しそうである
予定変更してまでも、参戦した甲斐が有ったと言うものだ
horiさん、おめでとう!!

その後、直ぐに塾長も一本ランディング!

塾長やhoriさんのリトリーブ・スピードは、僕のよりもかなり早い
アングラーが多く入る此処は、通常のリトリーブにはヒラも反応しない様だ
スピードを上げて泳ぐルアーなら、見切られる前に、ヒラは反射的にバイトしてしまうのか?!
二人のヒットを見て、僕もスピードを上げてファルコンをリトリーブすることにした
そうすると、間もなくサラシの外の沖の方でヒット~!
しかし、早巻きだったので上手くアワセられず、最初のエラ洗いで簡単にフックアウト・・・
チクショー!
暫らくすると、今度は足元のサラシからチェイス!
だけど、フックには乗らず・・・
グヤジィ~~ッ!!!


そんなこんなで、二日目結局僕はサイズアップどころか、○ーズに終わった
いやぁ~、horiさん
今日は、完全にやられちゃいました・・・
塾長は、3人揃ってランディング出来て良かったねと言うが、二日目○ーズの僕には、かなり悔しさが残る釣行であった

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会えた、けど・・・

2008-12-08 | 平鱸(ヒラスズキ)
誂え向きの週末冬型気圧配置、意気揚々と伊豆へ向かった
今回は磯ヒラ塾同門生が、始めて揃って塾長と同行する釣行である
塾長以下3名の年齢の合計が、170歳を越えると言う凄いメンバーでの釣行なのだ(笑)
年上の弟弟子から、先ずは当面の目標として兄弟子である僕の釣技を盗みたいと、同行を希望されたので、張り切りざるを得ない!

20071003

5時に集合し、暗い内から粛々と磯へ向かう
待ちに待った冬型気圧配置だが、風強すぎ!
ビュービューと風が唸り、手に持ったネットが風で膨らみ、吹き飛ばされそうである
轟々と白波が押し寄せ、一面サラシだらけなのだが、こうなると立てる場所も限られてくる
波をまともに被らない場所に、辛うじて立ってファルコンSB/Sky-passを打ち込むが、凄いアゲンストも相まってサラシの外まで打ち込めない
岸際から20~30m位までが、押し寄せる荒波で一面総サラシ状態であるが、寄せる波と返す波がぶつかり合って、それこそ洗濯機の中の如く攪拌されている
もしヒラが居るのなら、サラシの外延からサラシ内を狙っている筈である
だから、サラシの向こう側にファルコンを打ち込みリトリーブしなければ、ヒラはアタックしてこない
だけど吹き付ける逆風と、拡がりすぎたサラシの為に、それが極めて困難なのだ
釣りにならねぇ!!
その場所を早々に諦め、勝負出来そうな場所を求め、未だ空けきっていない磯を移動する
移動すると言っても、薄暗い中ロッドとネットを片手に持って、大岩小岩ひしめく磯場を、登ったり降りたりとそりゃ大変なのだ
しかし、何とか勝負出来そうな場所は見付かった
この場所からなら、波を被らずにサラシの外へ、ファルコンが打ち込めそうだ
だけど直ぐには攻撃を始められない
ヒット後の取り込みが、未だ想定できないのである
どのルートで磯際へ降り、何処でネットインさせるのか?
磯際は全て荒波が直接ぶつかって危険だし、若し仮にネットを出しても波の力で、柄が簡単に折られてしまう・・・
一人荒れ狂う海を眺めながら、かなり長い間攻撃を躊躇していた
そうこうしている内に、ボーグ塾長とhori塾生もその場へやってきた
一人では取り込みは難しいが、アシストが居れば何とかなる
攻撃開始だ!

塾長は僕の右側のもう一段下がった岩、hori塾生は左のもう一段上がった岩場から、それぞれ攻撃を始める
暫らくすると、塾長にヒット
ネットを持って、直ぐにアシストに駆けつける
しかし、打ち付ける荒波に翻弄され、中々コントロールも儘ならない様だ
数分に渡り遣り取りされたが、最後はラインが岩に擦られ痛恨のラインブレイク
塾長の場所を譲ってもらい、替わって僕がSky-passイワシホロを打ち込む
間もなく目の前のサラシの外延でゴンッ!
ヒットォ~~!!
荒波に揉まれるヒラをロッドでコントロールしながら、何処へ誘引したら取り込めるのか必至で周りを目で探る
ネットアシストに駆けつけて呉れた塾長が、左へ!と叫ぶ
僕が乗った岩の左側の陰に、ヒラを誘導せよ!と言う事である
打ち付ける波のタイミングを見計らって、何とか左の岩陰に誘引した
ラインを巻き取り、竿先からヒラまでの間を詰め、ロッドを操作して構えられたネットにヒラを誘引しようとするのだが、打ち付ける波に翻弄されて岩に擦られたり、岩の間に挟まったりして、中々思う様にいかない
何度も何度も上手く行かずに焦ったが、ガッチリとクラッチフッキングしているボーグ・フックシステムに助けられ、漸くネット・イン!
ヒラの体が岩に擦られ傷付き、銀ピカではなく模様が入っている様に写っている写真が、ネットインまでの激闘を物語っている

20071003

大したサイズではないが、こんな厳しい条件の中で、無事キャッチ出来たのは素直に嬉しい
その場を譲って暫らく二人のアシストに廻ったが、その後はヒラのヒットも無く8時頃納竿した
攻撃も終わり、今朝だけ同行可能と言ってみえたhori塾生とは再会を約し駐車場所で別れ、僕は午後の攻撃に備え、ホテルで一休みする事にした


途中のコンビニで朝食を買って、ホテルに帰りシャワーを浴び、遅い朝飯を喰らって一眠りした
目覚めると、hori塾生からメールが届いた
同行したお礼だろうとメールを読むと、「明日の都合もつけたから、明日も宜しく!」と言う内容だった
キツイ磯までの往復を物ともせず、僕よりも年齢は上なのに凄いパワーと意気込みである

20071003

午後になっても、風波は一向に衰えない
3時頃から2箇所ランガンする
午後からの場所は、真正面から風が吹き付けた朝と違って、風が真横から吹き付けてくる
横風でラインが膨らんでしまうので、海面スレスレにラインを通そうと思うのだが、ロッドワークとリリース・ポイントが難しい
上手く行って、海面スレスレにラインが真っ直ぐ伸びて行くと、気持ちが良い
気持ち良く打ち込めた時は、水を噛むファルコンの泳ぎがブルブルと手元に伝わってくる
リリース・ポイントが少し高いと横風でラインが膨らんでしまって、着水しても水面上を軽く10m位は横滑りしてしまうし、ラインを巻いても殆どブルブルを感じない
ブルブルを感じないと言うのは、ボーグが殆ど泳いでいないと言う事なのだろう
上手く泳がねば、ヒラにアピールも出来ないから、釣れる筈は無い
1箇所目は全く反応も無く、2箇所目へ移動する
2箇所目のポイントは、通常は緩く斜めに海に向かっている磯際に降りてロッドが振れるのだが、風波が強い為に波を被る下には降りられず、背後の岩場に張り付いた形で打ち込まねばならない
ロッドを後へ倒せないから、垂直にしたロッドを前へ振り下ろすだけでルアーを打ち込む事になる
これでは上手く打ち込めない!
(後でボーグ氏に聞いたら、ロッドを横に構えサイドスローすると良いとの事だった)
リリースポイントを低くする事など不可能なので、ラインもろともボーグも横風に煽られ2~30m斜め前方にポチャンと落ちると言う感じだ
背後の壁に張り付き、悪戦苦闘しながらSky-passを打ち込み続けた
夕闇が迫って来た時、足下直ぐのサラシでガクッ
ヒット~!
文字通り足下直ぐのサラシなので、そのまま岸へズリ上げる
岸へ上がったのは、40クラスのヒラセイゴ
ラインテンションが緩んだ拍子にフックアウトし、其処へ次の波が打ち付けて、オート・リリースとなってしまった・・・
その後は反応も無く、すっかり暗くなったので午後の攻撃も終了した
海から吹きっさらしの帰り道、余りの強風で真っ直ぐ歩けないほどであった
朝夕磯への往復と、強風に何時も踏ん張っていた為に、早くも太腿が筋肉痛を起こしかけている
<続く>

♠TACKLE
ROD:G-Craft SEVEN-SENSE MOSS-SPINNING MS-1303-MR
REEL:Daiwa CERTATE3500HYPER CUSTOM
LINE:Daiwa SALTIGA SENSOR 35lbs
LEADER:MORRIS VARIVAS Shock Leader 35lbs
KNOTS:Bimini Twist+Albright Knot
LURE:Opcell Falcon128SB/Sky-pass SardineHolo.

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西高東低

2008-12-05 | 日々の想い
天気予報に拠ると「寒冷前線が通過して、週末の6日(土)から7日(日)の前半は冬型の気圧配置になる見込み」だそうである
冬型の気圧配置とは、所謂西高東低と言われる気圧配置で、強い北西の風が吹き気温が下がる

ウッシッシィ~~!(笑)

何が「ウッシッシィ~~!」かと言えば、冬型で海が荒れそうなのだ♪



磯ヒラ師は海が荒れると悦ぶ、些か変な人種である
海が荒れる、波が高くなる、良いサラシが出る、サラシに紛れ捕食するヒラの活性が上がる、ヒラゲットのチャンスが高まり磯ヒラ師が悦ぶ、と言う具合である
尤も、荒れ過ぎれば、それだけ危険が伴い、従って立てるポイントも限られるし、もしヒットさせても取り込が頗る困難になってくる
伊豆の局地天気予報に拠れば、波高3mウネリを伴う、西の風7~10m、となっている



ウネリを伴う波高3mなら荒れ過ぎとは言えないが、西風7~10mが少々気に掛かる
西風は海から吹き、磯から海に向かってルアーを打ち込む僕には、真正面からのアゲンストになる
7~10mの風と言っても、それは陸上の話で、海上若しくは海上と等しい磯際では、5割り増しの10.5~15m位の風になってくる
15mの風に正面から吹かれると、ロッドが抵抗を受け重たくなるし、風でラインが膨らんで、ルアーからの情報が殆ど伝わって来なくなる
頗る釣り辛い状況になってしまうのだ



贅沢を言えば波があっても風がない状況が僕には望ましいのだが、現実は其処まで上手くは運んでくれないのが常である
磯ヒラ師、凪の海では勝負にならないから、此の際波が高い事だけでも、悦ばねばならない
波予報を見る限りでは、今シーズン僕が伊豆へ行く時の、ベストの状態なのだから
昨年メモリアルフィッシュをゲットした、12月8日も近い
今シーズン最高の釣りとなる様に、祈るばかりである

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