ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

赤目120cm

2013-03-27 | アカメ
カテゴリーはアカメだが、今回の話しは「赤目」です

三重県と奈良県の県境近くに、赤目町と呼ばれる場所が存在する

ルアーアングラー憧れのアカメではなく、ここは滝が有名で「赤目四十八滝」と称している

また、ここには天然記念物オオサンショウウオを飼育展示している「日本サンショウウオセンター」があり、マニアの間では有名なのだそうな

困ったことに、家人がそのマニアに属しているのか、オオサンショウウオが可愛いと言って憚らず、是非連れて行けと煩いので、今週の日曜日に遠征してきた



近鉄も通っているが、今回はドライブも兼ねて車で出かけた

赤目口の交差点から、サンショウウオセンターを目指し車を進めていくと、やがて赤目川が道に沿ってくる



その渓流を眺めながら暫く走ると目的地、センターが存在する赤目四十八滝登り口に着く

登り口に差し掛かると土産物屋が現れ、駐車してってと、盛んに手を振って誘ってくる

しかし、それらに惑わせられずに奥まで車を進めること、何故ならば目的地まで歩く距離が短くて済むし、入口近くでも奥まで行っても、駐車料金は一緒だから



最奥部の駐車場に車を停めて、歩けば直ぐに、石で作ったオオサンショウウオのオブジェが迎えてくれる

ローマのトレビの泉の如く、再びこの地へ戻ってこれることを祈ってだろうか、それともお賽銭なのだろうか、オブジェにはコインが一杯供えられていた

家人の目的地であるサンショウウオセンターは、セコイことに四十八滝へのゲートも兼ねており、単に滝巡りをしたいだけの行楽客も、センターへの入場料を払わされる

まぁ、見方を替えれば、滝への入山料を支払えば、サンショウウオもタダで眺められる、とも言えようか

センターは水族館のような作りになっていて、入ってすぐの水槽には、センター最大の120cmのオオサンショウウオが鎮座している

残念ながらフラッシュ撮影禁止なので、撮った写真は暗くてその120cmの写真は上手く撮れておらず掲載出来ません



代わりに、これは「ななちゃん」



サイズはセイゴクラスであるが、オオサンショウウオがこの大きさになるには、20年も掛かるという




ランカーサイズである80cmを超えるには、35年以上の歳月が必要らしい

サンショウウオが可愛いと称する家人は、水槽の前から中々離れようともしない

サンショウウオは夜行性であり、特に大きな個体は水槽の中でジッとしているだけなので、僕のような一般人は見ていても詰らない

家人をセンターに残して、一人で植物観察も兼ねて最初の滝まで登ってきた



渓流の周辺には、色々なコケ、シダがあっちこっちに生い茂っており、こちらは見飽きることがない

僕の盆栽たちは最近の暖かさで、もう芽吹き始めているが、山の植物たちの芽吹きは未だである


もう半月もすれば若葉が一斉に芽吹いて、より清々しい気分になるのだろうけれど、滝の音を聞きながら渓流をそぞろ歩きするだけでも、十分に気分が良い

ほかっておけば何時間でもセンターから離れそうもない家人であるが、無理やり帰ることにした



名物のまんじゅうを土産としたが、もう少しネーミングが何とかならないものだろうか・・・



名前とは裏腹に、さつまいもを生地として、中に小豆あん、抹茶あん、クリームなどが入った饅頭は、ちょうど小腹が減った昼時だったこともあり、大層美味かった








アカメの記事と思って、わざわざ訪ねて下さった方々には、つまらぬ紀行文でまことに申し訳ございませんでした・・・

山口さん、おめでとう

2012-09-24 | アカメ

<写真はオプセル社HPから拝借しました>

山口さん、おめでとう!

兵庫在住のボーグマン・山口さんが四万十川で、初アカメをゲットされた

僕が山口さんとお会いしたのは、2010年夏に高知市で開催されたアカメ釣り大会であった



この時はHORIさん、宮っちさんと現地で落ち合う約束で参加したのだが、釣り大会の前に開かれたフォーラムで、山口さんから声をかけられたのが、お会い出来たきっかけだった

その後山口さんとお会いする機会はなかったけれど、昨年から四万十川にも出撃されている事は、オプセルHPで拝見して知っていた

僕もアカメに初挑戦した時には、ブログで知り合った四万十市在住のnori1022さんに案内して貰い四万十川のアカメに挑んだ事がある

アカメの存在を初めて知ったのは、学生時代に読んだマンガ「釣り師三平」であったが、其処に書かれていたのも四万十川で、四万十川はいわばアカメの聖地と言える

その後知り合った高知市在住のアカメハンター諸氏から、ロマンを求めるなら四万十川、釣果を求めるなら浦戸湾と聞いた事があるけれど、裏返せばそれだけ四万十川でアカメを釣る事が難しいとも言えるのだろう

今回山口さんは、自家塗装のファルコンSBアルミで初ゲットされた由、以前オプセルHPで見せて貰った山口さん自家塗装のファルコンは、素人細工を超えた素晴らしい出来だった

オリカラで釣っても嬉しさは倍増するのだから、自家塗装のファルコンで釣果を得た嬉しさは、想像を絶する悦びだったと推察する

山口さんのことだから、ミノウオと呼ばれるビッグサイズをゲットされるまで、きっとチャレンジを続けられると思っているが、その日が近いように祈念して止まない

改めて、山口さん、おめでとう!

ミノウオゲットの報も、心待ちにしてますよ!

夏の旅行 その2

2012-08-22 | アカメ
しこたま酔っ払ってホテルに戻り、その夜はバタンキューと眠りに落ちた

海猿氏が心配していた悪酔いも無かったようで、翌朝4時にパッチリ目が覚めた

BS-NHKを点けてTVで遼くんを応援していた筈だが、気付いたら再び眠ってしまったようで7時を過ぎていた・・・



さて、今日は高知へ移動せねばならない

ナビで調べると、推奨ルートは一度徳島に戻って、そこから高松道・高知道と高速を使う方法が示される

勿論徳島から徳島道経由のルートもある

しかし、折角徳島から1時間ほど南下したのに、再び徳島に引き返すのは気が進まないし、推奨ルートはいつも通い慣れた道だから、今回は新しいルートで高知へ行く事にした

高速道ではなく一般道で、ここから高知へ向うルートは、大雑把に言うと、室戸岬を巡る海岸沿いに走る道と、那賀川(数年前にアザラシの「ナカちゃん」が出没して話題になった川です)沿いに遡って山岳地帯を抜ける道との2ルートとなる

実を言うと、昨夜地元民である海猿氏にリサーチしたのだが、室戸岬経由のルートは想像以上に時間がかかるそうだし、那賀川を遡るルートは氏の奥様の実家があり何度も走った経験があるが、道も整備され交通量も少ないからお奨めとの事であった

と言う事で、山岳道路だけど比較的距離は無い195号を通って、高知に向かう事にした



生憎天候が良くなく、雲がかかって稜線の下部しか見えないが、写真は徳島・高知の県境に聳える標高1,707mの石立山で、その下のトンネルを抜けて高知県に入った

高知県に入ると、アンパンマン・ミュージアムの前を通過して、南国市を抜け高知市に至ったのだが、ノンビリ走っても2時間半弱の移動だった




1ヶ月ほど前に、長野さんにはこの日に高知へ行き、何時もの様に夕方からアカメに挑戦する旨を連絡してあった

丁度高知市に着いた時分、タイミング良くその長野さんから携帯に電話がかかってきた

しかし、残念な事に、今夜は急用が出来てしまって浦戸湾へは行かれない、との連絡でした

それならと、長野さんが主宰する「アカメと自然を豊かにする会」事務局長の上杉さんを、勤務先であるハヤシ釣具に尋ねたが、彼も本日はお休みで会えず・・・だった



その晩は一人でいつものポイントに入ったけれど、他のアカメハンターの姿も無く、些か静か過ぎる夜となった

さて、明るい内にフックを研ぎ上げ、リーダーも交換しようと、その場に座り込んで作業に入った

プチンッとリーダーを切ったまでは良かったが、いつものラインシステムのビミニツイスト+オルブライト・ノットを組もうとすると、肝心のビミニツイストの組み方をすっかり忘れてしまっている事に愕然とする

しかし、頭をクリアにして、思い出し、思い出しながら、試行錯誤を重ねていたら、突然記憶回路が結ばれたかの如く、ビミニツイストが組めました(涙)

不思議な物で、オルブライトの方はシッカリと覚えており、目出度くライン・システム完了と相成った(ヤレヤレ)




すっかり日が沈んだ頃、岸近くのボラ達がゴボッと大きな水音を立てて一斉に逃げたので、すわアカメ!と期待を膨らませてボーグを打ち込み続けたが、初日は何事も無く納竿となった

(つづく・・・)

「生きていてよかった」

2012-01-26 | アカメ
今日午後、高知の長野さんから電話が入った

高知の長野さんとは、僕がアカメに挑戦するキッカケとなったHP「アカメの国」の長野さんである

長野さんは、アカメと自然を豊かにする会を主宰し、アカメをシンボルとして土佐の誇る豊かな自然を護って行くことや、行政が希少種保護を名目にアカメ釣りを禁止しようとしている動きに反対する活動に取り組まれながら、アカメの研究(学術的と言うよりも、文化史的な)をライフワークとされている

アカメが高知県の絶滅を危惧する希少種に指定され、釣りを含むあらゆる捕獲禁止の対象とされる恐れがあったのだが、今年の1月25日に高知県希少種指定候補保留に対する県の方向性が示され、アカメが正式に候補種から解除されたという

その事を喜ぶ電話を、長野さんから貰ったのだ

「生きていてよかった」とは、その事を心から喜ぶ長野さんのブログのタイトルである

電話からは、長野さんの嬉しそうな声が響いていた

長野さん、おめでとう、本当に良かったですね!

そして、長野さんありがとう!

お陰で、僕らはこれからも、アカメに挑戦し続けられます

アカメとの再会

2011-08-04 | アカメ
     <碧南海浜水族館>



昨年僕が住む愛知県で、アカメの幼魚が捕獲されたと言うニュースが、新聞に掲載された話をここに書いた

ところが今年の7月にも、今度は45cmのアカメがアングラーに釣上げられた、とのニュースが新聞に載っていたと息子から聞かされた

その新聞は、名古屋に住む僕の家にも配達されている新聞であるが、息子の住んでいる地域である「三河版」にしか掲載されなかったニュースのようで、僕は見る事が出来なかった

昨年、今年の2尾のアカメ捕獲ニュースの出処は、いずれも碧南海浜水族館らしいから、今朝弊社の刈谷営業所に赴く用事のついでに、その水族館に寄ってみる事にした







水族館では館長さんが対応してくれて、2尾のアカメに関して詳しい話を聞く事が出来た

昨年捕獲された幼魚はその後の成育も順調で、昨年の倍15cm程に成長して現在はバックヤードの飼育水槽に居るそうだが、夏休みの特別展が終る9月には展示水槽で一般公開されるという

この固体は、地元のアサリ漁師さんがアサリを海中で活かしておく籠に入ってくるフグ等の小魚を、水族館職員が貰い受けに行った時に、漁師さんが見たことも無い珍しい魚が入っていたと、他の小魚と一緒に偶然貰い受けたのだと言う



45cmの固体は、矢作古川河口でスズキをルアーで狙っていたアングラーにヒットしたそうで、そのアングラーが変な魚が釣れたと連絡した友人が、魚類図鑑で調べたらアカメじゃないかと言うことで、水族館に連絡が入ったのだそうだ

アングラーはアカメよりもヒットしたルアーを、受け取りに行った館長さんに盛んにアピールしていたそうだが、釣りをやらない館長さんの方は、反対にルアーには興味も無くアカメばかりに気を取られていたと、可笑しそうに話してくれた

水族館に持ち帰った当初は、体に傷が多く、浮き袋に異常を来たしているのかバランスも上手く取れない状態であったが、今は異常なく泳げるようになったと聞いた

ただ、高知の桂浜水族館でも聞いた話であるが、アカメは神経質な固体が多いのか水槽飼育中では餌を一切口にしないものが多く、1年経たない内に衰弱して死んでしまう事が良くあるとの事だが、今回の45cmも未だ餌付けには成功していないのが気掛かりである

さて、昨年今年と衣浦湾で連続してアカメが捕獲されたとなると、この愛知県でもアカメが細々と繁殖しているのでは!?との希望が持ち上がってくる

しかし恐らくは、高知や宮崎の固体が黒潮に乗って流れてきて、たまたま衣浦湾で捕獲されたと見るのが妥当なのであろう

それを確認する意味で、水族館は2尾の固体の一部を宮崎大学に送って、高知や宮崎に多く棲息しているアカメと、DNAや遺伝子を比べて貰う様に依頼中だという

宮崎大学からの報告が届けば、2尾のアカメが当地で繁殖した固有種なのか、高知や宮崎から海流に乗って流れて来た彼の地との同一種なのか、判るのではないかと言うことである





昨年、アカメの幼魚捕獲のニュースが新聞に掲載された直後、水族館に愛知県には昔からアカメが居たと言うメールが寄せられたそうだ

その後メールを送ってきた人とは連絡も取れず、メールの主がアカメの生息場所を知られたくない為に連絡を絶ったのか、メールの主のアカメが本来のアカメではなくて、当地の地方名でボラやもう一種(館長さんから聞いたのだけど、メモを取らなかった為に思い出せない)の呼び名「アカメ」を指したものなのかは、今となっては不明との事だ




僕としては、メールの主が、ここ愛知の何処か知らない場所で、昔から細々とあのロマンの魚アカメが棲息していた事を、そっと知らせてきたのだと思いたい

今年高知へは行けなくなってしまったが、想わぬ所でアカメとの再会が叶ったと言う話である

当地でもアカメが?!

2010-10-07 | アカメ
幻の魚と言われ、環境省RLで絶滅危惧ⅠB類に指定されているアカメであるが、今まで鹿児島県から静岡県までの愛知県を除く全ての太平洋沿岸で、生存確認がされていると言われている

しかし、9月のアカメ釣り大会のフォーラムで、最近愛知県でもアカメの幼魚が採集されたと聞いて驚いたが、今日の中日新聞・豊田版にそのことが掲載された

フォーラムでは碧南市で採集されたと聞いた記憶があるが、新聞に拠ると碧南市に南接する幡豆郡一色町の河口で採集されたという

県内の水族館や水産試験場では今まで採集歴がなく、恐らく県内初の可能性が高いと新聞に書かれているから、フォーラムで聞いた話と、同一の固体のことであろう

碧南市も一色町も、いずれも太平洋に直接面した場所ではなく、知多半島と渥美半島に囲まれている三河湾に面した町である

三河湾でアカメが繁殖しており、地元でアカメが釣れると良いのだが、今のところ採集されたのはこの幼魚だけなので、恐らく黒潮に乗って高知か宮崎から流れてきたと考えるのが妥当だろう

現在碧南市の碧南海浜水族館で展示されていると言うから、遠いところから我が愛知県まで流れ着いてくれたアカメを見に、近々訪問してこようと考えている

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ボーグ軍団アカメ挑戦

2010-09-21 | アカメ
本年最後となるアカメ挑戦である

釣れる予感(妄想とも呼ぶらしい)を抱いて、18日早朝アカメ釣り大会が行われる高知へと向った

今回の大会には、僕のほかボーグマンはhoriさん、みやさんも参加するので、いわばボーグ軍団として現地へ乗り込む



多少遠回りになったが、ルートを吟味したので、大きな渋滞に巻き込まれる事も無く11時頃には高知に着いた

チェックインには未だ時間があるので、高知が産んだ植物分類学の祖、牧野富太郎博士を記念して建てられた牧野記念植物園で一時を過す

夕方horiさんから無事到着の連絡を貰ったが、氏は明日の大会に備え体力温存の為今夜は釣りをしないとの事で、一人でポイントに向った

大会参加者は皆明日の本番に備えているのか、ポイントには誰もいない

みやさんに連絡すると彼は今夜遅く大阪を発つ予定らしいので、異常ナシ!の現場を11時頃に引き上げた

初日は新兵器ファルコン・ロングビルの使用方法の試行で終わってしまったが、現場での使い勝手はIronモデルよりも Sky-passモデルの方が良さそうな印象を持った

Sky-passは飛距離が出るし、ウォブリングも大き過ぎず、この泳ぎにはアカメも絶対引き付けられるに違いない



翌日10頃大会本部のある千松公園駐車場に向った

走行途中で電話が入る

電話はみやさんからで、今僕とすれ違ったのでUターンして僕の後に付いていくとの事だった

大会本部に着いたが、みやさんは先程までここでhoriさんと共に’釣りビジョン’、のインタビューを受けていたらしい

大会主催者の長野さんから、夜には釣りビジョンが釣り場面を撮影したいので取材を受けて欲しいと要請があった



大会テントの横では、何時もアカメチャレンジの時には世話になるぺこぺこさんはじめ在高知アカメハンター軍団諸氏がBBQを行うと聞いたので、肉と飲み物を差し入れて仲間に混ぜて貰う

ちなみに、中央で赤ちゃんをあやしているのがぺこぺこさん(組長)、右隣が田邉さん(大阪から長期滞在中で、いわば客人)、手前の若夫婦がししとう師匠(ぺこさんの一番弟子で若頭)夫妻、赤ちゃんは彼らの長男です



11時過ぎ長野さんを乗せてフォーラム会場・高知県文教会館に向かい準備を手伝う

長野さんの依頼で、フォーラム開始前に講演者の町田高知大名誉教授と二人で会館横のイタ飯屋で昼食を摂る



アカメと自然を豊かにする会主宰者長野さんの挨拶で、フォーラムが始まった

現在アカメの棲息は、鹿児島県から静岡県までの太平洋に面する県で確認されているそうだが、何故か我が愛知県は抜けていた



それが最近、愛知県碧南市で稚魚が採集されたと言う

写真はその稚魚で、体調は6cm程度だったとの事だ

アカメは「幻の」と呼ばれる事が多いが、高知県に於いては決して幻の魚ではなく、市内中心部の新堀川でも稚魚の姿が確認されているそうだ

新堀川では、希少種シオマネキも棲息しているが、県はその川を暗渠にして上に道路を通す計画を進行中だそうで、アカメの稚魚やシオマネキは暗渠となっては其処には住めなくなってしまうので、計画の進行が気に掛かる

僕がフォーラムで印象に残ったのは、このような点であった

そういえば、フォーラム会場で兵庫のボーグマンYさんから声を掛けて貰った

Yさんの事は後程又記したい






さて大会本番の夜である

何時も僕が入るポイントに、ボーグ軍団3名が集結した

3名と言っても、horiさん、みやさんの奥様達も一緒なので、実際には5名が集結した訳だ

戦闘開始前に、先ずは記念撮影

僕のカメラは、みやさんの奥様に押して貰った



幾分シャッターを押すのが早かったのか、horiさんはキャップライトを消そうと俯いたままである

みやさんはしっかりポーズを取っているが、僕はシャッターのタイミングに些かビックリしている

全員が正面に良い顔を向けた写真はオプセルHPに掲載中なので、何となく3人の気質が現れていると思うこの写真を敢て掲載した(笑)

初日は不発に終わったが、相変わらず「釣れる予感」は続いている

8時半頃、将にその予感は的中した

ファルコン/Sky-pass改機を渾身の力でブン投げて、リールノブを数回廻した時点で

ヒットォ~!!!

いきなりグン、グンッと力強いトルクで泳ぎだす

しかし、フルドラグ近く締め込んだドラグが悲鳴を上げないので、メーター超のミノウオクラスまでのサイズは無いのかもしれない

予想通り獲物は潮流に乗り左側に逃げようとする

すわっ!とhoriさんは巨大ネット、みやさんがギャフを片手に、助っ人に駆けつけてくれる

レッドアイSPを絞り込みながらも、獲物は徐々に岸に寄って来た

horiさんがネットを差し出すが、獲物はまだ弱ってないので、「horiさんもう少し弱らせてからアシストお願いします!」と大声を発して待ってもらう

案の定、岸を見た獲物は岸際で、ガバァガバァガバァッと大きな水音を立てて抵抗を試みる

十分ロッドを絞り込ませ獲物のエネルギーを奪ってから、再度岸に寄せにかかる

漸く水面に姿を晒した姿を見て、みやさんがアカ○○だぁ~!と叫んだ

アカ○○??

そうなんです

アカメならぬアカエイでした・・・




トルクはあるけど、何か違う抵抗の仕方だったのが腑に落ちた

レッドアイSPの

那智権現の大漁旗の

僕と遼くん共通の勝負カラーの

そして、アカメの

が揃いすぎてしまったのか、それとも運命の悪戯なのか、上がったのはアカメではなくアカエイだった

残念無念、一字多過ぎた!!

僕のファイトを眺めて、奥様達の声援が凄かっただけに、ガッカリ度も非情に大きいものがある

気を取り直し、本命の3文字を求めて攻撃再開だ

3人が振るロッドの風切り音と、海面にボーグが落ちる音だけの、静寂な時間が暫らく続いた



次ぎに静寂が破られたのは、釣りビジョンの撮影だった

カンタさんと伊豆で同行する時に、塗装担当山本嬢の構えるビデオ撮影にはもう十分慣れている心算だったが、煌々とライトを灯されてマイクを突き出されると、流石に緊張してしまう

色んな角度から、更にモデルを替えて、撮影は30分程続けられた

我々の出演場面が編集でカットされない事を願うばかりであるが、放映予定は詳細未定と言うが11月頃と聞いたので、皆さんも一度見て下さいね♪

その後、何事も無く時間が過ぎていった

朝まで頑張ると言う二人を残し、二晩目で疲れが募ってきた僕は、軟弱にも12時前にギブアップしてホテルに戻った




翌朝7時過ぎに現場を通過したが、二人の姿は無かったので、そのまま通り過ぎて本部テントに向った



下の白いものは、僕が吸ってるタバコだが、上は破壊された170lbs(ぺこぺこさんのコメントにより70lbsから170lbsに訂正しました)のスナップである

ペンチで曲げようとしても人力で変形させるのは難しいスナップが、変形どころか真っ直ぐに引き伸ばされてしまっている

昨夜と言うのか早朝と呼べば良いのか、今大会での捕獲数が余りに延びないので、BBQをしていた在高知アカメハンター軍団が業を煮やし、真剣にブッチギリの大物を捕獲に向った

詳細な場所は書けないが、其処は障害物の多いポイントである

だからガチガチにドラグを締め込んだGTロッド並の剛竿で挑んだのだが、結果スナップが引き伸ばされ捕獲には至らなかったそうである

軍団頭領ぺこぺこさんの技術と最終兵器を持ってしても捕獲できなかったアカメは、推定40kgを超える大物だったようである

高知にはこんな怪物が存在するのです!と言うエピソードである



今回の120名を越す大会参加者には受付でゴミ袋が渡され、自分のゴミは勿論周囲のゴミも持ち帰るようにと呼びかけられた



オプセル社も大会に協賛下さり、本部テントには今度リリースされるボーグ・バイブレーションも目に付くように展示されている



気になるのか、手にして眺める参加者が多かった事も追記しておく

フォーラム会場で声を掛けてくれた兵庫のボーグマンYさんも、本部に戻ってきた

フォーラム会場ではポイントの詳細な情報は披露出来なかったが、彼と話し込めばオプセルHP左側で90cm超のヒラゲットの写真が掲載されているあの山口さんと判ったので、大会終了後ではあるが僕のゲットしたポイントの詳細情報も提供した

彼の愛車にも僕やオーナー、BFT海猿さんとと同じシルバーのデカール(カッティングシート)が貼られているが、現在オプセル社に申し込めばどなたも入手出来る様になったので、是非愛車に貼ってみたいと言うボーグマンは、オプセル社に問い合わせて下さいね




120名の参加者中4名のボーグマンが揃ったが、この比率は非情に高いと思うが如何であろうか

出来る事ならボーグでアカメを仕留め、ボーグ軍団ここにあり!と広く天下に示したかったけれど、それは今後に譲る

二晩睡眠時間が少ない僕は、帰路の安全と渋滞を考慮し、閉会式を待たずに先に帰る事にした

尚、今大会中に上がったアカメは7本でその内3本が大会規定外の船上から、優勝、準優勝ともに、ぺこさん率いる軍団のメンバーとの結果だった

新たな武器は、アカメと十二分に渡り合える確信が持てたので、来年もまたチャレンジを続けて行く

アカメ!今年はもう勘弁してやるが、来年は一回りデカくなって待ってろよ!

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ポジティブ・シンキング

2010-09-17 | アカメ
じつは・・・

7月のアカメチャレンジの時に、対アカメ専用ロッド’レッドアイ・スペシャル’が破損してしまった

ツーピースロッドの穂先側の継ぎ目部分に、ヒビが入ったのである

キャストを続けているうちに継ぎ目が緩んできて、それに気付かずキャストした時に、バキッと大きな音を立てて先穂が飛んでいってしまい、その時継ぎ目のメスに当たる穂先の最下部にヒビが入ってしまったのだ

原因は完全に自分の不注意である



7月の高知遠征前、「備えよ、常に」(7.16記述)で

ロッドの継ぎ目の差し込み方が緩くて、フルスイングした拍子に継ぎ目がバキンッと割れてしまった苦い経験もあるし、これは自分では経験した事は無いがドアに挟んで穂先を折ったとの話も良く聞く


と書いたばかりなのに、全く恥ずかしい限りである

アカメロッドはヒラロッドに比べれば肉厚なので、良く見なければ分からない程のヒビだったから、当初は自分で補修可能だと思っていた

ヒビが入った部分の上から糸を巻きつけて、糸を接着剤で固めてしまえば大丈夫に違いない

自分で応急手当を施そうとしたのは、7月の遠征と8月の遠征の間の日が短く、とても鹿児島のメーカーに送っていては間に合わないと思ったからである

念のためにリップルさんに連絡し修理に掛かる期間を問い合わせたら、目に見えぬようなヒビであっても魚がヒットした時に折れる可能性があるから絶対に使用しない様に、それと修理期間は2ヶ月位掛かるとの返答であった

2ヶ月と言えば、8月は愚か、下手すれば9月遠征にも間に合わない・・・

今から直ぐに送るから、何とか9月遠征には間に合うように修理して欲しいと、交渉した

何とかしましょう!と返事を貰い、8月の盆過ぎには9月になったら送りますと連絡が入った

しかし、9月になって2週過ぎても届かない

いよいよ遠征する18日が迫ってくると言う今週初めの13日に、今までのメールの遣り取りではなく直接リップルさんに電話を入れて督促した

こんな経緯で、16日に待望のロッドが届いた次第である

リップルさん、間に合わせてくれて有難う!




話は変るが、先月末ファンクラブの集いで遼くんに逢った時、彼がこんな話をしていた

5月に58を出して優勝してから、彼は中々優勝どころかトップ10にも入れず悩んでいたそうだ

ファンに下手なプレーを見せられないと思ってプレーしていたのを、良いプレーを見て貰おうと考えるようになったらプレーが安定して来た、だから今度のフジサンケイではきっと優勝にも絡めると思ってます

下手なプレーは見せられないと何処か縮んでプレーしていたのを、良いプレーを見て貰おうとよりアグレッシブに攻めたのが安定に繋がり、言葉通り見事に優勝までしてしまったのだ

所謂ポジティブ・シンキングですよね

釣りでも、釣れるかなぁ・・・とマイナスイメージを抱くよりも、釣れる!釣るぞ!とポジティブに考えて攻める方が、結果に結び付く事が多いと思う

慰安旅行先で思いもかけぬ赤い大漁旗を授かった!

赤いロッド、レッドアイSPも遠征に間に合った!

新たなボーグを投入するし、朝晩の気温も下がって来たので高知ではヒラの時にも着る赤いジャケットを着て闘いに挑む!

遼くんと僕共通の勝負カラーでアカメを狙うのだから、ヒットするに違いない!

ヒットしたらアカメは湾口方向へ走るから、一緒にポイントに入る湾口側のハンターにはオマツリしないように、急いでラインを巻き取って貰わねば!



先回は先が金属製のストリンガーで繋いだが、今度はhoriさんから貰ったロープストリンガーの方がアカメに優しいので、それを使うぞ!

大会本部に連絡しタグを打ち込んだら、先回教えて貰ったように優しくリリースしよう



ポジティブなイメージは、どんどん膨らんでいく

釣れる予感は留まる事無く膨らみ続けるが、ここまで行くと人は妄想と呼ぶに違いない(笑)

妄想を抱きつつ、明日高知へと向う!

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新兵器

2010-09-08 | アカメ


対アカメ用に新たなボーグを投入する

通常機ファルコンLBのリップにエポキシ樹脂を貼り付けて、ロングビル・チューンしたボーグである

僕がアカメを狙っているポイントは、20m程の沖合いで水深が20mはあると聞いている

通常低層にステイしている事が多いアカメに、ルアーをアピールしようとすれば、どうしても深く潜る事が出来るルアーが有利である

一昨年釣った110cmは、ファルコンLB/AquaShaft iron solidにヒットしてきた

AquaShaftは通常機ファルコンの中では、一番レンジが深い機種であるが、それでも水面下1.5m位までしか潜らない

初めて高知へ遠征する前にWEB上で僕が得た情報に拠れば、対アカメルアーのキモは深いレンジと無音と言うものだった

通常機ボーグで、僕がキモと見た条件を満たすルアーは、ファルコンLB/AquaShaft iron solidだったので、初ヒットを得たときは将に見立てが命中した思いであった

しかし、その後挑戦を重ね先輩アカメハンター諸氏からアカメの習性を学習するにつけ、初ヒットのアカメはたまたま餌を求め低層から水面近くに浮かび上がって来た時に、ボーグを目にしてアタックして来た単にラッキーだっただけに違いないと思うようになった

あの時はたまたまのラッキーでヒットしたけれど、効率よくアカメにルアーをアピールする為には、もっとルアーを潜らせねば駄目だ

そう思ったから、一昨年三度目の遠征時には、重量を付けた42gファルコン・シンペン、Lead7を投入する事にした

重量を活かし、一気に水底まで潜らせてから、ロッドでアクションを着けながらリトリーブする作戦である

しかし、その作戦は空しく頓挫してしまった

そのポイントは潮流が思いのほか強くて、ラインが潮流で持上げらてしまい、42gのボーグでも底を取ることが出来ないのだ

その結果から、ルアーに深い泳層を維持させる為には、どうしてもリップが必要なのだとの思いを強くした

ボーグにはオスプレイ・ディープクルーザーと言う機種がある

しかし、メーター超のアカメを狙っている自分には、90cmのオスプレイでは如何にも役不足に思えたので投入を躊躇っていた



今春、BFT木村さんのブログで、木村さんが対サクラマス用に通常オスプレイのリップに樹脂製の大きなリップを貼り付けて使っているのを知って閃いた!

(木村さんが通常機デープクルーザーではなく、自身がチューンされたロングビル・オスプレイを多用されるのかは、僕は氏のブログからは読み取れなかったけれど、現在デープクルーザーはリップ改良の為に金型校正中と言うのも理由の一つなのかもしれない)

ファルコンのリップをこの方法でチューンすれば、更にレンジを深く出来る筈だ

早速山本オーナーに無理を言い、ファルコンLBをロングビル・チューンして貰った

写真手前がIron solidで、奥がSky-pass solidである

山本オーナーが実際に海で2機をテストして、最も良い泳ぎをするようにリップチューンした結果、Sky-pass solidのリップの方がやや短くなっている

solid機は中のボールが固定されていて、通常のファルコンのように重心移動しないので、ルアー内部でボールが動く音はしない

僕が思っている対アカメルアーのキモ、深いレンジと無音は、この機種の投入で更に一歩前進すると期待している

ド・ウ・ゾ・ツ・レ・マ・ス・ヨ・ウ・ニ

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お知らせです

2010-08-18 | アカメ
第四回アカメ釣り大会

(写真は長野さんの「アカメの国」から拝借しました。モデルは今回高知でお世話下さった岡田さんです)

今年も9月19日(日)~20日(祝日)にアカメ釣り大会が開催されます

又去年初めて行われた「アカメフォーラム」も、19日13時~16時半の予定で開かれると言う事です

僕自身今までの釣り大会には、第二回の時に受付でたむろしたいた事があるだけで、後は日程調整が出来ず参加した経験は有りませんでした

今年は、年初めに建てたアカメ挑戦で高知へ行く僕の予定とバッチリとリンクしているので、初めて参加する心算です

アカメ釣り大会は、初回から一貫して標識放流調査を目的として開催されていると聞いてます

標識放流したアカメが今年になって3本も再捕獲され、調査と言う当初目的の成果が上がりつつあると主催責任者長野さんも話しておられます

勿論この調査は、アカメが保護種に指定され高知県での釣りが禁止される条例が作られない様に、保護種指定を受けない為の調査ですから、僕のようにアカメ釣りを楽しんでいるアングラーは、こぞって参加したいと思います

固い話しばかりではなく、地元はもとより全国から100名近くのアカメハンターが集う大会ですから、アカメ情報交換の場としても貴重だと思ってます

全国のアカメハンターの皆さん、9月の第四回アカメ釣り大会に集結しようじゃないですか!

詳しくは長野さんの「アカメ釣り大会」を参照してください

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