ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

ぽてんヒット

2008-10-14 | 平鱸(ヒラスズキ)
僕の今期ヒラシーズン開幕戦に臨むべく、10日夕方終業後東名経由で伊豆へ向かった
三連休前夜の為だろうか?東名も岡崎を過ぎるといきなりの渋滞で、その後もスムーズには流れず、伊豆松崎に着いたのは通常よりも1時間余り遅い11時頃になってしまった
それでもボーグ山本氏と落合う約束の3時20分に間に合う様に、目覚ましに頼らず目覚めたのは、開幕戦を迎えた緊張なのか、嬉しさだったのだろうか


西海岸は全くの凪で、風もそよとも吹いていない
東からのウネリとの予報を信じて東海岸へ向かったが、駐車場所に何時も聞こえてくる波の音も、殆ど聞く事が出来ない
こりゃ駄目かな?と諦めながら磯へ下ると、夜目に白いサラシが浮かび安堵する
予報通りウネリからのサラシが出現していて、波を待てばノーチャンスではなさそうな雰囲気である
闇が白むのを待ってポイントに入った
3ヶ月磯から離れていた為の緊張なのか、それとも初戦を迎えた興奮からだろうか、ポイントの岩に立った膝が震えて止らない
大きく深呼吸をし、波のタイミングに合わせて今期第一投を打ち込んだ


暫らく探ってみたが、ヒラからの応答は無いので、裏側のポイントへ場所移動する事にした
磯裏のポイントは、ウネリからのサラシも薄い
以前のヒットポイント数箇所を探ってみたが、何処からも応答は得られない
もう一度表側へ移動する事にする
夜は殆ど白み、朝日が水平線から顔を出しかけている
ボーグ氏は最近青物に頗る好調な、ファルコン・シンペンを投げている様だ
ヒラ師を自認する僕は飽くまでヒラを狙う心意気で、ファルコンSB・ソリッドで攻撃を続けている

あっ!ボーグ氏のロッドが満月に曲がっている
急いでランディング・アシストに駆けつける
かなりの引きで、獲物は中々姿を現さない
やっと姿を現した相手は、ヒラ様ではなく70cmクラスのワラサであった
無事ネットインさせて、アシスト完了

20071003

ヒラ師を自認していたにも係らず、早速シンペンに付け替え青物を狙っている節操の無さに、自ら呆れるが背に腹は替えられない
しかし、所詮は付け刃である
大きなウネリに押し流されて、敢無く3投目で岩に掛かってロスト・・・
此処で初日朝の攻撃を終了した


松崎に帰る道中に、先行するボーグ氏から携帯が掛かる
最近松崎新港で青物が好調だから少し覗いてみないか?と言うお誘いであった
少々時間は遅いがチャンス無きにしも有らずと聞けば、行かぬ手は無い
ファルコン・シンペンを、ポッパーの様に水面を引いて来る攻撃が有効だと言う
早速実行すると、水面に小さな水柱が立つ!
ヒット~!
簡単に上がってきた獲物は、お目当てのワラサではなく、イトヒキアジ

20071003

数日前であれば、ボーグ世界初ヒット記録として登録されたのに、既にボーグ氏の二番煎じであるが、ボーグ氏のスレ掛かりに対しシッカリ口にフッキングしているので、少し溜飲を下げる(笑)

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夕まずめ攻撃は、「上空に寒気が入り西風が強くなる」との予報を期待し西海岸を狙う予定だったが、風も波も期待はずれでもう一度ワラサ狙いに予定を変更する
連休なので堤防はアングラーが鈴なりだ
エサ師とルアー・アングラーの比率は、4:1位だろうか

朝と同じファルコン・シンペンI-Cコギーベアを結ぶ
ロッドでアクションを入れるでもなく、僕はただ引きでシンペンを水面に引き波を立ててリトリーブする
4,5投目、堤防から70m位の着水点から堤防までの三分の一程引いて来たシンペンに水柱が上がった

ヒット~~!!

2度アワセを入れて、巻き取りにかかる
アカメ挑戦以来ドラグはフル・ドラグ近くまで締め込んでいるので、ドラグも鳴らず比較的簡単に足元10m位まで寄せる事が出来た
しかし、其処まで簡単に寄った相手だが、此処でジィーとドラグを鳴らし底へ突っ込んだ
突っ込まれた途端、スゥ~ッとテンションが抜けてしまった・・・
上げて見ると、35lbリーダーがザラザラになって途中で切れている
青物は昨年磯から4~50cmクラスのワラサを獲った経験しか無いので、少々舐めてかかったのがバラシの原因だ
知識も足りず、青物は横へ横へと走るばかりと、思い込んでいた
横へ走るよりも、底へ突っ込むのだ・・・

20071003

今気付いても、時は既に遅し
昨日・今日と虎の子の青物の実績機、手持ちの古源チューン・ファルコン・シンペンを2本ともロストしてしまった
ボーグ氏から40gのシンペン・セブンを借りて、その後夕日がすっかり沈むまでリベンジを図ったが、水柱は最後まで上がる事は無かった

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最終日の早朝も、東からのウネリ頼りで東海岸へ入った
西風は7~8mと強く、丁度サイド・アゲンストとなりボーグが投げ辛い
風は強いが、ウネリは昨日よりも無い
従って、期待されたサラシは申し訳程度で、この海況ではヒラは難しい
心の中では当初からヒラは諦めているのだが、青物に頗る有効なシンペンの手持ちが無いので、止むを得ず横風にも強いファルコンSB/Sky-passで攻撃を始めた
薄暗い間は、風に流されたファルコンが何処へ着水しているのか、さっぱり検討がつかない
太陽が水平線に顔を出し始め、漸く着水点が確認出来る様になった
昨日ボーグ氏にワラサがヒットしたのも、こんな時間帯だったなぁと思っていると

ヒット~~~!!!

昨夕失敗の苦い経験を思い起こし、底へ潜られない様にロッドを起しひたすらリールを巻く
ジィーッ、ジィーッとドラグを鳴らし、何度も何度も底へ突っ込んで行く
ドラグが滑ってジィーッと鳴る間も、ひたすらリールのハンドルを廻し続ける
ジィーッ、ジジィーーッ
これでは限が無い
左手一本で満月のロッドを支え、右手で急いでドラグを締め込む
それでも、ジッ、ジィッと短くドラグを鳴らし、突っ込む
ヒラに比較すると、非常にタフガイだ
それでも漸く、水中に青白い魚体が見て取れるまで、水面に近付いて来た
あと一息だ
最後の突込みを耐えると、相手はやっとランディング・アシストに駆けつけて呉れた、ボーグ氏が差し出すネットに収まった

20071003

70cmを少し切るワラサであった
ロッドの柔らかさに拠るのであろうが、浦戸湾の110cmアカメにも匹敵するパワーを感じる程のファイターである
ショアジギ・ロッドがアカメ・ロッドの代用にもなる事が、よく理解出来る体験であった
その後、ボーグ氏も同クラスをランディングした時点で、今期開幕戦の幕を下ろした

20071003

ライジャケに入れてあった非接触温度計で測った海水温は21.5℃、外気温は昨日よりは下がったとは言え18.5℃で、動けば汗が出てくる
開幕戦、ヒラのヒットは得られず、ワラサのぽてんヒット一本と言う結果であった

♠TACKLE
ROD:G-Craft SEVEN-SENSE MOSS-SPINNING MS-1303-MR
REEL:Daiwa CERTATE3500HYPER CUSTOM
LINE:Daiwa SALTIGA SENSOR 35lbs
LEADER:MORRIS VARIVAS Shock Leader 35lbs
KNOTS:Bimini Twist+Albright Knot
LURE:Opcell Falcon128SB/Sky-pass Kuro-kin

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