林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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千早フラワー公園の保存車両と地下鉄共通一日乗車券の旅5.

2018-05-14 | 鉄道・旅行

 5.千早フラワー公園の桜と12-000形の誕生

07:35始発の橋本行きで38分かけて新宿三丁目まで行く。
ここで東京メトロ副都心線に乗り換えていったん渋谷まで行く。
千早フラワー公園の最寄り駅の要町は副都心線の和光方面だが、
副都心線の明治神宮前から渋谷までが未乗車区間のため、
乗り潰しを理由に敢えて渋谷まで行き、ここで逆方向に乗る。
急行に乗ってしまったため要町には停まらないことが判明、
ひとつ手前の池袋で下車して各駅停車に乗り換える。
08:57池袋発の保谷行きで要町に行き、
事前にプリントアウトした地図を見ながら千早フラワー公園を目指す。
しかし地図の見方が今ひとつ分からず迷子になってしまう。
仕方がないのでスマホで地図検索して現在地からの歩き方を見ながら辿り着く。

 

千早フラワー公園は思った以上に小さな公園で、
子供たちが普通に遊ぶ区立の公園だった。
目当ての東京都交通局12-000形試作車は金網で囲まれていた。

 

車両は島式1面2線のプラットホームに1両分の線路が設置されて、
悪戯防止のために金網フェンスに囲まれている。
入口は午前9時から午後5時まで解放されていて、車内に入ることも出来る。
東京都交通局12-000形は都営大江戸線の車両だが、
建設費を抑えるためにミニ地下鉄で作られることになり、
主電動機は車上1次片側式三相リニア誘導電動機が採用されることになった。
東京都交通局では初めての採用のため、試験車利用を作ってデータを取得する必要になった。
そのために作られたのが1986年3月に制御付随車12-001と、
制御電動車12-002が製造され、馬込検車場に搬入された。
馬込検車場に設置された実験線で走行試験が行われ、
その結果により1988年12月には都営大江戸線でリニアモーター式が正式に採用された。
試験車両は営業運転に投入されることなく廃車となった。
厳密にいうと車籍が存在しないので廃車ではなく単なるお役御免である。
1991年に豊島区に払い下げられ、この公園に静態保存された。

 

 制御付随車12-001

 

 制御電動車12-002

千早フラワー公園には桜の木もあり、花は既に散り始めていた。

 

桜を満喫しながらこの公園をあとにして要町まで行き、
10:04の和光市行きに乗り込み終点まで行く。

コメント
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