ringoのつぶやき

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市場関係者が注目する「幻のSQ値」で日経平均が転換するか?(ケンミレより)

2010年12月10日 22時28分37秒 | 

なるほど~。

そうだったのか・・・

「ケンミレおとうさん」ですね

 

SQ日に市場関係者に注目される日経平均の価格とは?

市場関係者の間では、SQ値と日経平均を比較して、今後の相場展開を占うことがあります。今回は、SQ値を日経平均が超えない「幻のSQ」についてレポートします。

本日は、日経先物とオプションの特別清算日が重なるメジャーSQ日(特別清算日)となります。本日の寄り付き価格によって先物やオプションを清算するためのSQ値が決定します。

先物やオプションについては、いつまでに清算しなくてはいけないというルールで取引するものですので、この「いつまで」が本日ということになります(12月限の先物・オプション)。ただし、反対売買で決済してもよいので、市場で売ったり買い戻したりして取引できるのは昨日までということになります。

たとえば、日経先物を10000円で買い、10100円で反対売買すれば100円の利益になります。このときSQ日まで反対売買しないで持っていた場合、反対売買に相当する価格が必要になります。これがSQ値と呼ばれるもので、仮にSQ値が10200円になれば、反対売買しないでもSQ値で清算されるので200円の利益になるということになります。

SQ値の算出方法は、「日経平均採用の225銘柄の寄り付き価格によって計算する」方法を取ります。一方で、日経平均は寄り付いていない銘柄でも、前日からの基準値で計算して1分後ごとに算出されます。

このため、日経平均採用の225銘柄が寄り付いた時間がバラバラになれば、日経平均の寄り付き価格とは違う価格になります。むしろ、東証の取引開始後すぐに計算される日経平均の寄り付き価格とSQ値がまったく一緒になることは稀であるといえます。

したがって、SQ値と日経平均の寄り付きには価格差が出てくるのですが、現物株の寄り付きだけが高いとSQ値が高くなり、日経平均がSQ値に届かない場合があります。このような状況になると、市場関係者から「幻のSQ値」と呼ばれるようになります。

SQ値の方が高い場合だけではなく、現物株が安く寄り付き、日経平均が1回もSQ値まで下がらないという「幻のSQ値」もあります。

本日算出された12月SQ値は、10420.74円となり、日経平均の高値を大きく上回ってしまっています。現物株が高く寄り付き、寄り付きを高値に下がってしまったからといえますが、市場関係者のコメントからは「幻のSQ値」を警戒する声が出ています。

単純にいってSQ値より日経平均が高ければ先高が期待され、SQ値より日経平均が安ければ調整が懸念されるということなのですが、過去をチェックしてみますと、必ずしもそうではないようです。


データから考えますと「幻のSQ値」は理論的な根拠のないアノマリーといえるかもしれません。しかしながら、投資家の心理で株価が動くことを考えれば、多くの投資家が「幻のSQ値」を意識して買いを手控えれば、結果として株式市場の調整する可能性もあると思います。

騰落レシオが異常値ともいえる160%台になり、過熱感もある状況ですが、取り立てて売り急ぐ材料も見当たりません。ただし、株価が高いだけに「売るための何かのきっかけ」があれば、利益確定売りが出やすい状況であると思われます。

SQ後が高いか安いかを「幻のSQ値」だけで判断することはできませんが、いずれにしても株式市場は大きく上昇しているのですから、いつかどこかでいったんは目先の天井をつける可能性は高いといえます。天井をつかんで失敗しないためには、大きく上がったら買わないということを徹底することだけしかないと思います。

▼来週の予定

レポート担当:ケンミレ株式情報 市原 義明



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