ringoのつぶやき

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本日の相場データ(アクアメルマガより)

2012年05月24日 16時48分44秒 | 

 株式市場は軟調な展開が続いていますが、その裏返しとして割安度は増して
います。

 例えば、PER(株価収益率)です。昨日終値ベースの日経平均株価の予想
PERは11倍ちょうど。リーマンショックの直後に1ケタ台になったことが
あり、それ以来およそ3年半ぶりの水準です。

 なお、当時は業績の急激な悪化を見越した低PERで、数カ月後、製造業で
は工場の閉鎖が相次ぎ、期間工の解雇などが社会問題化しました。現在は業績
回復過程で超低PERとなっています。

 ちなみに、米ダウ工業株30種平均のPERは11.5倍程度で、ほぼ日米
のPERが並んでいます。米株よりも日本株の方が高PERとなるのが通常で
あるため、今回のことは極めて異例のことです。

 また、昨日終値ベースの日経平均株価のPBR(純資産倍率)は0.91倍
で、その点からみても日本株は異例の安値水準にあります。

 騰落レシオは底値圏を示すとされる70%を下回ることもあり、逆張り指標
のRSIやRCIといったオシレーター系指標も底値圏を示唆しています。

 割安度を積極的に評価すべき水準ではありますが、もちろんそうしにくい不
安材料があるため今のような状況となっています。投資家の不安心理を示す日
経VI(ボラティリティー・インデックス)は高水準にあり、不安の前では理
屈は通用しにくいということです。

 ただ、このようなことは底値圏ではよく見られること。現在の相場を各種指
標から見てみますと、過去の底値圏と同等、あるいはそれ以上に下げ過ぎの状
況となっていることは念頭におくべきです。

 

【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   8563.38(+  6.78)△0.08%
◎TOPIX   722.25(+  0.68)△0.09%

◎売買高概算  18億0197万株
◎売買代金概算  1兆0155億円
◎時価総額  249兆8030億円

◎値上り銘柄数 814  ◎(年初来)新高値   7
◎値下り銘柄数 682  ◎(年初来)新安値 300
◎変わらず   180

◎騰落レシオ(25日)70.26%

◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●●●○●●○●○○●○ 41.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-6.36% 75日線比-9.80%

◎為替  (対ドル) 79.44  (対ユーロ)99.91

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  116円(+  2円) 94,157千株
 2.三菱UFJ<8306>  342円(+  3円) 73,363千株
 3.シャープ <6753>  395円(+ 26円) 50,957千株
 4.野村HD <8604>  261円(+  2円) 45,030千株
 5.マツダ  <7261>  104円(-  4円) 43,339千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.三菱UFJ<8306>  342円(+  3円) 24,940百万
 2.キヤノン <7751> 3160円(- 70円) 22,226百万
 3.シャープ <6753>  395円(+ 26円) 19,837百万
 4.トヨタ  <7203> 3065円(±  0円) 19,709百万
 5.ファナック<6954>13360円(+110円) 14,503百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1710万株 買い1400万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅高、前日比6円(0.08%)
高の8563円で取引終了です。

 

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【4】評価損益率と空売り比率                   **
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 日経平均株価は3月27日の1万0255円から、一昨日の8556円まで、
わずか2カ月間で約1700円の急落となりましたが、足元では底値圏を示す
指標が増えています。


 まず「信用評価損益率」。

 これは個人投資家などが信用取引で買った株式の含み損益を表す指標で、通
常はマイナスの数値となります。評価損益率がマイナス10%を超えて拡大す
るような場合は、信用取引で買い持ちしている投資家はかなりの損を抱えた状
態にあります。

 そして経験則では、マイナス20%前後に悪化すると手仕舞い売りや追い証
を手当てするための換金売りが増え、相場が底打ちする可能性が高まります。

 ちなみに、5月18日申し込み時点の最新の数値は、マイナス19.76%
にまで悪化。これは昨年11月25日(マイナス20.96%)以来の水準と
なっています。

 信用評価損益率の状態と相場の天底が一致するケースは多く、昨年は評価損
益率が最も悪化した11月25日に相場が底を打ち、翌週から上昇に転じてい
ます。

 次に「空売り比率」。

 この指標は東京証券取引所の売買代金に占める空売りの割合で、2008年
10月から公表が始まった比較的新しい指標です。

 空売り比率の上昇は弱気派が増えていることを表します。ただし、空売りは
将来の買い戻しを伴うため、空売り比率が上昇することは買い戻し圧力が強ま
っているということでもあります。

 この比率が高水準になりますと、空売りの持ち高がかなり膨らんだ状態であ
ることから、ふとしたきっかけで買い戻しが活発になり、相場が底入れするこ
とになります。その目安が空売り比率30%です。

 ちなみに、昨日の空売り比率は31%。変動を均した5日移動平均も28.
7%に達し、08年の統計開始以降の過去最高水準に近づいています。





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【5】編集後記   mailto:aqua@aqua-inter.com
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ムードは感情、テクニカル指標は理性。感情的になれば理性は消散。とかくム
ードに流されやすい株式市場ではありますが、ふと冷静になってみますと多く
の指標が底値圏であることを示唆しています。



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