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WSJ-フレディマック、バンカメに住宅ローン買い戻し命じる

2012年05月24日 22時05分44秒 | 社会経済

(ウォール・ストリート・ジャーナル)米連邦住宅金融抵当公庫(フレディマック)はバンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)に対し、過去2年間で組成した3億3000万ドル分の住宅ローンを買い戻すよう義務付けた。フレディマックはローン組成時の技術上の問題を指摘していた。

バンカメの広報担当者を務めるダン・フラーム氏は、問題となっているローンの圧倒的多数は現在も契約が有効な優良債権だと述べた。フレディマックによると、2010年と11年に組成されたローンが対象となっている。

フレディマックと連邦住宅抵当公庫(ファニーメイ)は住宅市場崩壊後の取り組みを加速し、各金融機関にデフォルト(債務不履行)となった住宅ローンの買い戻しを強制している。だが、不良債権化していないローンでこれだけの大規模な買い戻しを命じるのは珍しい。ファニーメイとフレディマックが貸し付け基準を劇的に引き締めた08年以降に組成したローンが対象になるのも通常見られないことだ。

バンカメは、ローン組成時の担保査定の「技術的な規定」を理由に今回の買い戻しに応じたと述べた。

同行は、2~4件の住宅から成る不動産の査定を「自動評価モデル」と呼ばれるシステムを使ってコンピューターで行うことができると考えていたが、これが誤りだったという。フラーム氏によると、このタイプの住宅ローンでは手動で査定を行うようフレディマックの基準で定められている。同氏は間違いを既に正したと述べ、「今回限りの出来事だ」と述べた。

バンカメは08年に住宅金融大手カントリーワイド・ファイナンシャルを買収し、ファニーメイの最重要顧客となっていた。だがファニーメイは今年2月、バンカメから住宅ローンを買い入れることに関する合意を更新せず、実質的に連携を絶つ形となった。ファニーメイは現時点でも契約の更新を済ませておらず、バンカメに求めている買い戻し額は3月末時点で71億ドル(昨年12月末時点では55億ドル)に膨らみ、全体の58%に達している。ファニーメイが住宅ローンの買い手となる可能性がなければ、現在の市況でローン販売向けの民間住宅はほとんどなく
、バンカメがフレディマックに対して今回のような問題で影響力を行使することが難しくなる。

フレディマックとバンカメは11年1月、カントリーワイドが不当に販売したローンをめぐって13億ドルの和解に達したが、これにバンカメの住宅ローンは含まれていなかった。

連邦規制当局は昨年、この和解を批判し、フレディマックに同様の和解を棚上げし、買い戻し基準を再検討するよう求めた。今年に入ってから連邦当局に提出された書類によると、フレディマックは買い戻しの可能性を検討する住宅ローンの期間を拡大する計画を策定していた。
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