非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.10
「9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…」 を紹介します。
台本より抜粋。
台本の会話を、内容が変わらない程度に少し変えています。
青字=9条守りたい派
赤字=9条変えたい派
黒字=個人的な付け足し

≪9条と外交≫
「今、日本は歴史的に重要な岐路にさしかかっている。
9条の平和主義を
軟弱だとか問題回避
だと言うヤツがいるけど、見当違いだ。
不戦の誓いをして、何があっても軍隊を持たない、
他国を侵略しないと世界に宣言するのは、
実は相当な覚悟がいる。」
「防衛って言うとすぐ武力をイメージするけど、
外交が重要な防衛手段だっていうことを忘れてる。」
「日本の政府は有事にならないように、
外交にもっと力を尽くして欲しい。」
「ODA(政府開発援助)の使い道で、
私たちの安全を守る方法もあるんじゃない?
たとえば、
4兆8000億円もある日本の防衛予算を、
その6分の1しかないODAの予算と逆転させて、
アジア、南米、アフリカへの
援助を思いっきり増やしてみるとか。」
「自衛隊はある程度の規模まで縮小して、
国際援助隊に切り替えていくとか。
戦地でなく、普通の発展途上国で
自衛隊のできることって、まだたくさんあるんじゃないかな」
「それから、国連のPKO活動でも、
紛争を起こしている勢力の間に入って
武装解除の現場にも立ち会う。
丸腰で武装勢力を相手にするんだから、
大変な勇気と軍事的知識を必要とされる仕事だよ。
→※「介入は戦いが終わった後にしかできないもので、
それには大きな軍事力は必要ない。」
『マガジン9条:この人に聞きたい』伊勢崎賢治氏より
(※ただし、伊勢崎氏は「平和を築くためにはまず、
軍事というものを直視しなくてはいけない。」という考えを持っています。
これについては後日触れようと思います。)
そして、これこそが、
日本の中立的なイメージを
最大限に生かせる仕事だと思うんだ。」
「アフガニスタンで現地の指導者に、
『日本人だから武装解除に従う』って、
はっきり言われたんだって。
日本は平和国家だというイメージがどれだけ
浸透しているかがよくわかるでしょう。」
日本国憲法第9条 条文
1.日本国民は、
正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、
陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。
国の交戦権は、
これを認めない。
【引用・参考文献】(敬称略)
●『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』(日本評論社)より
※山田朗・森永卓郎・木下智史「憲法と現代戦争Q&A」
※「絵で見る 憲法・戦争」
※高橋哲哉「戦争する国と愛国心」
※木下智史「憲法? ソレがどう変わる?」
※斎藤貴男「戦争への3点セット」
●市民意見広告運動・編『">『武力で平和はつくれない』(合同出版)より
●『戦争で得たものは憲法だけだ』(七つ森書館)より
※斎藤貴男「近代立憲主義が壊されないように」
※佐高信「憲法をめぐる特権と人権」
※高橋哲哉「パネルディスカッション」
※辛淑玉「戦争を食い止めることが大切」
●『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』(岩波ブックレット)より
※品川正治 ※→中村哲 ※森永卓郎
※松本侑子 ※森永卓郎 ※井上ひさし
●『憲法九条、未来をひらく』(岩波ブックレット)より
※加藤周一 ※井上ひさし
※大江憲三郎
●憲法再生フォーラム編『改憲は必要か』(岩波新書)より
※坂口正二郎 ※最上敏樹 北沢洋子
●『マガジン9条』「この人に聞きたい」より
※石坂啓 ※古関彰一 ※天野祐吉
●『9条どうでしょう』(毎日新聞社)より
※内田樹「憲法がこのままで何か問題でも?」
●『通販生活2007夏号』(カタログハウス)より
※伊勢賢治「これからの自衛隊はどうあるべきか、5人の視点」
「9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…」 を紹介します。
台本より抜粋。
台本の会話を、内容が変わらない程度に少し変えています。
青字=9条守りたい派
赤字=9条変えたい派
黒字=個人的な付け足し

≪9条と外交≫
「今、日本は歴史的に重要な岐路にさしかかっている。
9条の平和主義を
軟弱だとか問題回避
だと言うヤツがいるけど、見当違いだ。
不戦の誓いをして、何があっても軍隊を持たない、
他国を侵略しないと世界に宣言するのは、
実は相当な覚悟がいる。」
「防衛って言うとすぐ武力をイメージするけど、
外交が重要な防衛手段だっていうことを忘れてる。」
「日本の政府は有事にならないように、
外交にもっと力を尽くして欲しい。」
「ODA(政府開発援助)の使い道で、
私たちの安全を守る方法もあるんじゃない?
たとえば、
4兆8000億円もある日本の防衛予算を、
その6分の1しかないODAの予算と逆転させて、
アジア、南米、アフリカへの
援助を思いっきり増やしてみるとか。」
「自衛隊はある程度の規模まで縮小して、
国際援助隊に切り替えていくとか。
戦地でなく、普通の発展途上国で
自衛隊のできることって、まだたくさんあるんじゃないかな」
「それから、国連のPKO活動でも、
紛争を起こしている勢力の間に入って
武装解除の現場にも立ち会う。
丸腰で武装勢力を相手にするんだから、
大変な勇気と軍事的知識を必要とされる仕事だよ。
→※「介入は戦いが終わった後にしかできないもので、
それには大きな軍事力は必要ない。」
『マガジン9条:この人に聞きたい』伊勢崎賢治氏より
(※ただし、伊勢崎氏は「平和を築くためにはまず、
軍事というものを直視しなくてはいけない。」という考えを持っています。
これについては後日触れようと思います。)
そして、これこそが、
日本の中立的なイメージを
最大限に生かせる仕事だと思うんだ。」
「アフガニスタンで現地の指導者に、
『日本人だから武装解除に従う』って、
はっきり言われたんだって。
日本は平和国家だというイメージがどれだけ
浸透しているかがよくわかるでしょう。」
≪平和への道≫につづく...
日本国憲法第9条 条文
1.日本国民は、
正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、
陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。
国の交戦権は、
これを認めない。
【引用・参考文献】(敬称略)
●『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』(日本評論社)より
※山田朗・森永卓郎・木下智史「憲法と現代戦争Q&A」
※「絵で見る 憲法・戦争」
※高橋哲哉「戦争する国と愛国心」
※木下智史「憲法? ソレがどう変わる?」
※斎藤貴男「戦争への3点セット」
●市民意見広告運動・編『">『武力で平和はつくれない』(合同出版)より
●『戦争で得たものは憲法だけだ』(七つ森書館)より
※斎藤貴男「近代立憲主義が壊されないように」
※佐高信「憲法をめぐる特権と人権」
※高橋哲哉「パネルディスカッション」
※辛淑玉「戦争を食い止めることが大切」
●『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』(岩波ブックレット)より
※品川正治 ※→中村哲 ※森永卓郎
※松本侑子 ※森永卓郎 ※井上ひさし
●『憲法九条、未来をひらく』(岩波ブックレット)より
※加藤周一 ※井上ひさし
※大江憲三郎
●憲法再生フォーラム編『改憲は必要か』(岩波新書)より
※坂口正二郎 ※最上敏樹 北沢洋子
●『マガジン9条』「この人に聞きたい」より
※石坂啓 ※古関彰一 ※天野祐吉
●『9条どうでしょう』(毎日新聞社)より
※内田樹「憲法がこのままで何か問題でも?」
●『通販生活2007夏号』(カタログハウス)より
※伊勢賢治「これからの自衛隊はどうあるべきか、5人の視点」