きのこの天ぷら(椎茸、しめじ、舞茸)
さばの塩焼き
まん丸卵焼き
厚揚げの煮物
えのきのなめ茸風
よく料理本とかで、
「これどうやってフタ閉めるの?」っていう弁当があるけど、
今日のはそんなふうにかさばっちゃいました。
フタはぎゅーっと押さえて閉めたから天ぷらとか潰れてるね(爆)
”Nothing about us, without us”(私たち抜きで私たちのことを決めないで)
* * *
知ってい人は知っていると思いますが、
今年から開かれている「障がい者制度改革推進委員会」、
「総合福祉部会」で今年6月、ちょっとした騒動がありました。
2009年10月に民主党がマニフェストに「廃止」を掲げた障害者自立支援法ですが、
「障がい者制度改革推進委員会」「総合福祉部会」が何回も開かれているさ中に、
議論どころか、一切の報告も説明もなく、
自民党・公明党によって一部改正案が提出され(4/27)、
衆議院厚生労働委員会(5/28)、衆議院本会議(5/29)、
参議院厚生労働委員会(6/1)で、それぞれ可決されたのです。
そのことに対して「障がい者制度改革推進委員会」や「総合福祉部会」が、
遺憾の意を表明しました。
こんな矛盾した行為が、一体なぜ起こったのか。
皆さん相当、怒っていました!!
「私たち抜きに私たちのことを決めてはならない!」って口を酸っぱくして言ってるのに~
第4回総合福祉部会の動画を見ましたが、
山井政務官が退席されるとき暴動が起きるのではないかとハラハラしました(ーー;
一部改正案の内容については、”(2010.11.1追記)障害者団体の”賛同を得た内容もあったようですが、
それでも、一部改正案が可決された過程に大きな問題があるという点では、
推進委員会・部会一同として一致し、抗議文を出しました。
また、多くの団体からも抗議の声が上がり、緊急の抗議行動が起こり、
国会も首相不信任案が提出されたりバタバタしていて、
結果、本会議は開催されず、6/16に廃案になったということでした。
政府によって設置された委員会が、政府に対して
遺憾の意を表明することは異例なことなのだそうです。
私はよくわかっていないのですが・・・
三権分立とか、越権とか・・・(><;
いろいろ難しい問題があるのですね・・・
* * *
一部改正案は廃案にはなりましたが、引き続き
推進委員会や部会で熱い議論が続いています。
ぜひ、谷間のない、理不尽なことのない新しい法案が
作られることを願っています。
* * *
今日、第22回障がい者制度改革推進委員会が開かれる予定です。
今までに委員会では、委員になっていない団体や、
各省とのヒヤリングも行われていて(第8回~11回)、
興味深いので、知的障害の分野を特にチェックしてみようと思います。
※会議の議事録か動画が見られます。(議事録がアップされると動画は削除されます)
障がい者制度改革推進本部及び障がい者制度改革推進会議について
(内閣府HP>共生社会>障害者施策>障がい者制度改革推進会議
ウオッチング 障がい者制度改革推進会議
(編集:日本障害者協議会(JD)情報通信委員会)
↑手話通訳つきの中継録画あり。
総合福祉部会(厚生労働省)
↑詳細、議事録・動画あり。
* * *
知ってい人は知っていると思いますが、
今年から開かれている「障がい者制度改革推進委員会」、
「総合福祉部会」で今年6月、ちょっとした騒動がありました。
2009年10月に民主党がマニフェストに「廃止」を掲げた障害者自立支援法ですが、
「障がい者制度改革推進委員会」「総合福祉部会」が何回も開かれているさ中に、
議論どころか、一切の報告も説明もなく、
自民党・公明党によって一部改正案が提出され(4/27)、
衆議院厚生労働委員会(5/28)、衆議院本会議(5/29)、
参議院厚生労働委員会(6/1)で、それぞれ可決されたのです。
そのことに対して「障がい者制度改革推進委員会」や「総合福祉部会」が、
遺憾の意を表明しました。
こんな矛盾した行為が、一体なぜ起こったのか。
皆さん相当、怒っていました!!
「私たち抜きに私たちのことを決めてはならない!」って口を酸っぱくして言ってるのに~
第4回総合福祉部会の動画を見ましたが、
山井政務官が退席されるとき暴動が起きるのではないかとハラハラしました(ーー;
一部改正案の内容については、”(2010.11.1追記)障害者団体の”賛同を得た内容もあったようですが、
それでも、一部改正案が可決された過程に大きな問題があるという点では、
推進委員会・部会一同として一致し、抗議文を出しました。
また、多くの団体からも抗議の声が上がり、緊急の抗議行動が起こり、
国会も首相不信任案が提出されたりバタバタしていて、
結果、本会議は開催されず、6/16に廃案になったということでした。
政府によって設置された委員会が、政府に対して
遺憾の意を表明することは異例なことなのだそうです。
私はよくわかっていないのですが・・・
三権分立とか、越権とか・・・(><;
いろいろ難しい問題があるのですね・・・
* * *
一部改正案は廃案にはなりましたが、引き続き
推進委員会や部会で熱い議論が続いています。
ぜひ、谷間のない、理不尽なことのない新しい法案が
作られることを願っています。
* * *
今日、第22回障がい者制度改革推進委員会が開かれる予定です。
今までに委員会では、委員になっていない団体や、
各省とのヒヤリングも行われていて(第8回~11回)、
興味深いので、知的障害の分野を特にチェックしてみようと思います。
※会議の議事録か動画が見られます。(議事録がアップされると動画は削除されます)
障がい者制度改革推進本部及び障がい者制度改革推進会議について
(内閣府HP>共生社会>障害者施策>障がい者制度改革推進会議
ウオッチング 障がい者制度改革推進会議
(編集:日本障害者協議会(JD)情報通信委員会)
↑手話通訳つきの中継録画あり。
総合福祉部会(厚生労働省)
↑詳細、議事録・動画あり。
今年1月から、内閣府内に設置された
「障がい者制度改革推進会議」が21回にわたって行われています。
この会議に期待する理由は、委員の過半数が、
なんらかの障害をもつひとたちで構成されているからです。
もちろん、知的障害をもつ人も支援者と一緒に委員として入っています。
毎回約4~5時間程度の話し合いが休憩を入れながら行われています。
本当にお疲れ様です。
当事者を真ん中に、
”Nothing about us, without us”(私たち抜きで私たちのことを決めないで)
という観点で話し合いが進められています。
これは、国連の障害者権利条約(日本は署名のみ、現時点では批准していない)のスローガンでもあります。
「真ん中に」とは言っても、「障害をもつ人」みんなをひと括りにできないし、
障害の違いや状況の違いなどで立場も変り、いろいろ難しい面もあると思います。
親の会も存在し、親は当事者なのかそうではないのか、とか、
親の意見=子ども意見なのかどうかとか・・・
でも、過去、障害当事者の意見を聞くことなく大切なことが決められてきたことを考えると、
とても大きな第一歩で、会議は大変だと思いますが、期待しながら見守らせてもらっています。
第4回の会議から、知的障害をもつ人からの提案で、
「イエローカードルール」という方法がとられています。
わからない表現などがあった場合「イエローカード」を提示して、
わかりやすく説明してもらうというものです。
限られた時間内で進行しなければならないことと、
できるかぎりわかりやすく進めていきたいということがあって、
四苦八苦されながら毎回会議が進められているようです。
本当に頭が下がります。
話し合いの内容は、
障害者権利条約の締結に向けた障害者基本法の抜本改正、
障がい者総合福祉法(仮称)の制定、
障害者差別禁止法の在り方などについて、となっています。
第一回開催のときに、(当時)福島みずほ内閣府特命担当大臣
(5/28の罷免で、第20回会議から岡崎トミ子内閣府特命担当大臣に変わる)の
あいさつの中で印象的だった言葉があります。
”全国の障害者の皆さん、障害者を取り囲んでいらっしゃる皆さん、
障害者に心を寄せる皆さん、障害者になる可能性のある人、これはすべての人です。”
「障害者になる可能性のある人、これはすべての人」という意識は、
なかなか持てないのが現実だと思うのです。
みんながそういう意識をもてたら、どんなに社会は変わるでしょうか。
障害者の分野に限らず、全ての差別、偏見に対して、
自分のこととして考えることができたら。
でも自分を含め、みんなみんな毎日忙しい。
一度は心を痛めたとしても、何日かしたら忘れてしまう。
目の前のことで精一杯、というのが正直なところです。
だから”変える”って本当に難しいとは思いますが・・・
* * *
この推進会議の中に、「障がい者総合福祉法(仮称)」について話し合う部会、
「総合福祉部会」が作られていて、こちらは第7回まで開催されています。
この会議についてまだ書きたいことがありますが、
とても長くなってしまいそうなので、続きはまた。
※会議の議事録か動画が見られます。(議事録がアップされると動画は削除されます)
障がい者制度改革推進本部及び障がい者制度改革推進会議について
(内閣府HP>共生社会>障害者施策>障がい者制度改革推進会議
ウオッチング 障がい者制度改革推進会議
(編集:日本障害者協議会(JD)情報通信委員会)
↑手話通訳つきの中継録画あり。
総合福祉部会(厚生労働省)
↑詳細、議事録・動画あり。
「障がい者制度改革推進会議」が21回にわたって行われています。
この会議に期待する理由は、委員の過半数が、
なんらかの障害をもつひとたちで構成されているからです。
もちろん、知的障害をもつ人も支援者と一緒に委員として入っています。
毎回約4~5時間程度の話し合いが休憩を入れながら行われています。
本当にお疲れ様です。
当事者を真ん中に、
”Nothing about us, without us”(私たち抜きで私たちのことを決めないで)
という観点で話し合いが進められています。
これは、国連の障害者権利条約(日本は署名のみ、現時点では批准していない)のスローガンでもあります。
「真ん中に」とは言っても、「障害をもつ人」みんなをひと括りにできないし、
障害の違いや状況の違いなどで立場も変り、いろいろ難しい面もあると思います。
親の会も存在し、親は当事者なのかそうではないのか、とか、
親の意見=子ども意見なのかどうかとか・・・
でも、過去、障害当事者の意見を聞くことなく大切なことが決められてきたことを考えると、
とても大きな第一歩で、会議は大変だと思いますが、期待しながら見守らせてもらっています。
第4回の会議から、知的障害をもつ人からの提案で、
「イエローカードルール」という方法がとられています。
わからない表現などがあった場合「イエローカード」を提示して、
わかりやすく説明してもらうというものです。
限られた時間内で進行しなければならないことと、
できるかぎりわかりやすく進めていきたいということがあって、
四苦八苦されながら毎回会議が進められているようです。
本当に頭が下がります。
話し合いの内容は、
障害者権利条約の締結に向けた障害者基本法の抜本改正、
障がい者総合福祉法(仮称)の制定、
障害者差別禁止法の在り方などについて、となっています。
第一回開催のときに、(当時)福島みずほ内閣府特命担当大臣
(5/28の罷免で、第20回会議から岡崎トミ子内閣府特命担当大臣に変わる)の
あいさつの中で印象的だった言葉があります。
”全国の障害者の皆さん、障害者を取り囲んでいらっしゃる皆さん、
障害者に心を寄せる皆さん、障害者になる可能性のある人、これはすべての人です。”
「障害者になる可能性のある人、これはすべての人」という意識は、
なかなか持てないのが現実だと思うのです。
みんながそういう意識をもてたら、どんなに社会は変わるでしょうか。
障害者の分野に限らず、全ての差別、偏見に対して、
自分のこととして考えることができたら。
でも自分を含め、みんなみんな毎日忙しい。
一度は心を痛めたとしても、何日かしたら忘れてしまう。
目の前のことで精一杯、というのが正直なところです。
だから”変える”って本当に難しいとは思いますが・・・
* * *
この推進会議の中に、「障がい者総合福祉法(仮称)」について話し合う部会、
「総合福祉部会」が作られていて、こちらは第7回まで開催されています。
この会議についてまだ書きたいことがありますが、
とても長くなってしまいそうなので、続きはまた。
※会議の議事録か動画が見られます。(議事録がアップされると動画は削除されます)
障がい者制度改革推進本部及び障がい者制度改革推進会議について
(内閣府HP>共生社会>障害者施策>障がい者制度改革推進会議
ウオッチング 障がい者制度改革推進会議
(編集:日本障害者協議会(JD)情報通信委員会)
↑手話通訳つきの中継録画あり。
総合福祉部会(厚生労働省)
↑詳細、議事録・動画あり。
焼きうどん
(豚肉、キャベツ、白菜、ねぎ、しめじ、しいたけ)
ゆで卵
揚げシュウマイ
これご存知ですか?
お店で何度か見かけて気になっていて、買ってみました。
これすごくいいです!
何をやるにも雑な私ですが、
お釜を勢いよく傾けて水を流しても、本当にぴたっとお米が止まって、
お米が一粒もこぼれないです。
・・・曙産業公式サイトより
amazonでも買えます。
¥315 国内配送料無料です☆
米ピタクリップ グリーン PM-470
2004年に発足した「反戦イラク帰還兵の会(IVAW)」主催の、
「冬の兵士」という証言集会を聴きに行った友人に影響されて、
去年の8月に出版された「冬の兵士 イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実」を読みました。
冬の兵士―イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実
感想・・・
アメリカ人兵士はアメリカ国家に使い捨てにされた?
証言者の言葉(本文より)。
「交戦規則」というものの存在も、あってないようなものです。
戦時国際法
・・・”戦争状態においてもあらゆる軍事組織が遵守するべき義務を明文化した国際法であり、狭義には交戦法規を指す。”
<自衛する場合を除き>
<ただし~その限りではない>
<最小限に><可能なら>・・・
必ずといっていいほどこのような一文が書かれているからです。
いくらでも武力行使する口実は作れる。
情勢が悪化するにつれ「交戦規則」は歯止めの利かないものになっていく。
敵(アメリカ人以外の人間)を「ハジ」という差別用語で呼び、
人格を無視した残虐な行為を犯す。
陸軍では「機会均等プログラム」によって、
人種差別はなくなったはずだったのに、
9・11以降、突然階級を問わず差別用語が使われるようになってしまった。
* * *
日本での証言にはない女性兵士や同性愛者による証言と、
退役後の元兵士に対するアメリカ国家の対応についての証言は、
特に印象に残りました。
(本文より)
SADキット(強姦被害者用キット=レイプキット)は、
法律上、軍の正式な支給品に含まれず個人負担となる場合があり、
法の変更を要請している。
(本文より)
レイプキット
レイプキットが加害者特定につながる-性暴力被害ゼロネットワーク【しあわせなみだ】
・・・”現状では、残念ながら、すべての警察にレイプキットが準備されているわけではありません。”
アブグレイブ刑務所における捕虜虐待(Wikipedia)
帰還兵に対する対応も酷い。
退役軍人医療制度がうまく機能していない?
対応が追いつかないからだろうか?
(本文より)
投薬の副作用で、自殺傾向、自殺思考を持ってしまうこともあるそうだ。
どこかで聞いたことのあるような話だ。
この本をいっぺんに読むと具合が悪くなります。
(本文より)
なぜ兵士に志願するのか?→「退役後の金銭的援助あり(?)」→しかし
→体調を崩すも退役軍人病院で診療拒否など→金銭的援助されないまま・・・
(本より:自殺した元兵士の父親)
(本より:自殺した元兵士の父親)
(あとがきより)
たくさんの人たちの耳に、そして心に届いてほしい。
* * *
体験者の証言は、生々しい。
私たちの想像力には限界があるし、
どこか都合のいいようにイメージするところがあるけど、
証言は、真実だから容赦ない。
私は勝手なイメージで、アメリカの兵隊は、良い待遇を受けているものと思っていた。
「冬の兵士」の証言から、
戦争の異様さは今まで見聞きしてきた、
太平洋戦争での日本軍の兵士たちや民間人の証言と共通する部分が多い。
戦争とは「究極の世界」なんだと思った。
戦争は、どこでどの時代に起きても、
どんな残虐な行為もいとわない恐ろしい怪物に
人間を変えてしまうのだとあらためて思いました。
変えてしまうというよりも、変えなければ、
そもそも戦争なんてできないのだと思う。
* * *
★[書評]『冬の兵士-イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実-』
★リブ・イン・ピース☆9+25>イラク・アフガニスタン戦争戦時国際法(Wikipedia)
・・・”戦争状態においてもあらゆる軍事組織が遵守するべき義務を明文化した国際法であり、狭義には交戦法規を指す。”
★シリーズ『冬の兵士――良心の告発』を観る
★<マスコミが伝えないイラク戦争・占領の現実>その4
★衆議院議員照屋寛徳君提出イラク帰還自衛隊員の自殺に関する質問に対する答弁書平成19年11月13日
・・・[衆議院HP内>質問主意書・答弁書>168回(臨時会)-182]
★海外派遣の自衛隊員16人、在職中自殺…対テロ・イラク~地獄を見たのか? - 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
★性暴力被害者への「ワンストップ支援センター」を試験導入 [2009年10月15日(木)]
★映画「冬の兵士・良心の告発」OFFICIAL WEB SITE
★NHK 戦争証言アーカイブス
・・・太平洋戦争を経験した日本人の証言
読みづらいのに読んでいただいてありがとうございました!
「冬の兵士」という証言集会を聴きに行った友人に影響されて、
去年の8月に出版された「冬の兵士 イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実」を読みました。
冬の兵士―イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実
感想・・・
アメリカ人兵士はアメリカ国家に使い捨てにされた?
証言者の言葉(本文より)。
”軍隊は単なる職業ではありません。 文化です。 自分の生活のあらゆる側面に浸透し、 一日二十四時間どっぷりと浸かっていると、 その文化が骨の髄まで 滲み込んでしまいます。(略)” |
「交戦規則」というものの存在も、あってないようなものです。
戦時国際法
・・・”戦争状態においてもあらゆる軍事組織が遵守するべき義務を明文化した国際法であり、狭義には交戦法規を指す。”
<自衛する場合を除き>
<ただし~その限りではない>
<最小限に><可能なら>・・・
必ずといっていいほどこのような一文が書かれているからです。
いくらでも武力行使する口実は作れる。
情勢が悪化するにつれ「交戦規則」は歯止めの利かないものになっていく。
敵(アメリカ人以外の人間)を「ハジ」という差別用語で呼び、
人格を無視した残虐な行為を犯す。
陸軍では「機会均等プログラム」によって、
人種差別はなくなったはずだったのに、
9・11以降、突然階級を問わず差別用語が使われるようになってしまった。
* * *
日本での証言にはない女性兵士や同性愛者による証言と、
退役後の元兵士に対するアメリカ国家の対応についての証言は、
特に印象に残りました。
(本文より)
”退役した女性兵士の三分の一近くが、 軍隊にいたあいだに、 性的暴力行為、強姦被害に遭い、 71%~90%が男性から 性的な嫌がらせをされたという” ”戦争に因るストレスと訓練を通して 育成される間化は、 「敵」に対する残虐行為に通じるだけでなく、 自軍の兵士に向けた差別と残忍性をもたらす。” |
SADキット(強姦被害者用キット=レイプキット)は、
法律上、軍の正式な支給品に含まれず個人負担となる場合があり、
法の変更を要請している。
(本文より)
”軍隊に所属する人びとだけに 起きるのではないからです。 アブー・グレイブ収容所のことを考えてください。 性についてどう考え、どう扱うかが一目瞭然です。 これがイラクで、 イラクの人たちの身に起こっているわけで、 ほんとうにひどいことです。” |
レイプキット
レイプキットが加害者特定につながる-性暴力被害ゼロネットワーク【しあわせなみだ】
・・・”現状では、残念ながら、すべての警察にレイプキットが準備されているわけではありません。”
アブグレイブ刑務所における捕虜虐待(Wikipedia)
帰還兵に対する対応も酷い。
退役軍人医療制度がうまく機能していない?
対応が追いつかないからだろうか?
(本文より)
”米軍では、毎日18人の帰還兵が自殺している。 退役軍人の管轄下で 治療を受けている元兵士のうち、 毎月1000人が自殺を試みる。 自殺する兵士のほうが、 国外の戦闘で戦死する兵士よりも多いのだ。 これらの統計数値を大半のアメリカ人は知らない。 政府がその公表を拒否しているからである。 イラク戦争が始まってからこれまで、 合衆国政府は公式に、 この戦争を死傷者のいない戦争に 見せかけようとしてきた。” |
投薬の副作用で、自殺傾向、自殺思考を持ってしまうこともあるそうだ。
どこかで聞いたことのあるような話だ。
この本をいっぺんに読むと具合が悪くなります。
(本文より)
”国防総省の報告によると、 2006年だけでも5361名の 現役兵士が米軍から脱走し、 9・11事件以降の5年間では 合計37000名近くが逃亡した。 さらに数千名が 最初の戦闘配備から帰還したあと、 ひそかに無許可離隊している。 325名の陸軍兵士が、 もはや戦争の正当性を信じられなくなったとして、 良心的兵役拒否の認定を申請している。 200名以上が国を捨て、 カナダ政府の庇護を求めている。” |
なぜ兵士に志願するのか?→「退役後の金銭的援助あり(?)」→しかし
→体調を崩すも退役軍人病院で診療拒否など→金銭的援助されないまま・・・
(本より:自殺した元兵士の父親)
”なぜ帰還兵士が制度のニーズに 合わせなければならないのでしょうか。 退役軍人医療制度は、 帰還兵のニーズに合わせて 整備されてきたのではないのでしょうか” |
(本より:自殺した元兵士の父親)
”現金2万ドルで彼を誘惑し、 入隊署名をさせようとした。 正確な入隊奨励金の額は確認されませんでした。 未成年者が入隊する際の同意書に、 片方の親の署名しか要求しませんでした” |
(あとがきより)
”今日、私がここで証言しているのは 自分のためだけではなく、 社会一般のみなさんに 聞いてもらうためだけでもありません。 私たちが経験したこと、 私たちがやったことを、 ここに来て話すことができない、 すべての人たちのためです” ”この戦争で起きていることが 人びとの耳に届かない限り、 同じことを繰り返し人が死に続ける” |
たくさんの人たちの耳に、そして心に届いてほしい。
* * *
体験者の証言は、生々しい。
私たちの想像力には限界があるし、
どこか都合のいいようにイメージするところがあるけど、
証言は、真実だから容赦ない。
私は勝手なイメージで、アメリカの兵隊は、良い待遇を受けているものと思っていた。
「冬の兵士」の証言から、
戦争の異様さは今まで見聞きしてきた、
太平洋戦争での日本軍の兵士たちや民間人の証言と共通する部分が多い。
戦争とは「究極の世界」なんだと思った。
戦争は、どこでどの時代に起きても、
どんな残虐な行為もいとわない恐ろしい怪物に
人間を変えてしまうのだとあらためて思いました。
変えてしまうというよりも、変えなければ、
そもそも戦争なんてできないのだと思う。
* * *
★[書評]『冬の兵士-イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実-』
★リブ・イン・ピース☆9+25>イラク・アフガニスタン戦争戦時国際法(Wikipedia)
・・・”戦争状態においてもあらゆる軍事組織が遵守するべき義務を明文化した国際法であり、狭義には交戦法規を指す。”
★シリーズ『冬の兵士――良心の告発』を観る
★<マスコミが伝えないイラク戦争・占領の現実>その4
★衆議院議員照屋寛徳君提出イラク帰還自衛隊員の自殺に関する質問に対する答弁書平成19年11月13日
・・・[衆議院HP内>質問主意書・答弁書>168回(臨時会)-182]
★海外派遣の自衛隊員16人、在職中自殺…対テロ・イラク~地獄を見たのか? - 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
★性暴力被害者への「ワンストップ支援センター」を試験導入 [2009年10月15日(木)]
★映画「冬の兵士・良心の告発」OFFICIAL WEB SITE
★NHK 戦争証言アーカイブス
・・・太平洋戦争を経験した日本人の証言
読みづらいのに読んでいただいてありがとうございました!
肉野菜炒め
(ねぎ、キャベツ、もやし、しめじ、ピーマン、うずら卵〉
小魚の佃煮
ウインナー
さっき、別所さんの番組で言ってたけど、
食品サンプルって日本独自のものなんだって。
そうなんだー海外にはないんだ・・・
自分の弁当のサンプル作ってみたいな。
イワサキビーアイ ビーアイ広場 - 食品サンプル作り体験 -