レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

キングダム 見えざる敵

2008年12月12日 00時50分28秒 | サスペンス

「キングダム 見えざる敵」
原題:The Kingdom
2007年 米 110分
■監督:
 ピーター・バーグ
■出演:
 ジェイミー・フォックス
 ジェニファー・ガーナー
 クリス・クーパー

●あらすじ
父母参観日に出席中のFBI捜査官ロナルド(ジェイミー・フォックス)の元に、
サウジアラビアで自爆テロ事件が発生したと知らせが入る。
彼は法医学調査官のジャネット(ジェニファー・ガーナー)や、
爆発物専門家のグラント(クリス・クーパー)らとともに事件の調査を開始。
しかし、FBIの捜査を拒むサウジ政府との交渉は難航し、思うように捜査は進展しなかった。

★感想など
9.11後のアメリカを描いた一遍で、舞台は中東である。
冒頭のテロのシーンや、クライマックスの大銃撃戦などはアクション映画として観ても
かなりのテンションの高さである。
しかし、本作はそういった普通のアクション映画ではない。
世界の警察を自認するアメリカでありながらも、主人公は自分たちの正義と言うものを、どんどんと疑っていく。
そして序々に明らかになっていく、問題の根源。
勧善懲悪に走らず、問題提起をするかのような締めくくり方は見事。
特にラスト・シーンの、セリフが被るシーンは、まさに本作を通して言いたかった事ではないだろうか。
アクション/サスペンス映画のエッセンスを大量に振りまいた社会派映画。
たまにはこういう映画も良いもんです。
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デス・プルーフ in グラインドハウス

2008年12月06日 01時41分34秒 | ホラー

「デス・プルーフ in グラインドハウス」
原題:Death Proof
2007年 米 113分
■監督:
 クエンティン・タランティーノ
■出演:
 カート・ラッセル
 ゾーイ・ベル
 ローズ・マッゴーワン

●あらすじ
テキサスの田舎町。人気DJのジャングル・ジュリアは女友達と共にお気に入りのバーにくり出した。
しかし、そこに不気味なシボレーを乗り回す男、スタントマン・マイクがやってくる。
ジュリアたちはバーで会話をするうちに、彼への警戒心を緩めていくが…。
その14ヶ月後、テネシーのとある町。
映画撮影に携わっているキム、ゾーイたちは撮影の合間をぬって車の試乗をすることに。
しかしそんな彼女たちにマイクが目をつけ…。

★感想など
いわゆる話題になったグラインド・ハウス再現映画の一編。
こちらはクエンティン・タランティーノ監督のスラッシャー物。
しかしそうは言っても、殺される美女数は少ない。
さてこちらはタランティーノ特有の、無駄な意味のないおしゃべりが多い。
これがまたつまらなくて、苦痛!
こんなので113分もやってるのは、はっきり言って拷問以外の何物でもない。
しかしその拷問を耐えて、最初の犠牲のシーンは面白い。
特にクラッシュ・シーンを何度も見せるしつこさとかは良かった。
だが、観終わっての感想は、結局そこだけだったという感じ。
いや、ゾーイ・ベルのスタントはかなり凄かったな。
車のボンネットに掴まってのあのスタントは、一見の価値はある。
だが本作に関しては、完全版なんて観る必要は一切無いな。
アメリカみたいに「プラネット・テラー」とあわせての短縮版で充分だろう。
それでも面白いかどうかは解らんが。

PS.チアリーダーの服を着てたリー役の娘は可愛かったな。
  だが最後のあの扱いには笑ったが。
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プラネット・テラー in グラインドハウス

2008年12月06日 01時21分24秒 | ホラー

「プラネット・テラー in グラインドハウス」
原題:Planet Terror
2007年 米 105分
■監督:
 ロバート・ロドリゲス
■出演:
 ローズ・マッゴーワン
 フレディ・ロドリゲス
 マイケル・ビーン
 トム・サヴィーニ
 ブルース・ウィリス

●あらすじ
テキサスの田舎町。
米軍部隊長のマルドゥーンと科学者のアビーは生物化学兵器の取引をしていた。
しかし、予備の試薬を隠していることをマルドゥーンに知られたアビーは、実験装置を破壊。
噴出したガスにより人々はゾンビ状態のシッコ(感染者)になっていった。
ゴーゴーダンサーのチェリーは別れた恋人のレイとドライブ中に、シッコに片足を食いちぎられてしまう。
だがチェリーは失われた片足にマシンガンを装備して、壮絶な戦いに赴く。

★感想など
いわゆる話題になったグラインド・ハウス再現映画の一編。
こちらはロバート・ロドリゲス監督のゾンビ物。
「ターミネーター」のマイケル・ビーンや、特殊メイクの神様トム・サヴィーニ。
それに、あえて名前を伏せて登場のブルース・ウィリス等、
とにかく脇役が豪華である。レレレ的にはだが。
んでストーリーの方だが、最初のうちは確かにぐだぐだで辛いが
だんだん盛り上がってくる展開から、ヒロインの片足にマシンガンが装着されてからは最高に面白い!
どうやって足に装着された銃を撃っているんだとか、その銃弾切れしないねとか言う
ツッコミを全て無視したノリだけの展開も、これまた最高。
ゾンビのメイクとか、人体破壊描写とかはかなり安っぽい仕上がりなんだが
本作の企画からすると、それはわざとかも。
とにかくこれはレレレ好きなホラー映画ファンなら、充分満足出来る出来と言えよう。
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グラディエーター

2008年12月03日 00時30分24秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「グラディエーター」
原題:GLADIATOR
2000年 米 155分
■監督:
 リドリー・スコット
■出演:
 ラッセル・クロウ
 ホアキン・フェニックス

●あらすじ
リドリー・スコット監督が放つスペクタクル活劇。
古代ローマ帝国を舞台に、陰謀に陥れられた英雄騎士の死闘をダイナミックに描く。
無敵の剣闘士役を演じた、ラッセル・クロウが秀逸。
また、CGで描かれた巨大コロシアムや剣闘シーンの迫力映像も見どころ。

西暦180年、ローマ皇帝に絶大な信頼を置かれていた歴戦の勇者マキシマスは、次期皇帝の任を依頼される。
しかしその晩、皇帝は息子によって暗殺。罠にはまったマキシマスは、処刑の危機に陥る。

★感想など
古代ローマを舞台にした、スペクタル史劇。
冒頭しかなかったが、主人公が将軍として指揮する合戦のシーンは中々の興奮をもたらす。
そのままバカ王子の陰謀にはまり、衝撃の妻子の姿を発見する辺りまでは結構楽しめるが
どうにもその後が長く感じられる。
ちょうど90分辺りで一つのクライマックスを迎えるので、もうちょっと短くてもいいと思うが。
コロセウムの闘いのシーン等が面白い分、余計にそう感じてしまう。
結局、話の落とし所が決まっているのに、途中から迷走しちゃったような作りが残念だ。
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