「ケープ・フィアー」
原題:Cape Fear
1991年 米 127分
■監督:
マーティン・スコセッシ
■出演:
ロバート・デ・ニーロ
ニック・ノルティ
ジェシカ・ラング
ジュリエット・ルイス
●あらすじ
レイプ犯として長く獄中生活を送った男が、弁護士一家を恐怖のドン底に追い詰めるスリラー。
「恐怖の岬」(62)のリメイク作品。
婦女暴行で服役中のマックス・ケイディは、敗訴の要因を担当弁護士サム・ボーデンにあると考え、
恨みを自らの身体に刺青として彫り込み、異常な憎悪の執念を14年間持ち続けていた。
そして出所したマックスは、サム一家の住む邸宅を調べて接近し、
服役中に独学した法律の知識を生かしながら嫌がらせ行為を加え始める。
ストーカー的行動に恐怖を抱いたサムと妻のジェシカ、高校生の娘と共に、貸切クルーザーを契約、弁護士の邸宅から避難するのだが。
★感想など
と言う訳で、セットのもう一本を鑑賞。
感想としては、ずっとこちらの方が面白かった。
マックス役のロバート・デ・ニーロが素晴らしく、これだけでもかなり楽しめる。
全身に彫られた刺青もかなり異色な出来映えで、これまた一見の価値あり。
また狙われる弁護士の主人公のキャラクターも良い。
「ゆりかごを揺らす手」の方は、まさに良いお父さんと言う感じだったが、
こちらはかなり人間的に腐っている。
ゆえにデ・ニーロに狙われてもしょうがないかな、って感じ。
「ゆりかご~」よりもかなり映画的に面白く、特にクライマックス等は殆どホラー映画なノリなのも楽しい。
娘のサービス・シーンも含め、娯楽映画としては及第点の出来と言えよう。