
「ボルテスV レガシー」
原題:VOLTES V: LEGACY
2024年 フィリピン 97分
■監督:
マーク・A・レイエス・V
■出演:
ミゲル・タンフェリックス
ラドソン・フローレス
マット・ロザノ
ラファエル・ランディコ
イザベル・オルテガ
アルバート・マルティネス
ガビー・エイゲンマン
カーラ・アベラナ
●あらすじ
1977年のTVアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』をフィリピンで実写化。
ボアザン帝国が地球に侵攻を開始。
地球の前線基地・ビッグファルコンに集められた5人の若者たちは、
巨大な人型ロボット・ボルテスVに乗り込み、ボアザン星人と戦うことに。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
確か「ボルテスV」は、元々フィリピンで人気あったんだっけ?
「ボルテスV」と「グレンダイザー」が海外の方が人気があると言う話は、どこかで聞いたことはある。
だから実写劇場版なのかと思いきや、本作はフィリピンで全90話のTVシリーズだったらしい。
それを編集して劇場版にしたのが本作なのだと。
これって、1970年代に日本が良くやっていたよね。
TV版を編集した劇場版って「仮面ライダー」に「ウルトラマン」
他には「ゴレンジャー」などの戦隊物なども、いくつか存在していたはず。
最初は劇場版にしてはCG安いなあと思っていたけど、だがこれがTV版だと思うと、逆にクオリティ高いかも。
全体的にはアニメ版の再現度は高いんだと思う。
ただのコスプレ大会に見えないのは、みんな大真面目なのもあるけど、
この荒唐無稽な設定をきちんと作りこんでいるだろうから、そこまで違和感は感じなかった。
例えるなら「スターウォーズ」を観て、コスプレ映画と思う人がほとんど居ないのと同じことだ。
ちと言い過ぎかもしれないが。
主役であるボルテスVも、今の時代にあわせたデザインになっている。
でもどうしても本作のボルテスVを見て禁じ得ない思いなのが、昔のプラモデルを今風に作りました。
と言うガンプラ投稿はネットに多いが、そんな風に見えてしまうんだよね。
プラ版を細かくカットして貼ったり、スジ彫りやスミ入れを頑張っているなあ。
みたいな目線で見てしまうのは、まあしょうがないよね。
だが難点もいくつかあって、まず基地の司令官が色々と問題アリ。
まず見た目が日ハム監督の新庄剛志に、異常なほど似ている。
しかし常にニヤニヤ顔。これが軽くムカついてくる。
何せ話のほとんどが、地球の危機な状況だからね。
そして司令官のくせに、言わなくていいことしか言わない。
ボルテスVを操縦している五人のうち、三人は同じ兄弟。そして母親は研究者。
ボルテスVが敵のロボットと戦って苦戦している最中に、「君たちの母親が重症だ」
それ戦ってる最中に言う必要あるか?
兄弟の中には小学生とかもいるんだから(それはそれで問題だと思うが)
戦闘の最中にそんなこと聞かされたら、動揺させるだけだろうよ。
さらに基地をバリアが守っているが、母親はバリアの外にいるから助けられないとか、追加でさらに余計なことを。
もうこうなったら3兄弟のうち、弟二人は戦闘なんて辞めて一刻も早く母親を助けようとなる。
それを食い止める長兄。
司令官が言わなくていい事を言ったせいで案の定、ボルテスVチームは内部分裂しそうに。
ちなみのこの時家族ではない残りの二人は、一切無言で空気のような存在になっていた。
そのうち敵ロボットの鎖につかまり、全く身動きが取れなくなるボルテスV。
だがそれを見ているだけで何の手助けもしない司令官。
それを見ていた母親が、戦闘機を勝手に操縦して子供たちを助けに行ってしまう。
内臓破裂しているのに!
最早自分たちではどうにもならなくなっていたボルテスVも、たった一機とは言え戦闘機が助けにきてくれて喜ぶ。
ここでまた司令官が言わなくてよい一言を炸裂。
「その戦闘機を操縦しているのは、きみたちのお母さんだ」
これでまた大きな動揺が広がるボルテスV。
そして動けなくなったボルテスVを助けるために、敵ロボットに特攻をかますお母さん。
それをだまって見るしかない兄弟たち。
最早誰が最大の敵なのか分からなくなってきた辺りで、映画は終わりを迎える。
まあオリジナルのアニメがそうだからなのかは、観た記憶がほとんど無いので知らないが
家族を全面に押し出し過ぎて面白くない。
そんな感じだった。
でもまあ前にも「鉄人28号」の時にも思ったが、やっぱりこういった巨大ロボット物を実写化するのは燃えるね。
オリジナルのTVシリーズ全90話を観たいとは到底思わないが、これはこれで面白かったよ。
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