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レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

精武門續集

2025年03月18日 20時31分09秒 | 功夫/空手/武侠片

「精武門續集」
原題:精武門續集/Fist Of Fury PartII
1977年 台湾 98分
■監督:
 邵峰(ジミー・ショウ)
 李作楠(リー・ツオナム)
■出演:
 黎小龍(ブルース・リィ)
 羅烈(ロー・リエ)
 田豐(ティエン・ファン)
 南宮勳(ジェームズ・ナム)
 高飛(フィリップ・コー)
 李昆(リー・クン)
 鹿村泰祥
 金塗(キン・トー)

●あらすじ
ブルース・リーが演じた「ドラゴン怒りの鉄拳」の続編(非公式)としての設定で製作された
ブルース・ライ(何宗道)主演映画。
ブルース・ライが陳眞の弟の陳善を演じる。
数多く作られた精武門の続編的映画の中でも評価の高い作品。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
黎小龍(ブルース・リィ)による、ソックリさん「精武門」系列ながら、本作は中々の傑作である。
まず本家「ドラゴン怒りの鉄拳」のスチール写真を勝手に使うオープニングでスタート。
写真ながらも本物李小龍(ブルース・リー)や苗可秀(ノラ・ミャオ)が見れるのは嬉しい。
そしてそのままブルース・リー演じる陳眞を埋葬するシーンに繫げるが、
何とここで麗児が割腹自殺をすると言う、波乱の幕開けで本編が始まる。
まあ流石に演じているのはノラ・ミャオではないが。
だが本作が凄いのは、他にも田豐(ティエン・ファン)や李昆(リー・クン)など
本家「ドラゴン怒りの鉄拳」に出演していたメンバーがそのまま同じ役で出演していることだ!
これが本作を正統な続編のような雰囲気に感じてしまうのだ。
まあ正統な続編である「レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳」にしたって
ノラ・ミャオが台湾に渡って成龍(ジャッキー・チェン)と出会い、日本人と闘う話だから
本作とあわせて、どちらも正統な続編とする事も可能だ。
ノラ・ミャオ演じる麗児は台湾に渡って「レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳」の話になり
ティエン・ファンとリー・クンは上海に残った話が本作と、分ける事は可能である。
だけど両作を見比べると、個人的にはジャッキーの「レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳」よりも
本作の方が面白いと感じた。
それはブルース・リィ演じる陳善が、ブルース・リーの弟役と言うのが結構しっくりきていたのと
ブルース・リィの「ドラゴン怒りの鉄拳」の衣装が、割と似合っていたところもポイントが高い。
おまけに敵のボスがあの羅烈(ロー・リエ)で、配下の中ボス役に
南宮勳(ジェームズ・ナム)と鹿村泰祥と言う、アクの強い二人を要しているのもグッドだ。
あと変わり種なのが、端役として金塗(キン・トー)の名前があること。
この人は、あの「幽幻道士」でキンおじいさんを演じた人。
まあ本作も「幽幻道士」もどちらも台湾映画なので、台湾映画界の人なのだろう。
こうしてみると、ブルース・リーのそっくりさん映画って、脇役に有名どころが揃っていると
彼らの演技によって、案外楽しく鑑賞することができるのだなと気づいたよ。
そう考えると、黎小龍(ブルース・リィ)は割と共演陣が豪華な印象。
これが呂小龍(ブルース・レ)になると、知っている人はほぼ楊斯(ヤン・スエ)一択になるし
巨龍(ドラゴン・リー)になると、ほとんど誰も知らない人ばかりになるからな。
そういった意味でも、私はやっぱりそっくりさんの中では、黎小龍(ブルース・リィ)が一番好きだな。


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