レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

獄門島

2023年08月07日 18時05分47秒 | ミステリー/犯罪

「獄門島」
1977年 日本 141分
■監督:
 市川崑
■出演:
 石坂浩二
 大原麗子
 司葉子
 草笛光子
 東野英治郎
 浅野ゆう子
 佐分利信
 加藤武
 大滝秀治
 上條恒彦
 ピーター
 三木のり平
 坂口良子
 池田秀一
 荻野目慶子

●あらすじ
石坂浩二が金田一耕助に扮した怪奇ミステリーシリーズ。
「自分が帰らないと3人の妹たちが殺される」。
謎の言葉を残して死んだ兵士・鬼頭千万太。
金田一は彼の遺書を預かり獄門島へ赴く。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
横溝正史の原作では一番の傑作と良く評された作品。
石坂・金田一としては3番目にあたる。
まず感想として、前2作ほど重厚に作っていないなと言う感じを受ける。
夏の瀬戸内海が舞台と言うのもあるが、獄門島をはじめ背景がどれも素晴らしく美しい。
キラキラと光る海を眺めていても気分良く、夏らしくて良いなと感じる。
まだ本作の演出は明確にホラーに振っているのが特徴的。
前半部の映像の撮り方とか雰囲気は正にホラー映画。そしてトドメは釣鐘による生首が飛ぶシーン。
まあ角川春樹は元々こういったのがやりたかったんだろうね。
ただ反面ホラーっぽいのも含めて、話のテンポが良すぎてちょっと軽く感じる気もする。
これは前2作がとにかく重たくて進みも遅かった感じなので、それに比べてと言う感じだが。
ラストの犯人あてのシーンも、割と唐突にそのシーンになった感があるし。
とは言え途中で状況を説明するために画面に文字で伝えるとか、
坂口良子をコメディリリーフとして再登場させて明るい雰囲気を作るなど、
今までと手法を少し変えてきているのは、ポイント高しだと思う。
ただ原作から犯人を変えたのは良しとしても、原作でも人気エピソードである
金田一と早苗の関係を描かなかっらのは、ちょっと惜しかったかなあ。
ところで出演者に池田秀一ってあるけど、
この人、シャアの声の人だよね?

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