
「ゼンブ・オブ・トーキョー」
2024年 日本 87分
■監督:
熊切和嘉
■出演:
正源司陽子(日向坂46)
渡辺莉奈(日向坂46)
藤嶌果歩(日向坂46)
石塚瑶季(日向坂46)
小西夏菜実(日向坂46)
竹内希来里(日向坂46)
平尾帆夏(日向坂46)
平岡海月(日向坂46)
清水理央(日向坂46)
宮地すみれ(日向坂46)
山下葉留花(日向坂46)
小坂菜緒(日向坂46)
真飛聖
八嶋智人
●あらすじ
修学旅行での班行動の時間にどう行動するか悩んでいた
桐井、羽川、説田、桝谷に班長の池園が「東京っぽいところゼンブ行こう」と提案し、
当日は池園が作成した緻密なスケジュールを元に班行動を進める。
しかし、昼食を予定していた店が行列で入れないことをきっかけに、
池園以外の4人はそれぞれの思惑を果たすために単独行動を開始する。
(Wikipediaより)
★感想など
今は日向坂46は乃木坂46より好きだと思う。
と言っても私は彼女たちをアイドルとして好きとかではない。
何故なら基本的にテレビ東京で深夜に放送している冠番組しか観ていないからだ。
曲もほとんど聞かないし、他の番組に出ていたからと言って追っかけたりもしない。
テレ東の冠番組は、バラエティ番組として楽しいから観ている。そんな感じだね。
これは大昔に、日曜日の昼にテレビ東京でモーニング娘がコントをやっていたのを観て
衝撃を受けた事が原体験かも。
あの当時若いアイドル女性がそんな事するなんて思ってもいなかったからね。
とは言っても気になってしまうと、それがガールズ戦士だろうとプリキュアだろうと
何でも調べてしまう性格なので、気づいたら日向坂46についても結構詳しくなっていた。
なので本作が最近絶賛売り出し中の日向坂46 四期生11人が揃って出演する映画なのは知っていた。
日向坂46の四期生は去年までは一番新しい期の子たちなのだが、冠番組ではMCのオードリーに対して
ガンガンいって笑いを取っているところに好感を持っていた。
実際面白い子たちが多くてね。
これが乃木坂46だと五期生が同じようなポジションになるのだが、
乃木坂の方は冠番組ではほとんど置物みたいな子が多くて、観ていても全然面白くない。
まあバラエティ番組としては日向坂の方が面白いから、自然とそっち側にシフトしていた感じかな。
さてそんなフレッシュな四期生が揃って出演した映画だが、まずファン以外は用無しだろう。
動く彼女たちを見たいだけな人なら必要十分だが
映画単体としてみると、とてもつまらないんだよね!
内容なんてほとんど無くて、ただ東京の色んなところを歩いているだけの映像が続く。
そんな感じ。
終盤になってようやくストーリーらしき物が展開されるが、
それも何だか取ってつけたような感じに思えてしまうのは、そこまでの展開に内容が無さ過ぎるからだろう。
だが後から振り返ってみると、結構ヒドイ内容だったりした。
みな自分勝手すぎると言うか、これだと主演の正源司陽子の役の子は
みんなから嫌われているんじゃないの、と思える。
まあどうしてそう思うのかは、実際観てみてください。
さて彼女たちの演技については、演技指導なんてやっている時間なんて無いので
等身大のキャラにした。つまりほとんど地でいけるようにしたらしいが、それでも各自に差が出ているのが面白い。
まずぶっちぎで良かったのは藤嶌果歩。
最近笑った顔が可愛いことに気づいたが、それ以外でも表情がコロコロ変わって見ていて飽きない。
しかもその変わる顔も、その時の脚本の内容に合っていてしかも自然。
役者としては分からないが、アイドルを主演にしたドラマとか作るのであれば、藤嶌果歩を主演にしておけば安心だと思う。
続いて良かったのは平尾帆夏。
ただ別に演技が良かったのではなく、元々喋りとか表情の作り方とかが上手な印象なので
しっかりしていたように見えた。
ただ流石にここまでアイドルが集団で出演している映画となれば、安心感が違った。そんな印象。
他はまあ普通と言うか、褒められはしないが、まあいつも通りだねと言ったところ。
この辺は映画としてみたら全然ダメなんだけど、アイドル映画として見たらOKなのだろう。
そしてそれでもダメだったのが二人。
まずぶっちぎりで下手だったのが渡辺莉奈。
正直喋らない方が良いくらいのレベル。
冠番組ではものまねとかして脚光を浴びていたから、正直演技が下手だとは思っていなかったので
ちょっとビックリした。
代わりに彼女の名前を二番目にクレジットさせるキッカケとなるアイドル役で
先輩の小坂菜緒がちらっと出演しているが、これが見事にアイドルとして輝いていてビックリした。
小坂菜緒も冠番組でしか見ないから知らなかったけど、凄い可愛いね。
本作でのあのキラキラした笑顔は、確かに彼女が日向坂46の大エースと呼ばれるだけはあると思ったわ。
あとはまっていなかったのが宮地すみれ。
彼女は冠番組では抜群に面白いキャラなんだが、最近あの声とか喋りって作ってるのかなと思い始めた。
そうなるとあのぶりっ子演技をいつもしているので、その上にさらに役を乗せるのは無理。
なんかそんな風に映った。
この芸風を続けるのであれば、宮地すみれれは演技の仕事は難しいのではと思ったね。
そして最後に清水理央。彼女だけ台詞あったっけ? と言うくらいまるで印象に残らなかった。
まあ長くなりましたが、感想としてはこの映画を観ていて長く感じました。
おひさまの皆さんはどう感じたのかな?
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