レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

三本指の男

2011年07月25日 23時39分17秒 | ミステリー/犯罪

「三本指の男」
1947年 日本 73分
■監督:
 松田定次
■出演:
 片岡千恵蔵
 原節子
 杉村春子
 風見章子
 宮口精二
 賀原夏子
 三津田健

●あらすじ
名探偵・金田一耕助がスクリーンに初めて出た作品。
原作は横溝正史『本陣殺人事件』。
金田一と白木静子は、中仙道の旧家・久保銀造の家へ向かう途中、偶然出会う。
銀造の姪・克子と名門一柳家の御曹司・賢造との間に縁談が持ち上がっていた。
謎の「三本指の男」から、縁談を邪魔しようとする脅迫状が届くが、強気の賢造は挙式を強行。
やがて、新郎新婦の眠る離れで異様なうめき声が聞こえ、二人の惨殺死体と金屏風に血染めの三本指の手形が残される。
(東映チャンネルより)

★感想など
金田一耕助って、これが初めてだったかなあ?
昔横溝正史が書いていたエッセイみたいなやつに、映画版金田一耕助について触れている箇所があったが
片岡千恵蔵以外にも多数触れていてたけどなあ。
でも片岡千恵蔵版が一番古いのかなあ?
横溝正史も片岡千恵蔵版金田一耕助が、スーツ姿で拳銃を撃つのには、特に抵抗を示していなかったような。
記憶がハッキリしないから、今度読み返してみるかな。
1947年製作だけに、背景の古さっぷりが凄い。
これくらい古いと、時代が近いのもあって横溝正史の世界にピッタリだ。
「本陣殺人事件」については、もう記憶が忘却の彼方過ぎて、犯人とかさっぱり覚えていないのだが
本作の犯人は違うなと思っていたら、やっぱり原作とは犯人を変えていたらしい。
そう言われれば、確かにその辺についても横溝正史は語っていたような気がする。
片岡千恵蔵版のは、全て原作と犯人を変えて製作しているとか何とか。
「本陣殺人事件」のトリックは文より、こうして映像で見た方がやっぱり解りやすい。
本作は案外レレレ候補とも言えるような、ぶっ飛んだ展開も多々あるが
まあそれもご愛嬌と言うことで。

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