レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ドニー・イェン COOL

2022年02月07日 19時22分27秒 | アクション

「ドニー・イェン COOL」
原題:殺殺人、跳跳舞/Ballistic Kiss
1998年 香港 90分
■監督:
 甄子丹(ドニー・イェン)
■出演:
 甄子丹(ドニー・イェン)
 吳辰君(アニー・ウー)
 黃家諾(ジミー・ウォン)
 于榮光(ユー・ロングァン)
 雷宇揚(サイモン・ルイ)
 谷德昭(ヴィンセント・コク)
 湯寶如(カレン・トン)
 マイケル・ウッズ

●あらすじ
どんな暗殺も素早くやってのける凄腕の殺し屋キャット。
孤独な彼の心が癒されるのは、深夜ラジオのDJへの電話と、近所に住む美しいキャリーの姿を偶然眺める時だけ。
しかし、彼女は殺し屋である彼の事件を捜査する刑事であった。
闇の仕事をしながら、かつて自分を裏切り罠にはめた元同僚を追うキャットが、
その男を見つけた瞬間から、キャリーとの運命の糸も絡まり合うことになる。
(Wikipediaより)

★感想など
ドニー・イェンの初監督作で、割と良い評判を聞かない作品。
と言うのもドニーのナルシスト全開映画と聞いていたのだが、観てみたら実際その通りだった。
まず全編を貫くブレないテーマとして
オレ、カッコいいだろ! がある
とにかく最初から最後まで、自分が格好良く映るように作ってある。
それを王家衛(ウォン・カーウァイ)を意識したかのような、常にライトで色付けした自然じゃない採光。
基本は青と赤なんだけど緑も多用する。香港映画って緑のライト好きだよね。
音楽は何故か「101回目のプロポーズ」の西村由紀江が担当。
ドニー・イェンのインタビューによると西村由紀江の方からアプローチしてきたらしい。
そんな感じで最初から最後までずっと暗い所に青とか緑のライトで彩り、あの頃のトレンディ・ドラマみたいな音楽が流れ
結構不自然な関係で絡み合う男女に、ちょっとエロいシーンを織り交ぜて作られている。
なんか高校生か大学生くらいの男子が、ひたすらおしゃれだと思っている要素だけをぶち込んで作ってみたみたいな感じで
観ているこちらはちと辛いね。
展開がまったりなのと、話のテーマがアクションなのか恋愛なのか決まってない感じがして、軸が定まってないんだよね。
なので完全にドニー・イェンのファンのための、コレクターズ・アイテム的な位置付けけねえ。
コメント
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