俺たちの旅

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魔改造の夜

2024-07-27 11:14:55 | Weblog

今から52年前の今日、1972年7月27日

カリフォルニア州エドワーズ空軍基地を1機の戦闘機が飛び立った。

F15イーグル初号機の初飛行である。

以後、長きにわたりF15は世界最強の戦闘機として君臨することになる。

アメリカをはじめ、日本、サウジアラビア、イスラエル、韓国で採用され実戦経験も豊富である。

公式には撃墜されたことはない。

50年以上経ってなお主力戦闘機の座にある。

車ならとっくにポンコツである。

元の設計が良かったんだね。

当初から発展性を考慮して余裕を持たせた設計になっていた。

度重なる近代化改修で今も現役バリバリである。

エンジンやレーダーを高性能なものに変更したり、コンピュータも飛躍的に性能アップしている。

当初のメーターだらけのコックピットも、これから製造されるF15EXイーグルⅡではタッチパネルになる。

完全デジタル化した統合電子戦システムを備え、敵のレーダー波や赤外線を感知すると自動的に最適な対抗手段が作動する。

なぜF22やF35でなく非ステルスのF15が良いのか?

F22は世界最強の戦闘機だがミサイル搭載数は最大で8発

F35 に至っては4発しか搭載できない。

が、F15EXは12~24発もミサイルを積めるのである。

現代戦では敵はまずドローンや巡行ミサイルで飽和攻撃を行う。

これに対抗するのにステルス機は必要ない。

ミサイルをたくさん積めるF15の出番なのである。

さらにF15用のレーザーポッドの開発も進んでいる。

小さなドローンには高価なミサイルはもったいない。

レーザー光線で落とすのがよい。

アメリカ軍はこのF15EXを嘉手納基地に36機配備する。

なぜ嘉手納なのかは言うまでもない。

航空自衛隊でも現有のF15の近代化改修が進んでいる。

本当ならこういうものが不要な世界になればいいのだが。

 

 

 

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