今から52年前の今日、1972年7月27日
カリフォルニア州エドワーズ空軍基地を1機の戦闘機が飛び立った。
F15イーグル初号機の初飛行である。
以後、長きにわたりF15は世界最強の戦闘機として君臨することになる。
アメリカをはじめ、日本、サウジアラビア、イスラエル、韓国で採用され実戦経験も豊富である。
公式には撃墜されたことはない。
50年以上経ってなお主力戦闘機の座にある。
車ならとっくにポンコツである。
元の設計が良かったんだね。
当初から発展性を考慮して余裕を持たせた設計になっていた。
度重なる近代化改修で今も現役バリバリである。
エンジンやレーダーを高性能なものに変更したり、コンピュータも飛躍的に性能アップしている。
当初のメーターだらけのコックピットも、これから製造されるF15EXイーグルⅡではタッチパネルになる。
完全デジタル化した統合電子戦システムを備え、敵のレーダー波や赤外線を感知すると自動的に最適な対抗手段が作動する。
なぜF22やF35でなく非ステルスのF15が良いのか?
F22は世界最強の戦闘機だがミサイル搭載数は最大で8発
F35 に至っては4発しか搭載できない。
が、F15EXは12~24発もミサイルを積めるのである。
現代戦では敵はまずドローンや巡行ミサイルで飽和攻撃を行う。
これに対抗するのにステルス機は必要ない。
ミサイルをたくさん積めるF15の出番なのである。
さらにF15用のレーザーポッドの開発も進んでいる。
小さなドローンには高価なミサイルはもったいない。
レーザー光線で落とすのがよい。
アメリカ軍はこのF15EXを嘉手納基地に36機配備する。
なぜ嘉手納なのかは言うまでもない。
航空自衛隊でも現有のF15の近代化改修が進んでいる。
本当ならこういうものが不要な世界になればいいのだが。
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