天気が心配だったが、雲は多いものの、二度と見られないと
思う天体ショーを、始めから終わりまで見られたのはラッキー
だった。
早々と日食用のメガネを用意してこの日を待っていたので、
無駄にならずに良かった。
2階の部屋から金環になったのを確認して、どこか木漏れ
日の日食観察が出来るところがないかと探したが、見つか
らづ、1階の部屋に入ったら、部屋に差し込んだ陽が、
ボンヤリだがシャラの葉を通して、日食の様子を写していた。
シャラの木に近い窓を残し、他の窓のカーテンを閉めた
ら、日食の様子を幾つも写しだした。
金環状態が過ぎてしまったのは残念だったが、部屋の
中に差し込んだ木漏れ日の天体ショーを見ることが出
来て、これもラッキーだった。
近所の中学校の生徒たちが、校舎の2・3階のベランダに
並んで観測していた。
にぎやかに観測していたが、金環になった瞬間、ひときわ
大きな歓声があがった。