軒下に移動しておいた夕顔が、咲いていたのを朝に気がついた。
天気が良ければ、明るくなるにしたがって、花はしおれてしまうのだが、
幸いに天気が悪いこともあり、雨もしのいだ軒下なので、午前5時半頃でも
開いたままの状態で残っていた。
夕方に咲いているのを見逃してしまうと、夜にみてくれる人もなく、朝にはしぼんだ花ばかり
になってしまうので、夕顔の気品さを見てもらえない。
開いたのは二つだが、蕾が沢山出来ているので、今夜からは
花数も多くなって、香しい匂いを漂わせてくれることだろう。
朝顔も数え切れないほど咲いているが、雨に打たれた無残な姿もあり、
夕顔とは反対に、運悪い天気のめぐり合わせに気の毒でもある。