どこも、記事化していないと想える、16歳以下、女子日本代表サッカーチーム、いわゆる、「リトルなでしこ」の、動向と、活躍、躍進ぶり。
オランダに、遠征し、幸いにも、連日、良い天候のもと、御世話になったクラブチームの、天然芝のグラウンドで、練習を重ね、2戦をこなし、連勝してきた。
それも、同じく、16歳以下の、女子オランダ代表に、「なでしこジャパン」と違い、逆に、3-2で、競り勝ったことは、すでに、記事化した。
そして、遠征を締めくくる、最終戦。
相手は、すでに書いたように、オランダの女子サッカー、クラブチーム、「DZC 68」。
オランダで、6月29日に、行なわれた。
遠征に、連れて行った21人の、ほぼ全員をこの3試合に、起用。前半と後半。かなりメンバーを、入れ替えたりもしてきた。
大会や、トーナメント戦ではなかったとはいえ、監督の42歳、狩野倫久の采配は、「なでしこジャパン」の、髙倉麻・墓・子とは、大違い。
明らかに、かつて、全戦で失敗を繰り返したりしてきているにも関わらず、ウドの大木、GK・山根恵里奈を起用し続けたというような、狂ったとしか思えない、こだわりの、愚かな采配はしていない。
試合の、先発メンバーは、上記、イレブン。GKも、変えている。招集したメンバーの、それぞれの試合での力量も、見定めるために、フルに出した。
そんな背景のなか、試合は、思わぬ、展開を見せてゆく。
キックオフされてすぐ、根府桃子(15歳。ノジマステラ神奈川・相模原所属)が、シュートを決めて、1-0と、先制。
堅い守備態勢に入る、「DZC 68」。
その壁を、突き崩せず、なかなか、決めきれない、日本。
オランダのメンバーの、カラダは大きく、当たりも強いうえ、スピードも、あった。
18分、西尾菜音(16歳。浦和レッズ レディース所属)からの、クロスパスを、猪瀬結子(15歳。ベガルタ仙台所属)が、どんぴしゃのタイミングで、蹴り込み、2-0に。
24分。DZC選手の、背後から、するりと抜け出して、生田七彩(15歳。岡山作陽高校)が、シュート、成功!
3-0に。
30分。及川小枝(15歳。北海道文教大学明清高校)からの、クロスパスを受けて、再び、生田七彩が、ゴールポスト枠に、続けて繰り込み、4-0に。、
GKを除く、18人全員が、ゴールポストの比較的、枠の中に蹴り込むことが出来る、確率の高さと、チカラが、今の「リトルなでしこ」には、ある。
この強みは、大きい。
なでしこジャパンの過去にも、森保の今も、愚かにも起用した、ザルGKのような、馬鹿な指揮はしていない。
ちなみに、釜本邦茂が、インタビューで、私に話してくれたが、「失点して、悔しがる姿だけは、1人前」の、ザルGK。
「RLストラスブール」という、プロチームに、「所属」は、させてもらってはいるものの、わずか、1試合に出さしてもらっただけ。
以降、そのざる振りが、露呈したため、お払い箱状態が今もって続いている。むろん、妻子がいながら、無給だ。
5チームを、短期間に、見捨てられ、放出され、所属チームや、引き受け手がない、1年弱。
日本には、みじめで帰国、出来ず、欧州で、浪人していた時期もあったと、本人、インタビューに、答えている。今も、「所属」という肩書きを、女もどきの山根と同様、戴いているだけの身分。
さてさて、試合に戻ろう。
32分。ノッテきた、生田七彩。彼女からの、スルーパスに、根府桃子が、2点目のシュート成功し、5-0.
37分。根府桃子、さらに、ノリノリ状態で、自ら3点目、蹴り込み、6-0に。
39分。生田七彩も、負けじと、シュート! 7-0と、前半、圧倒し、生田も、3点目を叩き出す。
後半。
4分。根府桃子から、生田七彩にスルーパスが送られ、生田、すぐさま反応し、ゴールへ。8-0となる。
練習を積み重ねてきた、連係、コンビネーションが、生きた、生田。、
9分。またも、根府桃子からのスルーパスを、今度は、朝倉加奈子(16歳。大阪学芸高校)が、ヘッディングで押し込み、ゴールネットを、揺らす。9-0になる。
15分。井出ひなた(15歳。藤枝順心高校)が、持ちこみ、シュート成功し、10-0と、圧倒する。
16分。櫨川結菜(16歳。聖和学園高校)からのパスを受けた、オランダ代表戦で大活躍した、藤野あおば(15歳、十文字高校)が、枠内に、見事に蹴り込み、11-0に。
その後、攻め疲れでは無いが、中だるみ状態。
試合後、何人もの選手が、クチにした、ハードワークゆえの、スタミナ切れ、パワーを、維持しきれない面が、露呈した。
37分。井出ひなたが、2本目のシュート、叩き込み、12-0に。
42分。猪瀬結子、持ち込み、シュート! 13-0.彼女も、2点目に。
43分。藤野あおば、締めのシュート放ち、14点目。藤野自身、2点目となる。
試合、終わってみれば、14-0.
現在、全国各地で行われている、夏の高校野球甲子園大会の、地方予選の試合で、強豪有力校 対 部員不足で、「連合校」として出場し、5回コールド負けしたチームのよう。
勝ちの、その価値は?・・・・・。
惨敗しても、笑顔の、このDZCは、どんなチームなのか?
調べてみると、先日の、クラブチームこそ、オランダの女子サッカークラブで結成している、一部リーグで、日本人の女子も1人、メンバーに加わっているほどの、総勢40人も在籍している、優勝経験もある強豪チームであったが
ぶっちゃけたハナシ、この「DZC 68」は、主要サッカー 女子リーグに加入していない、まさに親睦クラブチームの様でした。
とはいえ、10日間余りながら、集中できた練習の環境は良く、「リトルなでしこ」21人全員の、実力を試すには、絶好の相手であったように思われる。
「この期間中、選手を率いて、オランダ代表と、日本代表の試合を、全員で、観戦してきました」
「これは、その後に控えていた、16歳以下のオランダ代表との試合は、絶対に負けられない!と、思いました」
「連日の、ハードワークのなかで、良いイメージの共有、コンビネーションを高め、トレーニングでの、攻守の強度などを、4点も、蹴り込んだ、生田七彩も、笑顔で言う。
「まだまだ、ハードワークの時に、パスと、シュートの質が、落ちてしまうので、日々のトレーニングを、積み上げていきたいです」
「フォワード2人の、前線の動きがスムーズになっていった」
「プレーごとに、チームワークと、コミニュケーションがとれて、動きが良くなっていきました」
チームは、本日、7月1日に、帰国。
空港に、笑顔と、安心感に満ちた顔で、選手達を、出迎えるのは、選手の母親たちや、所属チームの関係者たちだけ・・・・・・であろう。
これまで、通信社でさえ、外電を、報じて来なかったので、おそらく、マスコミの取材も、無さそうだ。
だが、実は、この「リトルなでしこ」の、2019春からの、多くのメンバー。
かつて、髙倉麻・墓・子が、率いて、長谷川や、籾木、横山らが、活躍した時期の、「リトルなでしこ」より、総合力は、格段に上。
今年の、4月28日、同じく、16歳以下の、イタリア代表相手に、3-0.
続く、4月29日、同じく、ロシア代表にも、2-0.
5月1日、マケドニア代表にも、4-0と、勝ちドニア。
5月3日、あの、国を挙げて、国の全域からコレ!と想う子を、引っ張り上げ、24時間、365日、強制合宿生活を送らせている、16歳以下、北朝鮮代表には、1-1で、PK戦に持ち込まれたものの、5-4で、蹴り勝っている。
そして、間を置いての、先日のオランダ代表にも、3―2で、蹴り勝っており、善戦以上の、全戦全勝の道をひた走っている。
この、5試合、すべて、応援も乏しい、アウエーに等しい、海外の地で、成し遂げ、積み上げてきたもの。
サッカーフアンならば、我が国内での成人男子の日本代表の親善試合が、いかに、心身フヌケ状態のうえで、成されているか、お分かりと想う。
この「違い」は、実に、大きい。
この、リトルどころか、ビッグなでしこは、監督によれば、8月の、全員、高校が夏休みの時期に、広島県下で、強化合宿を行ない、アジア選手権に臨む。
姐さん格の、「なでしこジャパン」全員が、帰国したり、欧州のチームに戻って行ったなか、
この6月29日に、行なわれた「なでしこリーグ」のなかで、最も、いまだ、集客力がある、、INAC神戸の試合が、3万132人が収容出来る、「ノエビアスタジアム神戸」で、行なわれた。
相手は、伊賀FC。
週末、小雨交じりの曇り空。土曜日の午後6時半、キックオフという、状況で・・・・・。
またも、さながら、無人観客試合。
なでしこジャパンに加わっていたメンバーは、帰国はしたもの、まだ、試合に出ていないうえ、結果、1-1と、引き分けた試合。
その、出た、出ないの差は、もはや、数字を見る限り、大差はないさ。
有料観客数、2028人。観客は、前節もそうであったように、両ゴールポスト裏にひそむ。
さらに、他の試合も、見てみよう。
同じ、6月29日。なでしこリーグ1部、Aグループ。
ノジマステラ神奈川・相模原 対 日テレベレーザ。
試合会場は、ノジマの本拠地、相模原ギオンスタジアム、総入場可能客席数、1万5300人、
されど、Jリーグ傘下の試合では、不可解にも、両サイド、入場規制して、座らせないため、6291人。
天候、曇り空。時折り、小雨。
で・・・・・1237人。
同じ、6月29日、1万5491人収容可能な、長野Uスタジアム、
そこでの、地元、AC長野 対 日体大 戦。
レジ、しめて・・・・¥1111人、なり。
次いで、同じ1部ながら、Bグループの、ジェフ千葉・市原レディース 対 マイナビ ベガルタ仙台 戦。
東金アリーナ陸上競技場で、実施。曇り空の上、時折り、小雨降る天候。
客足、元から悪い、ジェフ。わずか、350人足らずの時も、今年、あったものの、ベガルタ仙台の応援団が、来てくれて、必至のアウエーの地での、応援が報じられているが、・・・・・・
¥527人!
この「厳状」を、あなたは、どう見ますか? どう、受け止めますか?
2011年、女子ワールドカップ、なでしこジャパン、劇的優勝から、時は流れ、8年。
一時期、1万人も詰め掛けた、熱気は、醒めて、冷めて・・・・溶けて、流れ去ってしまった。
それが、永遠に続くとまでは、思わなかったにしても、もはや・・・・・覆水盆に返らず。
すでに、記事にしたが、選手は、地道に、サインや、男性オタクファンとの、2ショット笑顔撮影にも、嫌な顔ひとつせずに、応じるなどの、細やかな努力を重ね、日々、アルバイトしつつ、24時間、苦闘している。
プロ化? あり得ないのに、寝言を、ほざく、夢物語、幹部。
だからこそ、この、「リトルなでしこ」に、賭ける、淡い期待は、大きい。
あくまで、本筋ではないのだが、ファンになる観客は、ふとしたはずみで、気に入った選手が、うまれることが大半。
その選手の、活躍を見たくて、試合会場に、一度、試しに、出向き、・・・・・そのチームにも、チラリと関心を持ち、やがて、その競技そのものに、興味が、次第に、移行してゆく・・・・・意向に、させたい。
日々、毎節、増えてゆく、観客数になるには、必ず、起爆剤、勧誘剤が、必要だ。
「リトルなでしこ」の、メンバー。
澤穂希のような、うわああと、見た目、気持ち、引く、顔だちの子も、見当たらない。むしろ、スター候補生、きら、きらり。
日々の練習は、きついだろうが
♪ 15,16、17と、わたしの人生、暗かった・・・・とは、ならない実力と、個々の力量。
8月の、広島での強化合宿を経て、9月15日から28日まで、タイで開催される、「AFC 16歳以下、女子選手権」で、3位以上に入れば、来年の、17歳以下のワールドカップに出場出来る。
タイで、優勝し、大勝、しそうな、彼女達。
なでしこの、派手さは無い、花弁が、大輪の花と、なるか? どうか。
秘かに、ひそかに・・・・・期待したい。
ぐわんばれえええええ