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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

太刀魚で3品

2008-05-25 11:12:49 | 烏合庵の食卓
近所のスーパーに,太刀魚が入荷していた.
GW帰省の折,久々に食べた塩焼きの美味さに
絆され,迷わず手に取った.1本(¥1,280-)
あれば,3人前の刺身と焼き物が十分取れる.
大分県産.フードマイレージからすれば褒め
られたモノではないが,明日は坊主の誕生日.
前祝に,偶の贅沢をお許し願う.


凶暴な面構えの肉食魚だが,身肉は繊細.
塩焼き用の筒切り,刺身の柵,頭と中落ち・
尾の身の細いところは潮用に切り分ける.
柵は,例によって紙〆にしておく.




白身の刺身は,山葵醤油も良いが,好みで
煎酒もまた乙なもの.1合ほどの酒に,梅干
一つ・昆布を加え,弱火で半量ほどまで煎じ,
上げ際,足りない分だけ塩を足して漉しておく.


一塩した身と真子を焼き上げ,潮を点てて
 造里を引けば,太刀魚御膳の出来上がり.


太刀魚の潮は初めてだったが,なかなかの出来!
… と,言いたいところだが,あまりに甘い.
3人前:1L 弱に,1本分の粗は多すぎたのだろう.
生臭さは微塵も無いのだが,吸い物としては余りに
濃い.知らない人に飲ませたら,“化調まみれ”と
評されかねない濃厚さだ.塩ラーメンが造れるかも.

造里のしっとりとした食感,皮目と縁側の甘味.
焼物のほこほことした甘さは流石に旨い.
        … 潮の不手際が悔まれる.

今度ハンドルするならば,中落半分,焼込んで,飯に
載っけて渋茶掛け,骨茶(こつぢゃ)で〆が正解か.

ともあれ今日も,“いただきました”.

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