烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

“明太の中身”をいただく

2009-10-25 22:41:15 | 烏合庵の食卓
土曜夜.野暮用の職場から戻り焼酎(甲)の晩酌を楽しんでいると玄関のチャイム.つれあいが出ると,筋向いから御主人の釣った助宗鱈(介党鱈・明太;スケトウダラ)のお裾分け.
30~40cmのもの,都合6本.硬直も解けておらず,刺身でもイケそうだったが夕餉は足りている.大き目のもの2本を鍋用に,小さい4本を煮物用にストックする事にする.




早速つれあいが捌きにかかるが,腹を割ると,まだ走りながら白子(精巣:タチ)と真子(卵巣)を持っており,肝もまた確りしている.なげるのも痛ましい(捨てるのは勿体無い).幸い,翌日夕餉はチゲの予定.エキストラとして楽しませて頂こう.薄い点塩(≒1%)で洗い,チルド室へ.


明けて日曜も野暮用で暮れ,さて,夕餉のチゲ.
具材はいつも通り豚小間・鶏摘入;あしらいに野菜と茸.一渡り味わったら二度目までの合間,エキストラの“明太中身”.


先ずは真子.まだ若く控えめなプチプチ感と乗り切らない甘さが儚げに美味い.


次に肝.これは今が喰い頃かな.ねっとりとトロリの間.釣り物ならでは,一刷毛の臭みも無い官能的な甘さ.


そしてタチ.未熟ゆえ皮筋はやや硬めだが,若いなりに旨味は十分.走りの醍醐味!

いやあ,中身,美味いなァ.こんなにコンディションが良いなら,一寸手間は掛かるが胃袋も拵えておけば良かった(裂いて裏返し,点塩で確り扱き洗いする)…


二度目の鍋は中身の出汁で,始めと一転まろやかな味わい.少し具材を残して怒涛の〆に!
… 全部の出汁を纏ったこのラーメンが,ウマいんだよなァ (^^)b …
 みんな美味しく,いただきました!

p.s.:
・チゲのたれは既製品(今日はエバラ).補強に酒とキムチ.
・助宗鍋と煮付けのレポートは,追々… (^^;)
コメント
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