DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(William Carlos Williams)(1883-1963)「ちょっとひと言」(1938年)

2017-05-26 22:19:32 | 日記
 ちょっとひと言

冷蔵庫に入っていたプラムを食べた。
君がたぶん朝食のためとっておいたもの。
ごめん。うまかった。実に甘くて冷たかった。

《感想》
塾年の夫婦の平和な日常。
プラムをつい食べてしまって、旦那が妻に謝る。
二人の良い関係。
プラムは、実にうまかっただろう。
詩の主題は、プラムでなく、夫から妻への心遣いである。
だから「プラム」でなく、「ちょっとひと言」が、詩の題名となる。

 This Is Just to Say

I have eaten
the plums
that were in
the icebox

and which
you were probably
saving
for breakfast

Forgive me
they were delicious
so sweet
and so cold
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