魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

のだめカンタービレ

2006年12月26日 | 音楽
TVドラマ「のだめカンタービレ」が最終回を迎え、終了しました。

マンガをドラマ仕立てにした内容は面白かったのですが、このドラマの
最大の良さは何といっても「クラシック音楽を身近にしてくれたこと」
だと思います。(マンガは読んだことありませんが)

下手な音楽教師がお難く解説するよりも、遙かに音楽の楽しさを
表現していたように感じました。
ひとりでも多くの人々がオーケストラや有名作曲家の音楽を、日々のお友達に
出来れば、それだけで素敵でしょうし、サッカーの「キャプテン翼」、野球の
「巨人の星」のごとく、音楽人口やレベルを引き上げるきっかけになれば、
大成功でしょう。


案外ワインも似たような部分があります。
フランスのお城、豪華宮中のシャンデリアの下で飲まれるのが、おフランスの
ワイン? とか、「ワインを飲む」というだけで「おフランスかぶれ」なんて
イメージで軽蔑しているような方も(もちろん誤解している)まだまだ
一般的には多いんじゃないでしょうか。
ワインは難しいし、鼻持ちならない奴だ、なんて敬遠されないためにも、
何か良いTV番組で啓蒙して、もっともっと身近にしてくれたらいいのですがねぇ。
実はこのブログもそんな思いを込めて書いています。


さて、最近CMやドラマなどで、クラシックの名曲の一部分がよく使われたり
しています。良いことなのかも知れませんが、歴史上の名曲を「消費する音楽」に
変えているようでちょっとだけ心配です。
一番曲の「おいしい部分」だけを垂れ流してしまうので、そのメロディーに至る
過程が無視されますし、名曲を聴いても感動も薄くなってしまいそうで・・・。

音楽界(歌謡界)では、音楽を消費する(使い捨て?)風潮が最近は高まって
いるのが心配です。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マディラとポートとカステラと | トップ | シャプタリザシオンって何な... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事