魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ロンボ赤-安いばかりが能じゃない!という策略

2017年02月01日 | ワイン ~2019年
今夜はこれ。




NV ロンボ ロッソ
  (伊、モンテプルチアーノ種、サンジョヴェーゼ種、赤、600円台)

とてもお手軽なイタリアです。

香りはイチゴにチェリーなど明るく軽いフルーティーな香り。ミネラルにほんのちょっと革。

味わいは軽やかでフルーティー。きれいですがニュアンスは乏しいです。
悪くはありませんし、軽い肉料理全般に対応することでしょう。

しかし、リピートまでの魅力はありません。


よく業務店で、グラスワイン、お手軽価格帯にこのワインは使われたりしますが、
喜びは薄いです。もちろんリピートは難しい。





さて、ふと思いついたので、本日は業務店側へ向けたお話をしてみたいと思います。


そこで、例えばです。グラスワインでこのワインを使うと、1杯あたりの利益は上がりますが、
リピートがないので、そこで終わります。ひとり1杯までが限界です。


もう少し高くても(単純に1杯あたりの利益が減っても)、もっと美味しいワインならどうでしょう?

お客さんも、もう1杯飲みたい!と思うとなると、より数多くのグラスワインが売れることに
なりませんか? 決して悪くない話だと思いませんか?


うまく回転すると、お客さんもついお代わりした分、お店も利益が増えるし、あそこの
お店のワインは美味しいよ、ってことになるかと思います。


安いワインも必要ですが、そればかりでは「あのお店のワインは美味しい!」とはなりません。
そのあたりの売り方こそが、大切なのだと申し上げたいと思います。

ボトル売りではたくさんラインナップがあっても、グラスワインの出方の方が多いと思われ
ますので、グラスワインで差をつけるというのもアピールになるかと思います。

例えば小売価格2~3000円程度のワインをグラスワインとして思い切って使ってみるという
サービス月間とかも良いかと思います。美味しいとお客さんも大喜びですね。

とりあえずひとつの提案でした。


・・・ふっふっふっ、こうして美味しいワインの味を覚えたお客さんが巷に増えると、
当然、ワインを求めて、おこぼれが当店に回ってくるかも?!という策略ば書いてみましたー!


コメント
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