今年、県内では、ミズナラやコナラの実(ドングリ)が不作なので、ツキノワグマが人里に異常出没しています。頼成の森でも、昨年はコナラの実がたくさんなっていましたが、今年はほとんど実をつけませんでした。秋の食糧をドングリに頼っている生き物は、ツキノワグマだけではありません。リスやネズミの仲間、カケスなどはドングリを好んで食べています。したがって、今年のドングリの不作は、これらの生き物たちにも大きな影響を与えているはずです。
森林科学館の軒下に、ほかの公園から拾ってきたドングリ(クヌギ、マテバシイ)を殺虫処理して乾かしていたところ、何者かが盗っていくようで、せっかく集めたドングリがほとんどなくなっていました。よく見ると、野ネズミ(アカネズミでしょうか)に食べられたようなドングリの殻が隅の方にたくさんありました。何日か食いつないだのではないでしょうか?不思議なことに、そばに置いてあったトチノキの実は、まったく食べられていませんでした。
《ネズミ?の食痕 2010/11/22》
※ 「ツキノワグマ出没警報(第4回)」(11月12日)
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1709/kj00009923.html
※ 頼成の森のイベント
『頼成の森・感謝の集い』 11月28日(日)
(3箇月前から3日前までに電話・FAXで森林科学館にお申し込み ください。)
http://www.bgtym.org/ranjyounomori/event/event_a.html
※ 森林科学館の休館日は、火曜日・祝日の翌日・年末年始です。
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(HK記)