King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

なんぜなんだろう

2009年10月18日 15時52分29秒 | 日々のこと
今テレビに加藤和彦さんが出て歌っています。

昨日自殺したという報道があったばかりです。

ついこの間このコンサートがあったばかり
なのに、今さらになぜと思わずにはいられません。

当然画面にはテロップで冥福を祈りますという文字
がはいりましたが、この映像もなんか違う意味で
みてしまうことになり、残念です。

今年はいろんな人が亡くなります。
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焙煎に思う

2009年10月18日 15時22分12秒 | 珈琲
機械による焙煎と網焼き機での手動焙煎を手がけて
5度目の焙煎を行いました。

最初は、かなりムラ焼きですっぱい生豆入りの珈琲を
飲んでしまいました。しかし、二度目はかなり揃った焙煎
となっています。一度に4回は焼きますから、かなり経験は
積めて来ました。

ムラ焼きがなくなった時点でどんな味に仕上げるかを思考
してくるのも当然な成り行きです。というのも、手編みの場合
火加減やあおりの加えなど豆に与える情況や要素は多岐に
渡り、何かを固定しなければ味の再現性は望めません。

まずはムラなく、十分に豆を膨らませられるかという基本的な
ことから、次にどこでどう止めたらどう味が変化するかという
ことになり、さらに火の加え方という味に微妙な変化をつけるか
という個性の出し方までつながります。

それにはしっかりしたタイムテーブルと焙煎データーを毎回
つけて、味などの感想もつけておかなくてはなりません。
似たようなことをやっている人も多いので、人のデーターも
使えるものは使って自分の味を追求することになります。

ただ、肝心のデーターですが、本や人の焙煎データーのページ
でも言葉と色呼び方が完全に一致していないのでこれがまず
戸惑いを呼びます。

まず、フルシティとフレンチの差ですが、人により豆がカラカラ
音がすればもうフレンチだという人がいたり、豆に油が周って
初めてフレンチに入ったという人もいます。

さらにそのフレンチとシティまでの間が人により、違ったり
して焙煎する人も人により色々な感覚を持っているようです。
自分の味を自分になりに持っていたり、どの程度まで煎るか
は中々悩ましい問題なのです。

特に二ハゼがどこで起きてどこで止めるかが毎回コントロール
が味の再現性には欠かせないテクニックとなります。つまりは、
一度は完全にどの豆でも二ハゼを終了する時間を経験して措か
ないといつ止めたらいいかわからないということになるのです。

人により、そんなに深く煎らないからそんなことしないという
人もいますが、せっかくならその豆の個性をとことんまで引き
出したいものです。そのためにも二ハゼの見極めは大事な
ファクターとなります。

自分でやっていることですから、責任の取り方も明確です。
深くしすぎて苦かったら、アイスでもミルクを入れてカプチーノ
でもカフェオレでもいいのです。煎りが足らなければ、二度
焙煎すればいいのです。

私も最初のムラムラの豆も二度焙煎したらいい具合に仕上がり
ました。

ですから、自分で飲む分には自由にトライしてみることです。

多少の失敗があったり、煎り加減が混ざってしまったり、
ちゃんと火が通っていればたいていの市販の豆よりも抜群の
香りと味があります。スーパーのいつ焼いたかわからない豆より
相当うまいはずです。

自分の味を追及するためにも、深く煎ってみたいものです。

こんなことをやっていると自分のうちのほうがそこらの自家焙煎店
よりうまいと感じることでしょう。
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藍染手ぬぐい

2009年10月17日 23時42分32秒 | 日々のこと
今日も各地で色々イベントがあるにぎやかな
感じの日でした。

私は、いつもの公園に商工会のイベントに行きました。

これは、昨年藍染めの店が出ていてTシャツを買った
ところで、その時の藍染手ぬぐいがんお気に入りになり
今回また買いに行ったのです。

最近どこでも手ぬぐいが売っていて以前のようにネット
で買わなくても安くて色々選べるのですが、縁が織りの
ままというのがほとんどで使っているとほどけてきて
しまいます。

ここの手ぬぐいは、縁も縫ってあり、長く使えます。

ただし一枚900円。

長く使えるからいいか。と三枚購入。

後Tシャツとかベルトとかお手頃なものを次々買って
まあまあ満足して終了。

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松ぼっくりに思う

2009年10月16日 02時01分55秒 | 日々のこと
グルメの秋です。

マツタケとか秋刀魚とか秋になるとおいしいもの
が出てきますね。

昨日は、夜の食事の席で今年最初の生牡蠣を
戴きました。

今やイワガキが普通の居酒屋でも食べられる
ようになりましたから、いつでも一年中生牡蠣
が食べられるのですが、昨日のお昼にも生牡蠣の
メニューがおいしそうな写真で出ていたのを見つけて
思わずのその店に入りそうになりました。

ただその値段たるや数千円といい値段でした。

お昼だったので、そんな贅沢をしている場合か
ということで、デパートのレストラン街で四国の
うどんめぐりというものを食べて帰りました。

しかし、夜に食事に寄った店では和食の店で
牡蠣を食べました。

そういう店ではいつも頼むコースとして、湯豆腐
あさりの酒蒸し、お刺身という定番を頼んでいる
のでした。

変わり栄えしない。

変わり栄えしないといえば、是非食べたいお店を
いくつか人は持っているものですが、それが段々
減ってくるんですね。

それはおいしいとかつて感激した有名店もいつしか
味を落としていたり、閉店していたりと景気の波に
押しつぶされていく店が多いからです。

やはり老舗というのはすごいものです。

大正からやっているという店が今も続いていたり、
いつ行ってもいい味が続いているという奇跡のような店
があるにはあるんですが、本当に奇跡になりつつあります。

こんなことを書くのも、先日訪れたおいしいお店が
かつての感動を感じられなくなったからです。

平日の昨日は、お店はお客も少なく、たいへんそう
でした。

子供手当てや高校授業料無料化なんかより、景気対策
をやるべきなんじゃないでしょうか。

ダムは作らなくていいし、高速道路は土日千円平日
無料でいいとおもいます。

酒税は家飲みのものを大幅に上げて、お店で飲むと
安くなるようにすれば税収の増額が望め景気も刺激
できます。

世の中嘘情報があふれていますから、安易になんでも
信じて軽率な行動だけは避けたいものです。
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冬の気配

2009年10月15日 23時11分31秒 | スキー
今日池袋駅で狭山スキー場の案内をしていて
パンフレットをもらいました。

昨日は、いつものスキーショップより来期ブーツ
早期予約会の案内が届きました。

着々と冬は近づきつつあります。

今年はどんなスキーシーズンになるのか。

まるで予測できませんが、先シーズンはゆっくりの
シーズンインでしたが、今年はいつものように
11月早々のシーズンインを図ろうとぼんやり思って
います。

それは昨シーズンはまったく触れもしなかった検定に
またチャレンジしてみようかなという気もあるからです。

技術的に向上ということで、人の目に触れるということも
必要ですし、同じように取り組んでいる人たちと触れ合う
というのも刺激になります。

人に判断してもらわなくてもという感じを持ったことも
ありましたが、先シーズンの各講座での成果も感じたい
気もします。

そんな諸々を思い浮かべながら狭山スキー場のオープンを
訴える人たちを眺めました。
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抽出技術に思うこと

2009年10月14日 01時45分30秒 | 珈琲
コーヒープレスという機械は、実に簡単に
おいしい珈琲が入ります。

それに誰がやっても大体そんな風になるのよと
いうわけで、誰でも同じ味に淹れられるという
すばらしいものです。

つまりは、高い金を取る喫茶店では、あまり見かけ
ません。

それだけ抽出技術にそれぞれプロの技を持ち、それ
を一応売りにしているからでしょう。

普段何気なく淹れている珈琲もいざ人にだすとなると
果たしてうまくはいっているか非常に心配になります。

どんなにベテランになってもお湯の温度をいちいち測ったり
自分のポットと決まった回数しか使わないネルの濃し器を
使う人もいます。

私も昨日友人に最近の自分の焼いた豆を披露すべく庭の
特別席で珈琲を点てました。

いつものポットにいつものドリッパーとペーパーで
うまく淹れるコツはすべて染み付いているシステムなのに、
友人が最初に一言ぬるいとコメントしました。

野外でカップはもちろん湯で温めておきましたが、室内で
はそれだけでいいのですが、外では陶器のドリッパーでは
かなり温度を奪われてしまうのです。

人のを呑んでみるわけにいかず、自分にも淹れてみますが
いつものような味でした。もちろん温度も。

それだけ環境や手際で変わってしまうといういい経験に
なりました。

人に出すというのは、実に怖いことでまずいといわれて
しまえばそれまでで、本当にまずいのか飲んでみるわけ
にもいきません。

つまり人に出した瞬間にそのカップは人のものになると
いうことで、そうなったらうまかろうがまずかろうが
その人の支配に服してしまうのです。

どんなに自信があっても簡単にそれは打ち崩されて
しまうのです。

傷つきやすい人やかっとなりやすい人には勤まらないことです。
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自家焙煎をしてしまえば

2009年10月13日 23時05分09秒 | 珈琲
長い間、珈琲は国別産地のものを喫茶店で飲むもの
でした。

そして、近年スペシャルティコーヒーとかCOEとか
その産地が農園単位で取引され、話題の豆というのが
流行のように取引されるようになりました。

そのオークションで無類の強さを誇るのがスタバであると
いう話はよく聞きました。

しかし、オークションサイトを覗くと最近落札者の上位
は日本の業者です。

普通の商社もありますが、喫茶店グループのような名前
も多く見かけます。

でもこんなブームのような動きも自分で焙煎をはじめて
しまえば、その仕掛けが透けて見えてきます。

そしてオークションに殺到する喫茶店グループとそれを
必要とするわけも見えてきました。

自家焙煎店で新鮮な珈琲を飲みつけてしまえば、大手
珈琲店の珈琲など飲みたいと思わなくなりますが、これは
TPOとしてピット的に寄ることも喫茶店の機能としてある
わけで、その時その時に使い分けで良いわけです。

ただ、珈琲好きをいつもひきつける仕掛けとしては、この
COEの話題豆などは英国皇室御用達というブルーマウンテン
神話と同じものを作れればまた高く売れるという仕掛けに
通じるわけです。

おいしいおいしいとか珈琲にないような香りとかいうよく
ある言葉も、自分で焙煎していれば、その極上の香りも
今までかいだことのないような香味も実は、焙煎の時に
一番香りたっているのです。

つまりその珈琲が焼きあがる過程の臭いを知らずに、豆屋の
宣伝文句など鵜呑みにしてしまうのは早計というものなの
です。

ですから、その仕掛けが透けて見えてしまった以上、まぼろし
の珈琲、コピルアックなども貴重だというのは解っても、
もっと費用対効果の高い珈琲はあるだろうし、自分はそれより
恵まれた珈琲を飲んでいると思います。

そして、有名喫茶店が自己の味をかたくなに守りいつも恒常的に
その味を出しているというのは簡単のようで非常に難しいという
のが解ってきます。

いつものブレンドをおいしく淹れるという至難の技が当たり前
のように繰り返されている店こそ名店だと思います。

自分の店の自分の味を持っているという店で新鮮な煎りたて
を出しているというところに行き着くわけですが、プロは
素人以上の技と言うのを持っていて、ただおいしい豆を
丁寧に淹れているだけという正直な商売の人は長くつづかない
ようです。

人々は結局そういうものを求めて喫茶店に通うのでも豆を
買ってくれるわけでもないのです。

素人が簡単に出来てしまうことならわざわざ高い金をださない
のです。

意外かもしれませんが、素人でも簡単に豆は煎れてしまい
ます。

長く続いている有名店は、手回し焙煎で素人がやっている
ようなことでも人気のところはあり、何か魅力を持って
いるようです。それは本当にその人しか出せない味かという
とそうでもなく、醸し出している空気のようなものだったり
テーブルやカウンターのシミだったりするのです。

そんなことが大体わかってしまった今日この頃ですが、それを
やはり検証するために自分でもブルーマウンテンやクリスタル
マウンテンを焼いてみようと思い注文しました。

ついでに、モカも自分でもあの味が出せるのか注文して
みました。

イルガチェフは手ごろなのがなくイエメン産となって
しまいましたが、ワインのような香りが我が家でも
いつも味わえるようになるのか今から楽しみです。
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豊島区遠征

2009年10月12日 23時46分35秒 | バスケ
いつもの体育館に集合して、豊島区体育館へ
バスケットボールの試合へ出かけます。

相手は、なとん全国制覇を成し遂げたチームです。

とはいえその年齢はみんな50以上のシニアチームです。

今までこの体育館は、改装中でその間は、我が地に
逆に遠征して来られていて昨年中はこちらの体育館が
会場でした。

お返しにやはりこちらからも出かけていくのが礼儀と
私も参加させていただいたわけです。

いつもの試合の環境と違い私より身長があり、シュートも
中々させてもらえないという厳しい相手です。

最近バスケットの試合で感じていることなのですが、
ジャンプというか瞬発的にボールに反応することが
出来なくなってきており、今回はそこの所を気をつけて
検証していこうと思いました。

試合は堪能したものの、やはりシュート力をつけないと
いくら走るスタミナがあっても活躍できないという
至極簡単なことに突き当たりました。

これからも修行だな。
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イベントの秋

2009年10月11日 23時57分44秒 | ジョギング
今日はいつもの公園に、お昼という一番人混みの予想
される時間帯に走りに行きました。

これは人混みが恋しいとか人に自分の走りを見てもらう
とかでなくて、ただこの時間しか空いてなかっただけです。

当然、駐車場は激ゴミ。

先の芝生駐車場へ停めて出発点まで歩きます。

いやーいるいる。

それにいつもガラガラの貸し自転車コーナーもこの日は
大繁盛です。これは、走るのには支障があるのです。

いつも居るウォーキングの人や走る人はひとりもいません。

この日は、各地で秋祭りもあったようで、あちこち花火が
上がっています。

町内会の運動会とかイベントもあったようです。

この公園もあちこちで色々イベントがあったようで、音楽堂
の界隈も音楽が流れ、野外音楽堂も警備員がいて人出が
ありました。

走りながら看板を見るとミュージックキャンブとか書いてあり、
椅子、テント持ち込み禁止とあります。

ジャズっぽい音楽が外に漏れていました。

次に運動場のところには、ドックトレーニングの競技会みたい
なものがあったようです。

これも音とその近くに通りかかる人から推測しただけです。

花の回廊は無料で入れるようになっていました。

たったひと月のイベントだったようです。前にも書いた
とおり、もっと有効利用できる施設に作り変えるべきです。

プール駐車場には、瀬戸物市が今年も出ていました。
売れているんでしょうか。

結構スピードを出したつもりでしたが、09分といういまいち
な感じで走り終えました。

金曜に走ったときも、全然疲れず快調に走れたのに、まるで
タイムが伸びませんでした。

走り方を腕を引く走り方で骨盤を意識していたのですが、
あまりうまくいってないのでしょうか。いや、疲れない
ようになっているので、後は速く走るよう心がけるという
ことでしょう。

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『ヘブン』読了

2009年10月10日 23時21分03秒 | 読書


あのペーター・レーゼルのピアノを聴いてから
クラッシックの他の音楽を聴かないようにしています。

あの美しいイメージが少しでも長持ちするように
大切に大切にとっておこうという気がするのです。

この小説も『ヘブン』も実に美しいと感じました。

最初は書評とか週間ブックレビューなどでも
いじめをテーマとしているということから『悼む人』みたいな
現実の悲惨な状況をえぐった現代風刺がテーマのような
読むのが苦痛となる本を想像していました。

出揃ったパーツとヘブンという表題から当然、苛められて
どこからに救いを見つけそれが題名に結びついて
いるんだろうなと安易な予測を立ててしまいます。

最近の小説のように殺伐とした人間模様や社会風景は
今更知らされたくもないし、その先にあるものや
作者の導き出しなども安易で陳腐な物が相当と端から
魅力を感じないのです。

最近、そんな小説的な感動を持たない作品ばかりです。

そんなものの一種だと読み出したのですが、テーマと
しての苛めを受ける少年の身の回りはやはり暗く何の
救いのないように展開しますが、しかし何の誇張も
何の割引もない淡々とした展開は妙に静かに美しく
やがて少年の理解者が現れるともうこの世界から
目が離せなくなります。

最近小説を読むと『1Q84』のヒットをねたにした
漫画の一節をいつも思い出します。

小説っておちがなくていいんだ。

普段簡単な完結的な物語に慣らされた人から見れば
それは至極当然な台詞だろうと思います。

小説とはうちっばなしの鉄砲と同じでその軌跡も
見ることはないし、着弾点をどうこうすることも
ないし、そのスタイルをどうこうすることは出来ても
どんな気持ちで弾が飛んでいったかなんて知る由も
ないし正しい飛び方だったかなんて議論することも
憚られるのです。

あの打ち方ならかなりいいところに飛んだんだろうと
いいあい、あの人が打ったからいいとか好きだとか
あの鉄砲だからいいとか日々議論はかしましいのですが
そんなことは本の中の疑似体験とは無関係です。

それでもこの小説は先日のピアノソナタのように美しい
と感じさせる世界があるのです。

切なくむなしいやりきれないような世界を書いているのに
何かを好きになったり、愛おしいと思ったりすることの
なんと美しいことか。

それに気づかせてくれる小説です。

それがとても醜い世界の中での出来事でも、それを見させて
くれてありがとうといわずにはおれない物語でした。
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本日の珈琲

2009年10月09日 13時16分35秒 | 珈琲
グアテマラアギーレです。

私もかつてスペシャルテイコーヒーを飲み始めの頃
だったらこれはすばらしいと大騒ぎしたかもしれません。

ただ、最近は自分でも豆を焼きますので、別に
ああそうなの程度しか感じなくなっています。

もしかしたら、いくらすばらしい豆でも焼きたての
自分の好みの味を自分で操れるようになると豆の
特性なんか関係なくなると思いますよ。

つまりよく水分を抜いて誰でもうまく焼けるように
すればもっと気軽においしい珈琲が飲めると思います。

よく焙煎したてを送ってくれる店でもよく火が通っている
という店の味が必ずしも豆の特性を引き出しているとは
限らないのです。

どちらかというとそういう店は、小さい釜でちまちまと
焼いているので、コゲ臭を含んでいてよく膨らんでいれば
味は飛んでいます。

これは自分で熱風式の釜で焼いてみるとその風味というか
うまみがこれほどまで抜けてしまうものかというのは
強く感じます。

甘い香りがいつまでも部屋に漂いますので、結局これを
豆に閉じ込められず全部飛ばしてしまっているんだと
思います。

それをかいで豆にもそういう臭いがつまっていると
思う人もいるみたいですが、それは希望的観測でもう
それは外に出てしまっているのです。

もう淹れるときに同じ匂いが漂うなどとは願うべくもない
のです。

注文して焙煎のお店の多くは、自分だけそんな甘くフルーティ
な香りに包まれておいしい豆を焼いているという幻想に沈んで
いるのです。

味の厚い珈琲を飲みなれてくるとブラジルやキューバなど
中庸系の豆がとても軽くてつまらなく感じてしまいます。

アフリカ系の香りが独特の豆を知れば、後はグアテマラなら
もうグガテマラの味しかしないわけです。味は苦味とコク
甘みと酸味とクリアになればなるほど感じるものは限られ
きます。

となれば、珈琲単品の個性を云々しても仕方ないように
感じてきます。

やはり求められる味をデイリーに出せるブレンドが一番
望まれるもので、単品の特級豆を愛でるのは得策では
ないのではないかという意識がもたげます。

そういう意味では、エインジングという日本固有の飲まれ
方もうなずけるものがあるのです。

そして自分で焙煎してまたひとつ発見したことは、酸味
です。

酸味を消すには焙煎を深くする必要があります。逆に
いえば生焼け豆が混ざるといやらしい酸味がします。
そして深く煎るとその酸味が消えますが、甘みとともに
酸味も出てくるのです。

香りにも酸味というかスーッとした柑橘系とか鼻に抜ける
香味というか独特の風味を持つものもあり、それは豆の
味といより特性であり、舌に残るものではありません。

しかし、コゲはほんの少しでも入ると他の味を著しく
阻害してしまいます。

これはほとんどの人が気持ちいい味とは感じず不快に
感じます。豆の表面や外観にコゲが見られなくても芯が
コゲてしまったり炭化してしまうことがあり、本人は
ムラなく膨らみよく火が通ったという豆でも炭を抱いて
いることがあるのです。

結局、小さい自家焙煎店は味が抜けているか、コゲがある
かどちらかのことが多く、似た味なら個人で案外簡単に
たどり着けます。

みんながみんな自家焙煎をはじめるというのも考え難い
ことですが、より消費者に需要を喚起しまだ見ぬものが
あるとあおる必要があり、スペシャルティコーヒーだとか
カップオブエクセレンスとか言い出したのではないかと
思うようになりました。

というのも究極のおいしい珈琲を供給するというふれ
こみではじめられた日経マガジンでも取り上げられた
六本木の珈琲屋さんはuccのコーヒーハンターだった
方がはじめられ何十万で一年間一級豆の農園の豆だけを
ストックして500gづつ焙煎して送ってくれるそうです。

それも風味が抜けないようにシャンパンボトルに詰めて。

これなどはどうやらその装置の仕掛けだけでそのコストが
嵩んで一年云十万という料金になっている感じがします。

つまりは、素人焙煎でももう今以上の味は今後望めない
のではないかということです。そして、後あるのは
エイジングして独特の世界に浸るとかないということ
でこれはもう素人が入っていけるものではないし、
年月という抗し難いマジックなので自分で生み出す
ものでもないし、味わうのなら人の作ったものを
時たま味わうので十分でしょう。

そんなことをつらつらと考えさせる一杯でした。
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紀尾井町で聞いた異質の『月光』

2009年10月09日 01時37分28秒 | ライブ・コンサート・展覧会
何でベートヴェンのピアノソナタ14番は『月光』というのか
エピソードとしては知っていても、それに納得している
人はいないのではないでしょうか。

それは昨今横行している技巧を見せ付けるような演奏方法が
イメージとして昔詩人がつぶやいたような光景に結び
つかないばかりか、そもそも曲の持つメッセージとも
違うのにみんながこれを月光と呼び、慣れ親しんで
来たため、おかしなことになってしまったように
感じます。

台風の直後の交通の乱れた時に私は
昨日、紀尾井ホールへ日本ではあまり知られていない
ペーター・レーゼルの演奏を聞きに行きました。

日本ではまったくなじみのないピアニストですが。

日本というか、西側諸国にはなじみがなかったというか
東ドイツからソ連に学んでという経歴で知られていなかった
というだけなのでしょうが、私にはこの名前は地元のピアニスト
の師匠だという知識から、それが来日して演奏するという
これまた地元ピアニストのコンサートの時もらったチラシから
これは是非聞いてみようと思ったから出かけたのです。

当初、台風のほかにも重大な出来事があり、かなり前に
買ってあったチケットですが、行けないかもしれないと
半場あきらめていたコンサートでした。

しかし、予定通り行ける事になり、台風も無事通過して
雨もあがり、朝西武秩父線は止まっていたものの、午後には
当然動くものとして駅に行きました。

すると西武秩父線は動いているものの、その先の飯能-小手指
間が不通となっています。

急遽車で小手指まで行き、後は電車で行くことにして
うちに引き返しました。
車でそのまま行ってもよかったのですが、やはり電車の方が
時間通り着くので確実です。

都内のコンサートなのに席は満席ではなくてやはり知名度
のせいか知っている人は来ているがみんな飛び切りのベートー
ヴェンファンかピアノの先生かという感じの観衆です。

私の席は前回の川越でのコンサートと同じように前から3番目で
ペダル捌きや手の動きがよく見える絶好の位置です。

そして彼のピアノは本当にすばらしい。

今まで聞いてきた誰の『月光』よりも美しい。

そもそも月光なんてタイトルじゃやはりおかしいよ。
楷書というような彼のピアノを評する形容詞もこれまた
的を得ていないのです。

月光の出だしを聞いたときから息を呑みました。
まずそのゆっくりとゆったりとした指使いにいつも聞く
バックハウスの厳格も正統もかなわない崩れ落ちそうな
美があり、これ以上やるともう崩れてしまうそういう
ぎりぎりの危うさと破綻した魂を内包し、しかし、誰にも
真似できないたたきつけるようなしぐさでない力強さを
全体にみなぎらせているのです。

今まで聴いたことのないベートーヴェンでありながら、
これがそうなのかもしれないという確信が沸くのです。
バックハウス、ケンプ、仲道郁代、高橋望と誰とも
かぶることなく、何の誇張もなくすんなりと聞ける
ピアノでした。
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本日の珈琲

2009年10月08日 10時26分09秒 | 珈琲
今日の珈琲は、コロンビアオーガニック カチャル農園
です。

少し古くなったためか、苦味が強調されています。

最初の頃には甘みとほのかな酸味があり、自然豊な
味わいでした。

これだけでは物足りないので、もう一杯。

パプアニューギニア/AAマダンを淹れます。

これは濃厚な味わいです。

甘みも厚く、切れもあり仕事モードに戻してくれる
しゃきっとした味でした。

台風は通過したものの交通網がダウンしており、
これからの外出に支障がありそうです。

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風邪の予感

2009年10月07日 23時29分34秒 | ジョギング
私はもう何年も風邪で発熱して寝込むことも
なくなりました。

しかし、風邪も引かないと健康体を誇ったり
自分はジョギングしているからもう風邪も引かない
と言いふらすと途端に調子が悪くなって風邪かなあ
となります。

好事魔多し。

これは何事にもいえることです。

人は油断をして何事もなく終えられるものを何か
ばかげたミスをして台無しにしてきたのです。

ですから、私もこんな雨の日には自分は雨に濡れよう
とも平気だし、発熱することもないんだといつもと
同じように行動する時に自分は風邪は引きませんからと
他人に言う時にとても気になるのです。

風邪を引かないといったのにあのあと寝込んだらしいよ
といううわさを供給するのではないかとふと思うのです。

しかし、雨に濡れたり雨の中をジョギングしても
スキーで汗をかいたりリフトで風に吹かれるという繰り返し
をしてもコタツで井戸寝をしても風邪を引かないのも事実。

昨日に引き続きの雨で、台風18号接近で市内では早めの
準備をしてくださいという放送が流れる中、私はいつもの
公園に走りに行きます。

その時に、昔あったこれは発熱する、風邪を引きそうだ
という感じがしていました。

公園橋を渡りいつもの公園の駐車場はがらがらで人は
いません。ハーフスパッツと半袖Tシャツにランニング
ベストです。これにサングラスとランニングキャップと
いう雨の日の正装です。

いつものシューズより重く滑りやすいのでスピードは
望めないなと思い走り出しましたが、かなり滑りやすく
快適ではありません。

公園内は傘をさして歩く人が3人ほどいて、合羽を着て
草刈をする作業員があちこちにいるという状況でした。

サイクリング道脇も草刈をする人がいて少し身の危険を
感じます。何年か前公園で通行人の指を草刈り機で切断
という事件も思い出されます。

そんな状況ながらタイムは09分丁度位で、悪状況下にしは
まあまあなスピードで走れています。

さすがにこのあとダッシュをしてのスピードトレーニング
はなしでそのまま帰ります。

走った後は全身に血がめぐり、リフレッシュされた感じに
なります。

帰って風呂に入り、用事を済ませるため出掛けました。
結局、風邪も引かず調子悪かったのも回復です。
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雨でも今日は走るよ

2009年10月06日 22時22分13秒 | ジョギング
土曜日曜とバスケ練習と試合で走らず、
昨日は雨で久々に走るのを中止。

今日も雨でしたが、今週はこの後ずっと雨らしい
し、木曜は出かける用事があり、台風だなんだ
で今日走っておかないともう走れる日はないので
夕方雨の中を走り出しました。

雨専用シューズを出して上は防水の長袖シャツと
キャップでこれだけ装備すれば雨でも快適です。

ですが、水溜りに踏み込む時はさすがにいやな
感じを受けます。
それも最初の一歩だけですね。
次はもう気になりません。

でも不思議なもので、車に撥ね飛ばされた泥水とか
自分で上げたはねとかシミになるとずっとしみのまま
だったりするのがいやです。

ですから雨のときはウエアもそれなりのものにしないと
二度と着れなくなるかも。

さすがに今日は犬の散歩の人もひとりだけでした。
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