King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

京都のお土産

2012年01月04日 09時38分46秒 | 日々のこと
京都のお土産というとまず、やつはしを思い浮かべます。

しかし、これは嫌いな人が結構多く、最近これを買い求める
人をみるのも少なくなっているようです。

現地で感じたのは若い人たちを中心にやたらと変な白黒の顔の
マークの入った紙袋を提げている人です。

この店は矢鱈とそこらじゅうにあり、ガイド本には出て
きませんがお土産としての認知度や人気は今一番でしょう。

私は、清水寺の七味唐辛子と漬物と定番のものを買いましたが、
そこで気がついたのは京都の旬はそこで味わうということだと
いうことです。

お土産と言えば日持ちがしていつ食べてもおいしく現地の雰囲気
を出しているものとなりますが、真空パックのお菓子等どれも
同じ味であり、もらってもうれしくないものです。

京都にはそんな日持ちのするお菓子屋さんはほとんどないのです。

菓子匠という看板のお茶席に出す生菓子を出す店はありますが、
そこで買えるのはせいぜい二日しか持たないものなので、お土産に
するのはためらわれます。

しかし、京都のお店はみんなそうなのです。

お土産に保存料を沢山入れた物を出せばこれだけの観光客に
売れるのは確実でもそんなことはしないのです。

漬物も無添加のところが多く、野菜と塩しか使っていないのが
定番です。

京都を味わうには現地で食べるしかないのです。

お漬物でも湯豆腐でもお菓子でも喫茶店も現地で味わってこそ
なのです。

これは他の観光地ではないことかもしれません。

経済的に迎合して今のスタイルを改めることをしないから
未だに日本一の観光地でいられるということでしょう。

それでもちょっと中心部を離れれば、テナント募集とか空
の目立つシャッター街もありますし、バスや地下鉄は高く
新しい商業施設が郊外に出来る風もなく、新たな発展が
みられずにぎわっているのは昔からの繁華街と駅周辺だけ
と行った新基軸に欠ける町ともいえます。

近年、駅の高層化とか続々と建つマンションなどを規制して
古都の雰囲気を守れという人がいます。

しかし、古都の何を守るのでしょうか。

古い黒くなった木造の建物でしょうか。

今は黒くなっていますが、昔建ったばかりは皆朱で
きらびやかだったはずです。

町全体をそんなことにしていいのでしょうか。

化石のような建物を化石のままに保存したいのか
寂れさせて使って行きたいのか、今の京都があるのは
外の人の古都のイメージを受けつつ現地の人の経済生活
を阻害しない程度の発展をした結果でしょう。

テーマを決めた発展とかイメージを守る保存とかは誰の
イメージでありテーマであるかが大事です。

町の発展とか更なる投資を呼び込むには中心部の規制は
強化して郊外に投資を呼び込む工夫が必要でしょう。

市内は電気以外の駆動系は禁止にして、バスは今の半額以下
にし本数も増やす。行政はそのための施設改善費用を無利子
で融資し、エコと環境を売りにしていけば新たな投資を呼べ
ます。

まあそれが偽善のエコだとしてもです。




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