King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ペルーの有機栽培豆入荷

2014年03月29日 10時11分30秒 | 珈琲
ペルーは今までチャマナ、チャンチャマヨと扱っていましたが、
最近の豆の高騰を受け在庫状況がどこも激しく変わり、また
欠品が続く豆屋が多くなっています。

年度末と値上げ前で駆け込み需要があり、あまり売りたくないものは
そのまま放置して、スペシャルティをどんどん売り込んでいる業者や
値付けをしばらくやめて売り物が少なくなっているケースなどが目立ち
ます。

日本で大雪の騒ぎの時に南半球は記録的な干ばつで、これで
直接コーヒー豆の収穫が無くなったり木が枯れたわけでもないのに、
コーヒー豆は高騰しています。

年末の暴落でコーヒー豆を他の作物に変える農家が相次いだとの
情報もあり、買い溜めるなら年末のあの時だったなといまさら思って
います。

二月、三月で新しい豆を入れましたが、ブルンジなどあまり反響も
なく、試飲したいというお話も最近はありません。

まああの大雪のさなか試飲とかこの花粉と気温上昇で珈琲と
いう気分でもないのかもしれません。

当店にもスペシャルティとか各種認証の豆がありますが、それを
前面に出すことはありません。

同じく、有機栽培という豆や無農薬を謳う豆も今まで扱ってきましたが、
あまりに認証やらマークが売りの豆というのはCOE何位とかいう豆と
同様値段と味が見合うのかというものが目立ちます。

当然もっと味と値段相当の豆に興味は移り、無冠ながら味は特別と
いうものばかりなのが当店の特長です。

そんな中この間入荷のペルーは、ついでに有機無農薬もとりましたと
いう感じのリーズナブルで納得の味のです。

というのは、普通無農薬とかなんとかフォレストとか環境の良い豆の
味を言い表した時に、すっきりとしていて雑味がないとか、環境の
良さを感じさせるといったもので、どうでもいいような味なことが多い
のです。

ところが、このペルーは一味違い、まるでハーブティーを甘くしたような
味わいなので珈琲と思って飲むと多くの肩透かしを食らいます。

今月のブレンド『冬の終わりに』が苦みのブレンドでしたが、これは
春の軒先にお花見のお供にもチョコにもあんこにも合うという味です。

よくブラジルとかモカの味を説明している文章に独特の苦みを持った
豆というのがあります。

そんな文章を掲げているブラジルやモカの店はどんな焙煎をして
いるか想像できてしまいます。

冬の終わりにで傾いた苦みに逃げることもこれは逃げることなんだと
最近感じだしています。

やはりこんな普通の人にはない珈琲のイメージをやはり主張して
行くのが当店なのかなと感じました。

このほのぼのとした甘みの中珈琲の魅力を語りに是非試飲に
訪れてみてください。

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