King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

豆カレーの思い出

2009年08月14日 23時17分38秒 | 日々のこと
昨日は走る時間が取れませんでしたが、
今日は暑かったですが、しっかりと走り
ました。

夕方になると涼しい風が吹き、夜には
秋の虫も鳴きだし、せっかく夏らしく
晴れたものの、今年の夏もそろそろ終わり
です。

お盆が過ぎれば、海にも入れません。

日本の夏休みは不思議です。

こんな夏の残骸の時に夏休みをとる人が
多いのです。

暑さに負けて、夏風邪ですと休む人は
多いのですが、夏のバケーションですと
休むのは、最近ではテレビのメインキャスター
とか極まれな人たちだけとなった印象です。

私は、毎年出かける夏の旅行も今年は
色々予定が狂い、選挙のせいでさらに予定して
いた事業もすべてくるってしまいました。

夏休みもとるに取れない、旅行も行きたくても
どうしたらいいか、選挙の手伝いでもして
思いっきり選挙のせいだからと仕返しをして
やろうかとかいくつもの方法が浮かびましたが、
結局、片付け仕事で終わりです。

今月はいくつか未開の市内のカフェを開拓して
います。

カフェ本の影響もありますが、少し新しい発見も
あったのです。

新しい店は、素人の夢という言葉でくくられると
おおよそ片付けられますが、しっかりと浸ると
また違ったものも見えてきます。

今日もひとつ新しい店を訪れました。

以前ラーメン屋だったところですが、内装はかなり
かけて改装されていました。

昭和の飲み屋風の古い店がちょっとおしゃれな感じに
味付けられています。

ただ、私としてはやり切れていないというか、店主の
ポリシーとか店のコンセプトみたいのもが感じられない
なんか読みきれない絵画作品の中にいるような気持ち
悪さを感じます。

日本人はなぜかどこかの外国のような店を目指し、洋風
な店なんだけど、明らかに紛れも無く日本国内にいると
いう店が多い中、古い昭和の民家と洋風の建物を目指した
大正辺りの建物のその店はばらばらな絵と調和しない調度品と
とにかく気持ち悪いのです。

どこから持ってきたのか立て付けのよくないステンドグラスの
入り口のドアといい、しっかりとしたフローリングの
床と漆喰の壁とひとつひとつは味があります。

極めつけの汚い鏡がまったく室内にマッチしてないし、棚に
ある小物もまったく空気になじまない感じでした。

ランチということで入ったので、軽くパスタでも食べれば
よかったのですが、ここのメインは豆カレーとなっていて
それならそれということになりました。

ただ、私には、豆カレーというともう出来上がったイメージ
があり、出てきたものはそれとはあまりに違い、二度と
食べたいものではありませんでした。

カレーのおいしい店というところのほとんどがまた
食べたいと思わないのです。

ただ、それは日本人が作っているものはという
但し書きが付きます。

私がイメージする豆カレーは、ダールカレーであり、
私が所沢で仕事をしている時に、体調が狂って来たり
風邪が抜けなかった時によく食べました。

そういう体を元に戻すときに食べる店はいくつかあり、
大盛りのタンメンを汗をかきながら食べたり、バーミヤン
でピータンを食べたりするとしつこい風邪も退散する
のでした。

しかし、私は6.5K毎日走るようになってからはしつこい
風邪はひかないようになり、生活リセットメニューも
最近は暮れのサムゲタンくらいしかなくなりました。

でも豆カレーは懐かしい響きがあり、頼んでしまって
出てきたものを見たら途端にいろんなものが萎えて
しまいました。

そもそもこの店の空気がしっくり来ていないことにも
今更に気がつきました。

でも、しつこく豆カレーのだめな点を書くより、
意外にもよかった点を書きましょう。

それは珈琲がうまかったことです。

今までこだわった珈琲の味とは違うああこの味でも
満足できるという確認が出来ました。

というのはここの珈琲は今ではあまり飲まない
ブラジルだったのですが、香りとかしっかりした珠
のような核はないものの、甘みと中庸のこれは
紛れも無いブラジルでした。

この味をまた味わうために通いたいというものでは
ないですが、おいしいと思えます。

ランブルの珈琲は、また来なくっちゃという味です。

そういうあの店のあの珈琲を飲みに行こうと思わせる店
は、なかなかないのです。

店のある場所は好きじゃないけど店の中は落ち着くから
また行こうというところは秩父にはいくつかあります。

それは中々貴重で、おいしい店だからとまた訪れても
前と同じ味が味わえないことはよくありますが、同じ
空気を味わえるというのはそう崩れるものではない
ので、お気に入りの店に加えることが出来ます。
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