King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

Los Angelesから無事帰国

2005年01月03日 03時37分44秒 | 日々のこと
着いたの次の記事がいきなり無事帰国というのもひどい話ですが、27日に出かけて31日に帰って
きました。
飛行機には11時間乗り続けるというまさに苦行の旅です。それでも行って来れて飛行機は凄いと
思います。
旅の目的は、NBAの試合を生で見ることでした。
忌野清志郎のライブもとにかく生がすばらしいといい続けていてふといつも見ているテレビの
NBAはライブで見たら、それも現地の人たちと同じ席に座り見たらどうなるだろうかと考えたのが
旅の発端です。

年末なんか混んでいて取れないだろうと旅行者に連絡したら、案の定取れないといわれ、やっぱりな
と電話を切ろうとしたら、飛行機会社を変えれば取れるかもしれないので、また電話すると言われ
こちらの電話番号を知らせておくと、すぐ電話があり、取れるというのです。そして、ツワー料金
が値上がりして、NBAの席もせっかく行くのだら一番上のほうの標準席から取れるだけ一番良い席を
とれと命じると、それも2万円プラスで確保できました。

これは考えてみると普通の売値の160ドルが最高値段ですから、結構手数料値段が含まれていることに
なります。それでもツワーだから取れる席というのがどうしてもあるのは、私も旅行業にかかわって
いた事があるので、この年末に飛行機とホテルとNBAの席をまとめて確保できるのは、やはり旅行社
以外難しいのです。旅行業はアポイント産業で口入やと同じでいつも入れ込んでいる実績により
部屋や飛行機の席は確保しているものです。激混み人気の観劇もプラチナチケットも業者は持って
いたりします。

値段は、私が想像していた値段より安いので、グレードアップしてもかなり予算的にあまりました。
と言っても後で現地でかかる観光費や食事やお土産代を考えるとそんなに手持ちが残らないと後で
解りました。現地で一日85ドルと見ましたが、食事をよくするとどんどんお金はなくなります。
さらに、予定外の出費というのが必ず旅には付き物で、アクシデントに耐えられる体力はすなわち
財力、懐の厚みによります。今回楽しく旅行できたのも多めに持っていったドルや事前の情報により
NBAの試合を見るという本来の目的も達成するとともに、L.Aも満喫できたと思います。

L.Aでは、どこに行っても日本人がいるほど旅行者が多くいましたが、私達の様に試合という大目的が
あるからいいですが、この時期の西海岸は雨季に入っていてあまり観光向きではありません。
各テーマパークはガラガラです。しかし、ミーハーが集まるハリウッドのようなところは人でいっぱい
です。この人達も雨にたたられた観光をしたのかと思うとちょっと気の毒でした。
雨季と言っても半端な降り方じゃなくまさしく嵐の中の観光だったのです。
それにホテルは、絶対ダウンタウンに取るべきではないと思います。旅の目的にもよりますが、
ビルの集まるダウンタウンに旅行者に優しい機能があるわけじゃなし、買い物にわざわざ来ている
人もいるらしいですが、買い物も日本のほうがはるかに買いやすく、物も豊富で飛行機代と時間を
かけてくるところではありません。それに、買い物より他に見るべきところがあります。

ツアーだとどうしても最初に説明会というのがあり、色々旅のこれからを説明してくれるのはもちろん
ですが、最大の目的はオプションツワーの売り込みなので、テーマパークが目的の人意外その説明を
まじめに熱心に聞く必要はありません。あまりそっけなくすると現地職員の受けもよくなくなり
世話をかけそうな人は、それなりの態度と参加をした方が良いでしょう。しかし、移動だけなら
地下鉄でオプションツワーの代金の1/100でいけるのです。私たち以外全ての人がほとんどなんかしらの
オプションを申し込んだようです。

私は、すでにNBAをグレードアップさせているのでこれはこれでかなりのオプションのはずです。
200ドルなんてツアーはありませんから。滞在中ホテルのインターネットを使わしてくれるところは
かなりあります。それに、メールは空港からでも打てるし、ネット環境は意外とよいと思いました。
私の泊まったホテルから、そのネットを無料で使わしてくれるところまで歩いて5分だったのですが
天候が嵐だったし、夜は試合を見に行ったので、まるで使いませんでした。

コラテラルでついこの間、L.Aの街を見て回ったような感じだったので、映画の場面を実際に目にして
みるとなんか不思議な感覚です。オプションツワーでの売込みでは、実際の映画で使われたブリティーウーマンの
モーテルとかターミネーターの現れたゲーセンとかインデペンデェンスのビルとか言ってましたが、
最近も舞台になっているんですよ。映画のロケ地なんか見るより、実際の今の現地を見れば、どんな
ところか映画のとギャップの方が印象に残り、現実の街にかなり衝撃を受けます。
街が汚いし、乞食だらけでいつ人に襲われるかという寂れた感じです。そんな街を日本人の若い女性
だけのグループやカップルがいかにも旅行者ですという感じで歩いていて平気かこいつらと心配して
しまいました。

だいたい今の時期ダウンタウンの街の中をうろついているのは、日本人の旅行者くらいです。
驚いたのは、私がスーパーで買い物していたら日本人の団体が入ってきてガイドが色々説明して
ここで並べとか金の払い方とかそんなことまでやってやるのかという一団を見たときでした。
これだとめしも全部注文してもらうか、決まったものを食べるんだろうと思いました。ひとそれぞれ
ですからいいのですが。

私は、アメリカで本場のステーキをそれも肉汁が滴る厚いビフテキを食べたいと思っていました。
ホテルの近くにいつも行列ができているステーキ屋さんがあり、そこを狙っていたのですが、予約や
行列が苦手なので、最初の日に行ったパサディナのグリルに寄りました。そこでステーキを注文したら
量はともかく味はがっかりでした。どこのどんな肉かも解らないような粗末な感じのしたものでした。
それでも店のサービスと接客態度はフレンドリーで、とても良いものでした。チップを払うと意外そうな
感じでした。
ツワー説明会やガイドッブックでは必ずチップを払いましょうとその額まで書いてありますが、
現地の人がそのように払っているか疑問です。というのは、私が行ったレストランでは、どこでも
お釣りを払う素振りを見せて、きっちりお釣りを出すのが当たり前という感じを受けたからです。
もちろんコンビニやスーパーでもきっちりお釣りは出てきますが、レストランだけがチップがいるのか
そもそもその習慣が段々なくなろうとしているのか定かではありません。概ねいえることは、向こうの人は
必ず親切に感じよく接し様としているということです。それに引き換え日本人は、下手な発音を
そのまま通そうとしたり、御礼の言葉やプリーズのひとことがなかったりします。これは日本人の
評判を落とす原因になります。表情も乏しい上に礼儀も知らないと思われていると思います。
だからチップを大目に払うように旅行業界やガイドブックは誘導しているのではないかと考えます。

ガイドブックに有名とか評判なんて店はどこもうまくないので期待しないことです。だからと言って
スタバやバーガーキングなどのファーストフード店で食事するのはつまらないことです。なるべく
現地でしか食せない物を食べ、現地の人が食べているものを食べてみないと旅の醍醐味は味わえません。
そんなわけで、私はステーキを食べたし、ロブスターも食べたし、チャインナタウンのカニも食べました。長くなったのでまた次回。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 無事L.A到着 | トップ | 録り溜めビデオ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々のこと」カテゴリの最新記事