NBAオールスター

Toyota Center, Houston,TX
2006.2.19

FINAL 　1 　　2 　　3　　 4 　 T
East 　　28　 25　 41 　28 　 122
West 　　28　 42 　27 　23 　 120
年々つまらなくなっていくように感じるオールスターゲームですが、
シャックがふざけすぎていたり、コービーやカーターが目立とうと
張り切り、いくらダンクを入れてもゲームとしては詰まりません。
ところが今シーズンは、お祭りで手抜きなディフェンスの見せ場
作りのやらせゲームが、最後の方はシーズン中と変わらず勝つか
負けるかの勝負に変わってきてこれは楽しめました。

最初の方は、ゴール下で平気でボールを持たせてもそのまま
打たせてしまう事が多く、またゴール下で何秒とどまろうと何歩歩こうと
バイオレーションを取らないのですが、ゲームがしまってくるとジャッジも
普通にダブルドリブルやトラベリングを取り出して俄然やる気が
出てきます。カーターにダンクさせようとボールを何度があわせましたが、
合わなかったり、自身のゴール下へ切れ込むプレーも決まらなくて
アイバーソンは、段々ボールに触ることやシュートに行くことも
少なくなりました。その結果、ボールを支配したのはレブロンでした。

積極的なスチールから外や中どこからでも点をとりに行きます。
安定したショットと的確なポジションどりで無理のないシュートを
重ねます。下手に目立とうとかダンクやアリウープを繰り返さず
点をとりに行く確実なプレーがボールを集めました。アイバーソンは
見せ場を作れず残念です。コービーも昨年ほどではなく、動きで
やはり次世代の若い人達が元気です。ウェイドやマグレディなどが
良く、カーターはもう年寄という感じです。コービーもすごいけど
最後の締まったゲーム展開では使えない感じです。レイアレンで
さえ、華麗なプレーに見えないのですから、オールスターもすごい
レベルになってきました。

ピストンズの選手が一気に出るとお祭り騒ぎがバスケットにもどる
ようで、20点差が逆転されたり、ピストンズの選手でボールをはやく
回して得点するのを見るとバスケットはこれだなあと思います。
個人技でいくらスーパープレーを見せられても曲芸じゃあないんだから
つまらないのです。それにシャックのようにふざけすぎも鼻につきます。
選手のインタビューもみんな言うことが同じです。他に言うことないのか。
シャックのインタビューなどつまらなすぎておかしかった。ダンカンは人柄
が出ていました。地味で基本しかやらないつまらない男でも、オール
スターに出て仕事をする。私生活でもいい男なんでしょう。