King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

なくなるとほしくなる

2013年02月17日 10時32分10秒 | 珈琲
ニカラグアのラスプリッサス農園は終売となりました。

いつもそうですが、なくなるとあの豆がほしいのですがという注文が
あります。

ニカラグアはここの所色々な豆が出ており、豆種も精製方法も
色々で、ニカラグアだからこうという味のイメージにとどまりません。

ニカラグアエルレクリオとリモンリショブルボンが当店にもありますが、
普段飲むにはエルレクリオで十分でしょうし、深く甘い珈琲ならリモンリショの
方がいいでしょう。

ただ、ラスプリッサス農園のようなスペシャルティグレードでカッピングポイント
の豆はいくらであるような感じの市場の状況で、高級豆の醍醐味をもっと
味わえるような品ぞろえにした方がいいのではという感じもします。

というわけで、今ラインナップの見直しともっと安くておいしさを感じられる
豆の充実を目指して仕入れをしています。

今週はそんなわけでエクアドルの豆を焼いておきました。

これは最初飲んだ時にどこまでも済んだ湖面の水面が静かにどこまでも
広がっている光景を思い浮かべさせてくれました。

すっきりとしていて、広く真っ平らな味なのです。

何の不純物もないようなきれいな味という感じです。

高地で無農薬で育てられたという素性の良さがこの水平に広がる静かな湖面の
ような感じを想起させるのでしょう。

杉本博司の湖面の写真をイメージさせます。

ただ、あの写真は二色しかない画面からいろいろなイメージを想起させるのに
対してこの珈琲は逆にこちらの心を静めてくれます。

その平らな湖面をたどっていくうちに心も同じように静かに平らに広がっていくのです。

ラスプリッサス農園のニックネームはそよ風でした。

そのさわやかな香りと柔らかな風味に午後の風に吹かれるような心地よさがあり
ました。

香りに癒され味に癒されということならまだまだ紹介したいものがあります。

ぜひ試飲にいらしてみてください。

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