King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

模索する朧な霧のかなた

2016年04月04日 11時19分03秒 | 珈琲
今月のブレンドのテーマは四月ということで春霞や霧の中であり、
その中にあるものとか浮かぶものです。

それは珈琲では鉄もしっかりとあるベースの味であり輪郭です。

人はそれをコクだとかボディの厚みとかチョコ感とかいろいろな名で表現し
味てあるのに形作る外骨格がそこにあるかのように表現してきました。

まあその味を知るには一番手っ取り早くブラジルの豆をよく知れば一番
よくイメージできるでしょう。

よくあるブラジルのちょっといい豆というと大粒の手摘みした豆ということになります。

さらにそれに希少性とか物珍しさからブルボン種があり、中でもアマレロは
よく取り上げられます。

中米の豆はこのブルボンがほとんどで昔から親しまれまれているわけですが、
このブルボンも幻のブルボン種として近年よく宣伝しているものと一般のもの
とはちょっと違い、スペシャルティの世界の特別なブルボンというのは原種に
近いものであり、最近のハイブリッドとかロブスタに接ぎ木したものとは
違うこのとされます。

実際の産地として豆の良さから言ったらこの最近の接ぎ木したものの方が
よい豆であるのに、昨今は希少性がもてはやされ味より手に入りにくさを
優先していところが見受けられます。

こういうのは検証するのに費用が掛かり困った傾向なのですが、でもこれは
一応味の見極めをつけておかなくてはいけないとブルボンの違いを調べること
になります。

手摘み完熟でもそんな高くなく質がいい豆というのがブルボン種でもあれば
いいのですが、無名でなおかつ味がいいというのを探すのはなかなかないのです。

今年のブラジルは大粒豆が少なく品質が良くないというのが通説で、他の産地も
小粒豆ばかりが目立ちます。

大粒豆の代表のバカマラもよいものがなく、しばらくブラジルの大粒豆で
しのぎたいと思い手当てしています。

手に入り次第、今月のブレンドの見直し取り入れられればそれに置き換えていきます。

とそんな予定ですが、その前に今週の水曜と木曜は臨時休業になります。

お手持ちの豆が少ない方は早めにご連絡ください。
コメント
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