ご馳走続きの年末年始。消化吸収するのも胃腸に負担を与えます。
ってことで、漬物とかもいいですが、ちょこっとだけ銀杏。
これって、食べてしまうのは「あっという間」なんですが、作るとなると大変です。まず、神社とかの境内で拾ってこないといけません。銀杏って山に自然に生えてる木じゃないんだよね。案外何気に見てるけど。その由来は、ここで書けるほど簡単じゃないので、興味のある人は検索!
拾ったら種と身を分けて、種は何度も何度も洗って、それから日に干してという作業工程。十分に乾いたら炒って、アツアツのうちに割ります。岩塩を砕いてかけて出来上がり。
封筒に入れてレンジでチン!って方法もありますが、爆発したりで熟練しないとうまくいきません。
むかし父が山でクルミや山栗を拾ってきたのですが、それも口に入るまでにはいろいろと手間がかかったのを思い出しました。木の実を取って食べるのは、なかなかに大変ですが、むかしの日々の生活はそんなものだったように思います。
今の時代も日々の食には、いろんな人の手間と暇がかかってますね。そんなことを思いながら、一食一食を感謝していただきます。
蕎麦が食べたい、という孫に、種を分けて貰って畑に撒き、収穫までの期間と、乾燥させて挽く作業と、そこから練って切って茹で上げる。その長かったことにすまなさを感じて、蕎麦の旨さよりも祖母に言わなければと心で思いました。蕎麦も、春と秋収穫があるのも、初めて知りました。
まあ、むかしには戻れないんですが、すこしでもその辺を思い出してみるのは、いいことだと思います。