しこたまらいふ

岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

まずら 【方言】

2020-06-24 | 岩手県奥州市の方言

私は、ブドウを食べるときに皮も種もそのまま食べてしまうのですが、ある日の事、ブドウを食べていたら、バーさんに尋ねられました。

「なんたら、ぶんど かわまずらくのが?」(あれ!ブドウ皮ごと食べるの?)

「んだ、皮まずらくど、体さいんだよ。」(そう、皮ごと食べると体にいいんだよ。)

奥州市辺りでは、(〇〇ごと)というときに「〇〇まずら」を使います。

語源は、いろいろ調べてみたんですが、よくわかりません。

北東北一帯では、「もんずら」「むんずら」「まんずら」とも表現するようで、「むんず」+「ら」が語源であれば、古語の(掴む)意味ですからあながち外れてもいないような気がします。「ら」は、卑下とかおおよその意味があります。

 

用例

「ばんつぁ デパートさ 買い物ふぐろまずら わせできたんだど」

(御婆さん、デパートに買い物を袋ごと忘れてきたそうです。)


 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« け く かね?【方言】 | トップ | ぼんこ しっこ 【方言】 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

岩手県奥州市の方言」カテゴリの最新記事