しこたまらいふ

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「奥州・平泉郷土史 無料ガイド」始まる 衣川荘

2012-09-14 | 平泉・奥州観光
次の記事が、胆江日日新聞に載ってました。すばらしい眺めなんで、特に新緑や紅葉の時期なんか行ってみるといいかも。衣川は、むかしむかし西行法師の尋ねた歌枕の地。なんか良いなぁ。しかも無料です♪

衣川荘は、平泉・前沢インターから5分、中尊寺も車で5分程度、平泉観光の宿泊・ホテルにおすすめ。前沢牛のついたランチも割とお安くいただけます♪

***ここから***
「奥州・平泉郷土史 無料ガイド」(市商工観光部主催)は7日、衣川区の国民宿舎サンホテル衣川荘6階の北天展望室で始まった。同室からの衣川・平泉の眺望を生かし、市世界遺産登録候補地ガイドの会(大内浩生会長、会員32人)が地域の歴史を解説。初日は市民ら12人が集まり、会員が語る歴史物語に耳を傾けた。

 同ガイドは開催中のイベント「東北観光博」で、衣川荘が「旅の駅」に、同会が「地域観光案内人」に認定されたことから企画された。毎週金土曜日の午後4時半から同5時まで、会員が展望室の景色にまつわる歴史や逸話を語る。実施期間は来年の3月末まで。(土曜日のみに変更になっています。)

 初日の案内人は、同会発足当初からのメンバー・後藤和夫さん(60)=水沢区上姉体三丁目。平安時代の前九年合戦で衣川を戦場とした安倍氏や、隣の平泉を本拠とした奥州藤原氏などについて説明した。

 「安倍氏は当時、太夫(たいふ)と呼ばれていた。これは国の官職で5位以上の呼び名。地元の官人ながら鎮守府将軍に近い位にあった」など、一般の古代史では触れない内容も紹介。参加者の関心を引いた。

 胆沢区小山字北昼沢の農業新田二雄さん(82)は「この素晴らしい眺めを見ながらだと、話が分かりやすい。本で読んで想像するのと違い、一目瞭然。ガイドさんの話も面白く、昔の時代は進んでいたのだとあらためて感じた」と景色を見つめる。

 語り終えた後藤さんは「30分という時間に合わせ、お客さんの反応を見ながら話題を変えていくのが難しい」と汗をぬぐい、「この場の眺めが、皆さんに奥州の歴史に興味を持ってもらうきっかけになれば。そのためにもあまり難しくなく、くだけた内容でやっていきたい」と笑顔をみせていた。
写真=展望室から風景を史料に、衣川の歴史を語る後藤和夫さん(右奥)。初回は特別にベランダで眺めを楽しんだ
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