プカプカプク日記 ~Life is Trip~

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あきない世傳金と銀〈十三〉大海篇

2023-04-17 | プクニの本棚
『あきない世傳金と銀 13』高田郁/角川春樹事務所(2022/8)

宝暦元年に浅草田原町に江戸店を開いた五鈴屋は、
仲間の尽力を得て、一度は断たれた呉服商いに復帰、
身分の高い武家を顧客に持つことで豪奢な絹織も扱うようになっていた。
だが、もとは手頃な品々で人気を博しただけに、
次第に葛藤が生まれていく。
吉原での衣裳競べ、新店開業、まさかの裏切りや災禍を乗り越え、
店主の幸や奉公人たちは「衣裳とは何か」「商いとは何か」、
五鈴屋なりの答えを見出していく。
時代は宝暦から明和へ、
「買うての幸い、売っての幸せ」を掲げて
商いの大海へと漕ぎ進む五鈴屋の物語、いよいよ、ここに完結。
~内容紹介より

とうとう完結編。
8ヶ月待ってようやく図書館から回って来ました!
待ちくたびれて、読み出してもすんなり頭に入らず、
しかし、どんどん引き込まれて2日で読了。

スピンオフの特別編上下2冊がまだ出るらしいので
完結したとはいえ、寂しくは無いですね。
特別編は結の話しなのかなぁ~と、想像します。
二人共40を過ぎた姉妹。
簡単に仲直りして終わらなかったのも良かったと思います。
それか尻切れた佐助の話しか、
はたまた”金と銀”の最後に意味が解った賢輔のことか・・・

それと、
江戸時代中期、名古屋の「いとう呉服店」の
第十代店主だった宇多さんを知ったことで書こうと決めた
シリーズだったと最後に知りました。

15歳で七代目店主に嫁いだ宇多さんは、
夫との死別により十年足らずの間に
七代目、八代目、九代目と夫婦になり、
九代目亡き後自ら十代目を継ぐと。
明和五年(1768年)に上野にあった呉服商「松坂屋」を
居抜きで買い上げたあと、
幾度も火災に見舞われますが、
店の再建ばかりではなく、
被災者支援に力を注がれたそうです。
と、そう、幸のモデルの方がいらっしゃったとは

あ~、早く特別編も読みたい。





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