２００７年８月３日（金） 朝刊 １面
【東京】仲井真弘多知事は二日、小池百合子防衛相と防衛省で会談した。小池氏は、米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設について、「沖縄の海を守ることに力点を置いている」と述べ、環境への配慮を強調。名護市が求めているＶ字形滑走路の沖合移動について、海域の埋め立て面積が増加することから、難色を示したものとみられる。
小池氏 . . . 本文を読む
2007年8月3日 紙面から
自民党は二日、参院選惨敗を受け、総括委員会（委員長・谷津義男選挙対策総局長）の初会合を開いた。月内の総括取りまとめを目指す。各派閥からは「小泉政権下で広がった格差問題が自民党離れを加速させている」といった敗因分析が出されている。執行部は地方対策の見直しを中心に、選挙対策の見直しを進める方針だ。 （東条仁史）
同委員会は、茂木敏充筆頭副幹事長、宮路和明組織本部 . . . 本文を読む
2007年08月03日08時49分
「街頭では、とても『美しい国』なんて言えませんでした」。参院和歌山選挙区で当選し、１日から官邸での業務を再開した世耕弘成首相補佐官（広報担当）は、復帰早々に安倍首相に苦言を呈した。世耕氏は「美しい国づくり」国民運動の担当でもあるが、苦しい選挙戦を経て軌道修正を迫ったものだ。
首相は、地方遊説のたびに「美しい国」をアピールし、「地域の活力なくして国の活 . . . 本文を読む
小池百合子防衛相は３日の記者会見で、テロ対策特別措置法の延長問題で民主党が求めてきた自衛隊派遣に関する国会の事前承認について「国会がチェック機能を果たす観点から１年ごとの（法改正による）延長という仕切りがある。今の制度でも十分役割を果たしている」と述べ、必要ないとの考えを示した。
過去３回行われた延長で、民主党は事前承認や十分な説明がないことを理由に反対してきた。小池氏は、国会への説明につい . . . 本文を読む
参院選で大勝した民主党は、これまでの「国会より選挙優先」の態勢から「国会での政策対決」へ切り替える方針だ。参院に政府与党と異なる民主党独自の考えを盛り込んだ法案を次々に提出して通過させ、安倍内閣に突きつける作戦。
秋の臨時国会は０８年度予算編成の真っ最中。予算にくさびを打ち込む法案を集中的に提出し、来年の通常国会での予算案否決につなげ、衆院解散・総選挙に追い込む布石とする。テロ対策特別措置法 . . . 本文を読む
（Dr.北村 ただ今診察中：第134話）
瀉血（しゃけつ）と言った方がいいかも知れません。「リストカットは人にバレちゃうから」というのがTちゃん（１６歳）の言い分です。診察を進めていくと、静脈に針を刺したであろう内出血の後がくっきりと残っていました。
瀉血とは昔は体内にたまった不要物を血液とともに外に排泄させるために行う治療法ですが、現代の医学ではごく限られ . . . 本文を読む
財務省は２日、０８年度予算で概算要求基準（シーリング）の枠外で扱う重点政策用の要望枠を３０００億～５０００億円規模とする方針を固めた。安倍晋三首相が掲げる地域活性化や成長力強化が０８年度予算の特徴として鮮明になるように、各省庁に関連事業の要望を出させる。
６月に閣議決定した「骨太の方針０７」には、成長力強化、地域活性化、環境立国、教育改革などが重点政策として盛り込まれた。安倍首相は０８年度 . . . 本文を読む
内閣府の「景気動向指数研究会」が参院選翌日の先月３０日、０２年２月に始まった今回の景気拡大が昨年１１月でいざなぎ景気（６５年１１月～７０年７月）を超え戦後最長となったことを確認した。その後も、景気拡大は続いており、８月で５年７カ月になる。
安倍晋三首相は参院選前から、自ら官房長官や自民党幹事長として中心的な役割を果たした小泉純一郎前政権以来の改革路線が、経済を活性化してきたことを繰り返して . . . 本文を読む
民主党の小沢一郎代表が国民新党幹部に対し、参院会派「民主党・新緑風会」との統一会派結成を打診していることが２日分かった。両党関係者が明らかにした。小沢氏は参院で４議席を持つ国民新党や野党系無所属議員と統一会派を組むことで議席数を過半数（１２２議席）に少しでも近づけ、参院運営の主導権を確保する狙いとみられる。国民新党は対応を慎重に検討している。
参院は民主党の大勝で野党が過半数を確保したが、 . . . 本文を読む
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