年金、医療、介護に使う社会保障給付費が25年には141兆円になるとの厚生労働省の推測について、対GDP(国内総生産)比でみると19%で、03年時点の先進7カ国(G7)と比べても最低レベルの額にすぎないとの試算を、権丈(けんじょう)善一・慶応大教授(医療経済学)が示している。社会保障費の膨張が問題とされているが、日本が各国より少ない社会保障予算のまま超高齢社会に突入することを示す結果で、権丈教授 . . . 本文を読む
◇「大学教授に」転身願望広がる
年金記録漏れ問題に続き、後期高齢者医療制度でも厳しい批判を浴びた厚生労働省の官僚たち。今後は国家プロジェクトと言うべき医療、年金、介護の総合的な社会保障政策の立案を担わねばならない。ところが官僚たちは社会保障も聖域としない小泉改革の継承と、少子高齢化による必然的な負担増のはざまで方向性がつかめず、漂流している。省内には早めに退職して大学教授になろうという転 . . . 本文を読む
(6月22日)
昨年の全国の自殺者が約三万三千人で、二〇〇三年に次ぎ過去二番目に多かったことが、警察庁のまとめでわかった。十年続けて三万人台の異常事態だ。
日本の自殺者は長年、二万人から二万五千人台に収まっていた。一九九八年に一気に八千人増え、三万人を超えたが、背景には不況やリストラ、貸し渋りなどがあった。だが、景気回復後も三万人台のままだ。
政府が昨年、自殺総合対策大綱を閣議 . . . 本文を読む
社説(2008年6月21日朝刊)
享年二十三歳、二十四歳、二十五歳、二十六歳…。異国の地で志半ばで戦死した若き画学生らの死亡時の年齢が並ぶ。二十一歳の名前も見える。沖縄で戦死した者の作品もある。
戦没画学生の遺作を集めた私設美術館「無言館」(長野県上田市)の収蔵作品などを展示する「情熱と戦争の狭間で」が県立博物館・美術館で開かれている。二十九日まで。
東京美術学校、帝国美術学校の . . . 本文を読む
男は体では縛れない。これは恋にまつわる永遠のルールです。
■愛がなくてもセックスができる―。それが男
多くの恋愛経験を積んできたはずの大人の女性でも、本気で誰かを好きになったら最後。途端に「初恋」の頃へと逆戻りしちゃいます! 普段なら簡単に答えが出ることでも、ぐるぐると考え込んでしまいますよね? とくに「彼は私とセックスはしたけど、実際どう思っているの?」なんて考え . . . 本文を読む
下着への意気込みは、旦那様への緊張感に直結
■夫婦ふたりにとって理想の下着とは?
今回は、夫婦ふたりにとって、理想の下着選びについて考えてみたいと思います。
結婚すると、下着を見せる異性はもうだんな様しかいない! となれば、恐ろしいことに下着への「意気込み」は、そのまま「だんな様への緊張感」、そして「自分の女性としての意識」に直結してしまうのです。
上下チグ . . . 本文を読む
自分勝手なSEXをやめて(やめさせて)、Hの相性を良くするには……?
■「自分勝手なSEXをする男」とは……?
今回のテーマは「自分勝手なSEXをする男」のHの相性改善法についてです。教えていただく小倉麻美さんは、「E ONNA いいおんなのためのWebナビゲーション」というサイトの管理者であり、「オーガズム自由自在」という電子書籍の著者でもあります。
――まずは、女性の体を大切 . . . 本文を読む
「すぐセックスすると、軽い女だと見られる」というのは恋の定説? それとも女子だけの思い込み?
■すぐ寝る女は愛される?
30女の恋路を邪魔するモノに、先入観や思い込みというモノがある。「電話番号は女子から聞いちゃダメ」だとか、「男はみんな若くて痩せている子が好き」だとか、「30女はモテない!」とか……。生きているだけで、いつの間にか、さまざまな先入観や思い込みが増え . . . 本文を読む
「僕が求めると間もなく、彼女のカラダ全体が震え始め、『これ以上は止めて』と懇願されるのです」。ポルノ小説の一場面ではありません。先週はセックスを拒否されるという男性(24歳)からの相談をはじめ、セックスが苦痛だという女性からのメールが相次ぎました。
「性を病むニッポン」を実感させられるメールの数々。女性側の言い分もわからないではありません。結婚2年目だというAさん(28歳・女性)は、「旦那 . . . 本文を読む
2008年6月19日(木)「しんぶん赤旗」
“高齢化で財政赤字を招いたから消費税増税”―。福田康夫首相は、社会保障を財政赤字の元凶だとし、消費税増税が避けられないかのように描き出そうとしています。事実をねじまげたとんでもない暴論です。借金の原因をちゃんと見れば、消費税増税に頼らない道筋が見えてきます。(山田英明)
■元凶は大型公共事業
国と地方の借金(長期 . . . 本文を読む
脱「医療費亡国論」/1 かさむ費用
社会保障国民会議であいさつする福田康夫首相(右から2人目)。社会保障財源のあり方を巡る議論はヤマ場を迎えつつある=首相官邸で5月16日、藤井太郎撮影
◇「高齢化」に根拠なし
医療経済学の専門家らが参加し、06~07年に開かれた厚生労働省の「医療費の将来見通しに関する検討会」。委員は口々に、世間が国から聞かされてきた「高齢化で医療費はどんどん膨 . . . 本文を読む
社説(2008年6月18日朝刊)
幼女を連続誘拐し殺害した宮崎勤死刑囚に刑が執行された。
宮崎死刑囚は一九八八年から八九年にかけて、埼玉県と東京都内の幼稚園児二人と小学一年の女児、保育園児を相次いで連れ去り、殺害している。
その際、幼稚園児宅に人骨が入った段ボール箱を届けたり、新聞社にも「今田勇子」名の犯行声明を送付し、社会に衝撃を与えた。
鳩山邦夫法相は「慎重に検討した結果、 . . . 本文を読む
2008年6月18日(水)
一九八八年から八九年にかけて、埼玉県と東京都で、四歳から七歳の女児四人を次々に誘拐し殺害した、宮崎勤死刑囚の死刑が十七日、執行された。
宮崎死刑囚は女児を殺害後、遺体を切断したり、骨を焼くなど、猟奇的な行動を繰り返していた。また遺族宅に骨を入れた段ボール箱を置いたり、新聞社に「今田勇子」名で、挑発的な犯行声明を送り付けるなどの異常な行動は、社会を震 . . . 本文を読む
少年を更生させ、再び犯罪へと走らせないようにする少年法の理念はゆがめられないだろうか。懸念がぬぐえない。
原則非公開となっていた少年審判の傍聴を被害者や遺族に認めるという改正少年法が今国会で成立した。「審判廷が被害者側の報復の場となる恐れがある」と法曹界から批判が出ていた法改正である。
改正少年法は終盤国会の五月下旬から自民、公明の与党と野党民主党の歩み寄りで一気に合意した。「ねじれ . . . 本文を読む